ピアノや子供の声など、部屋の中から出る音を抑えたい。
外からの話し声などの外から入る音を抑えたい。
そんなお客様からの「防音カーテンって本当に効果あるの?」という声は少なくありません。
結論、防音カーテンは効果はあるものの、完全に防ぐことができるわけではありません。
音を防ぐ役割を果たしますが、 期待を込めて購入したのにあまり効果がない!と ギャップを感じてしまうケースがあるのも事実です。
そこで今回は、そんなギャップを感じないためにも 「防音カーテンを購入する上で知っておくべき効果」と 「防音カーテンの効果を高める6つのポイント」を紹介していきます。
購入前に理解していただくことで、防音カーテンの効果を最大限に感じられるはず。また、実際に防音効果を高める対策を行うことで、さらに効果を実感できるでしょう。ぜひ参考にしてください。
もくじ
防音カーテンには一定の効果があります!
防音カーテンには音を遮る効果があります。しかし、すべての音を防ぐというわけではありません。これは、防音カーテンで防ぐことができる音の種類や音の周波数が関係しています。
ここからは公的な試験機関で行われた、防音カーテンの効果検証を基に、防音カーテンの効果をご紹介します。
試験内容は、部屋と部屋の間に防音カーテン、一般的なカーテンをそれぞれかけ、
スピーカーで出力された音が低減するかを計測するという内容になっています。
検証結果は以下の通りです。
※ペッシェ・ドッピオは、防音機能に優れたカーテンです。
防音カーテンは、一般的なカーテンと比較して、どんな周波数でも透過損失が高いことがわかります。
なかでも防音カーテンをかけた場合、一定の周波数から防音効果が高まっていることがグラフから見受けらます。
防音カーテンの効果が強く発揮されるのは、 周波数1500Hz~8000Hz付近の中高音域となっており、 赤ちゃんの泣き声や、ピアノの音などの周波数への効果が最も高くなるということが立証されています。
防音カーテンの仕組みを解説
防音の仕組みはカーテンによって異なりますが、
「生地に特殊な樹脂加工を施し、音の透過率を下げる」
というのが一般的な手法です。
生地の表面にアクリル樹脂などを数層コーティングすることで、 音が通りづらい生地になるということです。
2重で作られたカーテンが、防音カーテンと呼ばれることもあるため、販売元や工場によっても異なるということを理解しておきましょう。
詳細が気になる方は、それぞれのカーテンの遮音性や仕組みを問い合わせすることをおすすめします。
防音カーテンについて抑えておくべき2つのポイント
防音カーテンを購入したい方に向けて、 抑えておくべきポイントを2つ紹介します。冒頭でもお話ししたように、過度な期待は禁物です。 ポイントを理解した上で購入を検討していきましょう。
ポイント① 防音カーテンは中高音に強く、低音や固体伝播音には弱い
防音カーテンが遮る音は、基本的に高音ということを理解しておきましょう。
ピアノの音や赤ちゃんの泣き声、セミの鳴き声などには効果が高く、 生活音や工事の音など、低音や振動して伝わってくる音にはあまり効果を発揮しません。
完全に遮音することができるカーテンは存在しないということを念頭に置いて、 ご自身の防ぎたい音に合った対策が必要になります。
ポイント② 防音カーテンは重い
防音カーテンは、先述したように特殊な加工を行っているため、一般的なカーテンと比較すると、少し重いと感じる可能性があります。
新しく買ったカーテンを取り付ける際だけでなく、 毎日行うカーテンの開閉に影響が出る可能性があります。
私自身はあまり感じたことはありませんが、個人差で感じる可能性があるということを理解しておきましょう。
防音効果を高めるためのポイント6つ
ここからは防音カーテンを買いたい!と感じている方へ向けて、防音カーテンの効果を高める購入方法やオプションなどを紹介していきます。
実践していただくだけで、防音効果は高くなります。ぜひ参考にしてください。
サイズを大きめにする
窓のサイズよりも、やや大きめの防音カーテンを取り付けましょう。
外からの音を小さくするためには、少しでも音が漏れる隙間を減らし、窓を覆うことが重要です。 床のギリギリまでカーテンをかけることで、 音が漏れる隙間を防ぐことができます。
リターン縫製にする
リターン縫製とは、画像のようにカーテンレールの側面まで覆うように生地を折り返す加工です。
カーテンレールの横にある隙間を防音カーテンで埋めることで音漏れを防ぎ、より防音効果を感じることができます。
カバートップを使用する
カバートップとは、画像のようなカーテンレールの上部に取り付けるカバーを指します。
こちらも「大きめのサイズにする」「リターン縫製」と同様に、カーテンレールの上部の隙間からの音漏れを防ぐことができます。
防音カーテンのヒダを2倍ヒダにする
生地の量が多いほど、防音効果が高まると言われています。ヒダの○倍は、「仕上がり幅サイズの〇倍の生地を使用してカーテンを仕立てる」というものです。
例えば、横幅100cmのカーテンの際には、
・1.5倍ヒダであれば、約150cmの生地を使用する
ということになります。フラットスタイル< 1.5倍ヒダ < 2倍ヒダ の順で防音効果が高くなると言われているため、防音効果を高めるために2倍ヒダをおすすめしています。
Bフックにする
少しでも音が漏れる隙間を減らすという点で、Bフックを選ぶというのも防音効果を高める方法の1つです。
カーテンを取り付けるフックは2種類あり、Bフックはカーテンレールを隠すタイプのフックです。カーテン上部からの音漏れを防ぐ役割を担ってくれます。
レースカーテンにも防音機能をつける
カーテンだけでなく、レースカーテンも防音機能が付いたものを選びましょう。
レースカーテンが防音するの?と思う方もいるかもしれませんが、 繊維の間を、特殊な樹脂加工で埋めることで、防音試験をクリアしたレースカーテンも存在します。
防音カーテン、防音レースカーテンの2つを組み合わせることで防音効果を高めることができます。
プロがおすすめする防音カーテン2選
最後に、当店で1番の防音性を誇る防音カーテンと、防音カーテンでも珍しい、軽い防音カーテンをご紹介します。
防音カーテンが欲しいと考えている方にはぴったりなカーテンとなっていますので、ぜひ参考にしてください。
ペッシェ・ドッピオ
当店No.1の防音性を誇る防音カーテンです。外からの騒音、室内の音を漏らしたくない方におすすめです。
防音効果の高い理由は、特殊なコーティングを施した三層構造の裏地です。
この裏地が、音を吸収し防音効果をさらに高めています。 また、表地と裏地の間にできる空気層により「遮音・遮熱・保温」の機能性がさらに高まる役割を果たしています。
オデッセイ
従来のカーテンよりも約40%の軽量化に成功した、防音カーテンをご紹介します。
生地の表面と裏面の間に遮光フィルムを貼り合わせた、サンドウィッチ加工という特殊な加工を用いた、3層構造で防音効果を高めています。
完全遮光、防音、遮熱、保温と多くの機能を持ちながら、軽いというのは他のカーテンにはないオンリーワンの特徴です。
洗濯をする際の取り外しや、毎日の開け閉めの負担が低減されるだけでなく、
カーテンレールへの負担も低減されるのが嬉しいポイントです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、二つのポイントに絞り防音カーテンを紹介しました。
「防音カーテンは効果はあるものの、完全に防ぐことができるわけではない」
「防音効果を高める方法があり、実践できそう!」
ということを理解していただけたのではないでしょうか。
いま直面している、音に関するトラブルを少しでも低減し、ストレスのない生活を送れることを祈っています。ぜひ防音カーテンの購入の際の参考にしてください。
この記事を読んで他にも疑問がある場合は、こちらから無料で窓周りのプロにご相談頂けます↓
・窓装飾プランナー
・インテリアコーディネーター
・リビングスタイリスト
・ライフスタイルプランナー
などの資格を持った経験豊富なプロが、商品の機能性から購入・採寸・取り付け、更にはコーディネートなど何でも親切にお答えいたします! 是非お気軽にご相談ください。
1cm刻みのカーテン通販専門店パーフェクトスペースカーテン館
最短・翌日出荷、全国への出張採寸サービス、土日祝日も営業しているお客様相談窓口、カーテンの無料サンプル請求、各種メーカー商品の取り扱いなどお客様に満足していただけるサービスを提供し続ける日本最大級のオーダーカーテン通販専門店です。5000種類以上のデザインから選べるオーダーカーテンでお客様の理想の窓辺づくりのお手伝いをいたします。
最短・翌日出荷、全国出張採寸、土日祝も営業しているご相談窓口など、お客様に満足していただけるサービスを提供し続けるオーダーカーテン通販専門店です。お客様の理想の窓辺づくりのお手伝いをいたします。