思い切ってカーテンからブラインドに変えてみたいけど、買って失敗したらヤダ…。
そんな悩みを抱えていませんか?
引っ越しの機会などに、思い切ってブラインドに変えてみたいけど、そもそもカーテンとブラインドの違いがよく分からない…。
というのは当店で良くお受けするご相談です。
カーテンとブラインドは一概にどちらが良いとは言えず、それぞれメリットやデメリットが存在しており、どちらが合うかは人それぞれ。
そこで今回はカーテンとブラインドを取り扱う販売店のプロが、どちらを選んだら良いのか、メリット・デメリット・選び方・注意点などを解説していきます。
普段お客様からお問い合わせをいただいた際に、実際にご案内している内容を元に解説していきますので、この記事を読めば悩みは解決!
窓周りが決まれば、お部屋は一気に快適になります。
是非最後までお読みくださいね!
機能性はカーテン、おしゃれさはブラインド!4つの視点から比較
カーテンとブラインドどっちにしたらよいの?
とご相談を受けて、真っ先に回答するとすればズバリ
「機能性はカーテン、ブラインドはおしゃれさ」
です!
とは言え、その他細かい部分でブラインドが優れている要素があったり、カーテンが優れている要素があったりとまちまち。
そこで、今回は購入の際に最も重要なポイントである
②機能性
③デザイン
④お手入れの手軽さ
の4つから、それぞれのアイテムを比較していきます。
①【価格】実は僅差でブラインドが安いが大差なし
意外に思われるかもしれませんが、カーテンとブラインドで安いのはブラインドです。
以下によくある家庭用窓の大きさである200×200㎝で、カーテンとブラインドの平均的な価格を算出いたしました。
ドレープカーテン(厚手) | 13,000~80,000円 |
レースカーテン | 9,000~38,000円 |
ブラインド | 20,000~100,000円 |
一見ブラインドが高く見えるかも知れませんが、カーテンは一般的に厚手のもの(ドレープ)と薄手のもの(レース)の2つを用意します。
その分、値段がかさばることで、ブラインドよりも価格が高くなります。
とは言え、そこまで大差はなく、アイテム次第な部分はありますので、あまり価格に差はないと覚えておいて良いでしょう。
ただし以下のようなパターンでは、カーテンの方が圧倒的に安くなります。
・レースカーテンとドレープ(厚手)カーテンのどちらかしか購入しない
・カーテンとウッドブラインドで悩んでいる
基本的にウッドブラインドは価格の水準がやや高めなので、カーテンとレースカーテンのトータルの金額よりも高くなるのが普通です。
②【機能性】カーテンが圧倒的
機能性に関してはカーテンの方が圧倒的に多く、ブラインドは太刀打ちできません。
まず窓周りのアイテムに求められる機能に関しては、以下のようなものが代表的です。
遮光性、保温性、紫外線カット、防音性
これらの全てでカーテンが勝っております。
というのも、ブラインドにはスラット(羽)の間に隙間があるからです。
この隙間から光や熱、音が漏れてしまいます。
構造上どうすることも出来ない部分ではあるので、カーテンが圧倒的に機能性では優るという結果になります。
更にカーテンは生地自体に遮光性や保温性のある素材を使用することで、更に機能性をパワーアップさせることも出来ます。
ブラインドのこれらのデメリットを解消し、少しでも機能性を向上させるには、以下のような対策方法が存在しています。
【ブラインドの機能性の対策方法】
②ラダーテープタイプのブラインドを選択する
③ブラインドの紐を通す穴が狭いタイプのものを選択する
④窓を覆うような取り付け方法(正面付け)にする
これらの対策を講じることで機能性を向上させることが出来ます。
とは言え、それでもカーテンに勝ることはありませんので、機能性は譲れないというのであればカーテンを選ぶのが良いでしょう。
▼スラットの幅が広いブラインドはこちら
▼ラダーテープ仕様のブラインドはこちら
▼紐を通す穴が狭いブラインドはこちら
③【デザイン】はブラインド一択
デザインに関しては、ブラインドが圧倒に勝っています。
ブラインドはデザイン性に優れ、ブラインド単体でおしゃれさを感じるほど洗練されたアイテムです。
これを部屋に付けるだけで、部屋全体のおしゃれさがグンとアップします。
部屋のおしゃれさというのは面積の大きい窓周りの部分でかなり変わる部分もあり、ブラインドを付けただけで洗練された印象に変わることもあります。
④【手入れ】意外にもブラインドの方が簡単
手入れに関しては、意外にもブラインドの方が簡単です。
・カーテン➡表面のゴミやホコリを粘着カーペットクリーナ(コロコロ)で取る
・ブラインド➡ハンディモップで表面を拭く
普段のお手入れに関して一見大差がないように見えますが、吊るしてあるだけのカーテンの表面のゴミをコロコロで掃除するのは中々大変です。
一方ブラインドの表面のゴミやホコリに関してはハンディモップで少し拭くだけで簡単に落ちます。
・カーテン➡取り外して洗濯機で洗濯(※ウォッシャブル機能付きのものだけ)。
・ブラインド➡アルミ製のものは水拭き。ウッドはハンディモップ。
季節ごとの掃除に関しても圧倒的にブラインドの方が楽です。
素材が布であるカーテンは汚れやすく定期的な洗濯が必要です。
その際に、カーテンレールから外す必要があり、高さによっては脚立などを用意する必要も出てくるため、手軽に行える作業ではありません。
しかもレースカーテンも付けているのであれば、2枚分洗濯する必要もあるため、その分手間がかかります。
一方アルミブラインドの場合は水拭きが出来ます。
スラット(羽)の隙間を拭いていくのは大変に感じるかもしれませんが、軍手などに水を含ませて拭くなどすれば簡単に水拭きが完了します。
ウッドブラインドは基本的に水拭きは出来ません。
しかし普段のお手入れをきちんと行っていれば、十分に清潔さを保つことが出来ます。
カーテンが向いている人
ここまでの内容を総合して、どんな人がカーテンが向いているのか説明していきます。
①機能性を最優先したい
遮光性や保温性など、窓周りのアイテムの基本的な機能を重視したいというのであれば、カーテン一択です。
その他にもカーテンには防炎、遮音、UVカット、ウォッシャブルなど様々な優れた機能が近年登場しており、カーテンによって室内の様々な環境問題を対策することが出来ます。
②沢山のデザインやカラバリの中から選びたい
カラーバリエーションの豊富さや柄などのデザインの豊富さはカーテンの方が圧倒的です。
水玉やストライプといった定番の柄から、世界的に有名なデザイナーが監修したものまでバリエーションは様々。
自分の好みの1枚を選びたいというのであれば、カーテンを選択しましょう。
③とにかく安いのが良い
価格の部分でお話しした通り、全体的な値段の水準はブラインドの方が安いです。
しかし最安値という観点ではカーテンの方が勝っています。
とにかく安いものが良い!というのであれば、カーテンをお勧めします。
最近では100円均一でもカーテンの取り扱いがあります。
機能性は捨てることになりますが、激安品が欲しいのであれば、こういったところで購入するのも手です。
④操作性を重視している
カーテンは開ける閉めるしか操作がないので、とにかく簡単です。
一方ブラインドは、昇降コードでスラットの上げ下げと羽の角度の調整をします。
機械が苦手な方はこの昇降コードの取り扱いで苦戦する場合があります。
また大きなサイズのブラインドは昇降コードを引っ張るのに力がいることもあるため、大きな窓で操作性を重視するのであればカーテンが断然おすすめです。
⑤子供がいる
お子様がいる場合は、カーテンを選びましょう。
ブラインドを操作する昇降コードは、子供がいじってしまう危険性があります。
それだけではなく、過去には昇降コードが子供の首にからまり死亡事故に繋がるケースも出ています。
子供の安全性を考えるのであれば、ブラインドは辞めておきましょう。
ブラインドが向いている人
ここまでの内容を総合して、どんな人にブラインドが向いているのか説明していきます。
①デザイン性を重視している
デザイン性に関しては、ブラインドはカーテンにはない魅力があります。
ブラインドは部屋に一枚付けるだけで、一気に部屋が洗練された印象になります。
②細かく調光したい
お話しした通り、全体的な機能性に関してはカーテンが勝っています。
しかし「調光」の機能に関しては、ブラインドの方が優れています。
カーテンは開ける閉めるの2択しかありません。
対して、ブラインドは羽の向きを細かく調整することで、室内に入る光の量を細かく調整することが可能です。
部屋の明るさを細かく調整したいのであれば、ブラインドがおすすめです。
ブラインドに乗り換えたくなった時は取り付け出来るか必ず確認する
もしここまでの内容を読んでブラインドにしたいと思ったのであれば、取り付け方法に注意する必要があります。
カーテンはカーテンレールさえ付いていれば取り付け可能で、基本的にほとんどの部屋や住宅で問題なく付けられます。
一方でブラインドは場合によっては取り付けが不可能なこともあります。
ここではブラインドが取り付け出来ないパターンについてご説明いたします。
取付不可能な場合①賃貸にウッドブラインドを付ける
ウッドブラインドは重量があるためカーテンレールに取り付けできず、壁に直接取り付ける必要があります。
賃貸では壁に穴を開けることが禁止されているので、必然的にウッドブラインドを導入することが不可能となります。
取付不可能な場合②窓周りの壁の下地が不安定でウッドブラインドを付ける
仮に賃貸ではなく持ち家の場合でも、窓周りの壁の下地が不安定だとウッドブラインドを固定するビスが安定しません。
そのため落下の危険性が発生するため、取り付けすることは不可能となります。
もしウッドブラインドの取り付け自体は可能でも、必ずしっかりとした下地があるか確認しましょう。
取付不可能な場合③そもそも工具を扱うのが苦手
ウッドブラインドアルミブラインドに関わらず、ブラインドの取り付けは工具を扱うため少々難易度が高くなります。
説明書を見ながら工具を使い取り付けすることに抵抗があるのであれば、取り付けが簡単なカーテンを選択するのが良いでしょう。
もし「取り付けするのが自分で無理そうだけど、どうしてもブラインドを付けたい」というのであれば、プロにやってもらうという方法もあります。
まとめ
カーテンとブラインドどちらにも特徴や魅力があるのがお分かり頂けたかと思います。
どちらも一長一短で、どちらが自分に適しているかは人それぞれ。
窓周りに何を求めているのか今一度整理して、最適なアイテムを選んで頂ければと思います。
パーフェクトスペースカーテン館では、カーテンとブラインドどちらも業界最多クラスの品揃えです。
お部屋を快適にする優れた機能性が付いた物から、当店だけのデザインの商品など数多く取り揃えております。
購入を検討しているのであれば、是非一度覗いてみて下さいね。
また、この記事を読んでカーテンとブラインドの選び方に関して他にも疑問がある場合は、こちらから無料で窓周りのプロにご相談頂けます↓
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