カーテンを閉めながら換気をすると、空気の流れが悪くなり換気の効率がダウンしてしまいます。
でもプライバシーや防犯の観点から全開で換気するのに抵抗感のある方も多いですよね。
そこで本記事では、カーテンを閉めたままでも効果的に換気をする方法を、カーテン販売店のプロ目線でわかりやすく解説していきます。
記事内で紹介するカーテンを閉じたままでも換気を効率化できる方法を駆使して、快適な室内環境を作りましょう!
もくじ
ドレープカーテン(厚手)を閉めると換気効率が落ちる
結論ドレープカーテンを閉めたままでは、さすがに換気効率は落ちてしまいます。
ドレープカーテンとは、厚手の生地で作られたカーテンのことで、遮光や遮熱、断熱などの効果があるのが特徴です。
しかしその厚手の生地が空気の流れを妨げるため、カーテンを閉めたままですと、どうしても換気効率が悪くなるのです。
カーテンを開けて換気すると、空気の流れがよりスムーズになり、室内の空気を効率的に入れ替えることができます。
ただプライバシー面が気になりカーテンを全開するのは避けたいという方も多いですよね。
そのような場合は、薄手のカーテンに変えたり、換気の時間を長めにしたりするのがおすすめです。
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プライバシーを守りながら換気する方法
先に述べた通りカーテンを開けた方が換気効率は良いのですが、隣の家や通行人から室内が丸見えでプライバシー面が気になりますよね。
カーテンの開け方や種類、付属品などを工夫することで、プライバシーを守りながら換気することができます。
具体的には以下のような方法があります。
・少しだけ開けて換気する
・レースカーテンで換気する
・ブラインドに変える
それぞれ紹介していきますね。
①少しだけ開けて換気する
カーテンを全開にすると、外からの視線が気になりますよね。
そこで、カーテンを少しだけ開けることで、完全に閉めた場合よりも高い換気効果が期待できます。
数センチ開けるだけでも、空気の流れができ、室内の空気を効率的に入れ替えることが可能です。
②レースカーテンで換気する
レースカーテンであれば、閉めたままにしても効率的に換気することができます。
レースカーテンは、ドレープカーテンや通常のカーテンよりも空気の流れを妨げないので、室内の空気を効率的に入れ替えることが可能です。
また、外からの視線を遮る効果もあります。
特に、ミラーレースカーテンや遮像レースカーテンは、外から見ると鏡のように反射したり、模様が見えたりするのが特徴。
通常のレースカーテンに比べてさらに室内の様子が見えにくいというメリットがあります。
ミラーレースカーテンとは、レース生地に光沢糸を織り込んでいるカーテン。外から見ると室内が透けないようになっています。
遮像レースカーテンには、生地の構造上、両面に目隠し効果があります。そのため、昼も夜も室内から外は見えにくいのが特徴です。
レースカーテンで換気する方法は、エアコンや空気清浄機といった電化製品を使わないので、省エネにもなりますよ。
レースカーテンを選ぶときは、種類別の特徴も踏まえて、自分の好みや目的に合ったものを探してくださいね。
③ブラインドに変える
ブラインドなら、羽の向きを変えるだけでプライバシーを確保しつつ、効率的に換気することができます。
ブラインドは、水平に並んだスラット(羽)と呼ばれる板状の部品でできています。
コードやレバーでスラットの角度を変えたり、上下に動かしたりすることが可能。
スラットの角度を変えることで外からの視線を遮りつつ風を通すことができます。
ブラインドは、木製・アルミ製・プラスチック製などの素材や色・柄のバリエーションが豊富。
好みや室内の雰囲気に合わせて選ぶことができる点も魅力です。
ブラインドは、窓の内側に取り付けるのが一般的ですが、外側に取り付けることもできます。
ただし、外側に取り付ける場合は、雨風や直射日光による劣化や変色に注意が必要です。
また、ブラインドは、スラットやコードが絡まったり汚れたりしやすいので、定期的にお手入れをしてくださいね。
カーテンを閉めながら換気した場合、衛生面に注意
部屋を換気することは、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症予防に効果的!
ただし、カーテンを閉めたまま行うと、逆にカーテン自体が雑菌やカビの温床になる可能性があるので注意が必要です。
カーテンの清潔さを保つためには、どのような点に気を付ければいいのでしょうか。
以下に詳しく解説します。
①カーテンの表面に雑菌が付着する
カーテンは、外からのほこりや花粉、室内のハウスダストなどを吸着しやすい素材でできていることが多いです。
長期間放置することで、カーテンの表面に雑菌が付着することがあります。
特に注意したいのが、雑菌の繁殖しやすい高湿(湿度が高い)な季節に窓を開けて換気する時です。
加えて、カーテンが風になびいて、外気中の微生物や汚染物質が付着すると汚れが増える可能性も高まります。
カーテンを触ったり、カーテンの近くで過ごしたりすることで、手や呼吸器に雑菌が移り、感染症やアレルギーの原因になります。
【対策法】
カーテンの表面に雑菌が付着しないようにするためには、定期的にカーテンを洗濯するのがベストです。
洗い方に関しては、以下の記事を参考にして頂ければと思います。
◆ドレープカーテン
◆レースカーテン
②結露した窓にカーテンが触れてカビが生える
結露した窓の水滴がカーテンに付着することで、カビが生えやすくなってしまいます。
特に冬は室内と外気の温度差や湿度差が生じるため、結露が起きやすいです。
加えて、窓ガラスだけでなく、窓枠や壁などにも結露が発生し、カビの原因となります。
結露した窓に触れることで、カーテンは湿ってしまいます。
カーテンが湿ったままだと、カビが発生・増殖しやすいのでご注意ください。
カビは、カーテンの色や質感を損なうだけでなく、カビの胞子が空気中に飛散することで、呼吸器や皮膚に影響を与えることもあります。
【対策法】
カーテンにカビが生えないようにするためには、結露を防ぐことが重要です。
そのためには、以下のような方法があります。
②すぐに水拭きする➡手軽な方法としておすすめです。
③カーテンレールをずらすことで、カーテンと窓の間に隙間をあける
あえてカーテンを閉めることで花粉をシャットダウンする方法
あえてカーテンを閉めることで花粉をシャットダウンする方法は、環境省にも推奨されています。
カーテンには花粉を吸着し、窓からの花粉の流入を防ぐ効果があります。
完全に閉めたままにしても、花粉の侵入を完全に防げるわけではありません。
ただし花粉対策レースカーテンを使用すれば、花粉をある程度キャッチしてくれるので、おすすめです。
窓を10センチ程度開けて換気するときに、花粉の流入を4分の1に減らすことが可能です。
ただし、カーテンは定期的に洗濯する必要があります。
カーテンを閉めることは、花粉を室内に持ち込まないためのひとつの方法ですが、それだけでは不十分です。
室内への花粉侵入の対策には、以下のようなことも行うとよいでしょう。
・外出先から花粉を持ち込まない。玄関で衣類に付着した花粉を払い落とす
・洗濯物を外に干さない。部屋干しや乾燥機を利用する
・換気は早朝や夜間に行う。網戸にフィルターを貼る
・床は水拭きする。掃除機をかける前に拭き取る
・布団は天日干しせず布団乾燥機を使う
花粉症の方は一年中、さまざまな花粉に悩まされる可能性があります。
先述の花粉症カーテンも利用して、しっかり対策を行いましょう。
まとめ
ここまで、カーテンを閉めながら換気の効率を良くする方法を販売店のプロ目線で解説してきました。
カーテンを閉めたまま換気するときは、窓の開け方やカーテンの種類を工夫するとよいでしょう。
以下のような方法を記事内で紹介しました。
・レースカーテンで換気する
・ブラインドに変える
カーテンを閉めたままでも、部屋の空気は効率的に入れ替えられますよ。
カーテンは花粉やウイルスなどの汚染物質を吸着するので、定期的に洗濯したり、交換したりすることが大切です。
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