新築のマイホームを手に入れ、家具もそろえて入居したのはいいものの…
など新居にカーテンをかけてみて、後悔することも。これって失敗なの?何か対処方法がある?と不安になっている方もいますよね。
そこでこの記事では、約1,200件のお客様に対応してきた(2024年1月現在)インテリアコーディネーターにインタビューし、よく伺う「後悔の声」を順に紹介。そのうえで、それぞれの対策方法をカーテン専門店の知恵を結集してご提案していきます!
場合によっては、やはり買い替えが必要になることもありますが、まずは一度できる対策をしてみましょう◎
なかには後悔しかけていたけれど、きちんと調べることで「選択が間違ってなかった」と思えることも。また、対策方法を実践することで気にならない程度にカバーできるかもしれません。
買い換えの際も、今度は満足のいく選択ができるよう参考にしていただければ幸いです。
もくじ
後悔するポイント①:サイズが合っていなかった
見た目の問題はある程度「まぁいいか」と思えても、看過しがたいのがサイズ問題。
どこで測り間違えたのか「丈が足りない」「幅が足りない」逆に「余ってしまっている」ということもあるでしょう。
また、オーダーではなく既製のカーテンだと、ちょうどピッタリのものが見つからなかったという場合も考えられます。サイズが合わないカーテンは、目隠しとしての機能や断熱機能なども大幅に下がってしまうことになりかねません。
そこで、サイズを間違えてしまった場合の対策をみてきましょう!
カーテンの丈は調節できる
実は、サイズ問題の中でも一番簡単に対策できる可能性があるのが「丈」です。
カーテンフックには下記のように、フック上部に引っかける部分が取り付けられたAフックと、下部に引っかける部分が取り付けられたBフックの2種類があります。
また、この引っ掛ける部分の高さを、動かして調節できるのが「アジャスターフック」です。こうしたフックの特徴を生かして、丈が合わない場合には以下のような対策ができます。
丈が長い場合…Bフックを使う、アジャスターフックで調節する
丈が短い場合…Aフックを使う、アジャスターフックで調節する
これが一番簡単で、王道の調整方法です。ただし、いくらでも調整できるものではなく、4cm以内の調整と考えておきましょう。
また、一般的な既製カーテンの場合Aフックが使われていることが多いため、長いときにはBフックに変更できますが短いときには調整できないことも。くわえてカーテンの種類によってはBフックが使えないこともあるので、注意しましょう。
つづいてフック調整が難しいケースの対策方法を見ていきます。
【丈が長くてフック調整が難しい場合】
・安全ピンで止める
・裾上げテープを使う
・裾上げをする
【丈が短くてフック調整が難しい場合】
・カーテンの折り返し部分をほどいて裾上げテープでとめる
・カーテンの折り返し部分をほどいて裾上げする
・継ぎ布をする
以上の方法があり、上から簡易的な順になっています。
カーテンには、裾部分に折り返して縫われている部分があるのが一般的。そこで、丈が足りない場合はここの折り返しをほどき、正しい長さで折り返してアイロンをかけてから、裾上げすると良いでしょう。縫い付けるのまでは億劫ということであれば、裾上げテープを使うのもおすすめです。
継ぎ布は、好きな生地を足して縫い付ける方法。レースなど異素材の生地でアクセントにしたり、異なるカラーを選んでバイカラーにするなど、あなたの工夫で世界にひとつだけのオリジナルカーテンができます。
カーテンの丈の調整については、こちらの記事でさらに詳細をご覧いただけます。
カーテンの幅が余った場合は幅詰めする
カーテンの幅は多少余った場合も、気にせず使用することは可能です。
ただしあまり幅が大きいと、開けた時に布地がすっきりまとまらなかったり、もたついて逆に光漏れができてしまうことも。何より見た目も美しくないため、幅詰めをすると良いでしょう。
一山ごとの単位でしか幅詰めはできないので、そこだけは注意が必要です。また、目線の先に入りづらい裾上げと違い、縦に大きく縫い付けるため技術的に不安に感じる方もいるかもしれません。
そんな時は、業者に依頼するのが吉!1窓分で3,000円~10,000円程度が費用の目安です。
もしも想定以上に幅詰めのお値段が高くついてしまう、ということであればカーテンを買い直すのも手。元あったカーテンは、洗い替えの時の一時的な目隠しに使うのも良いでしょう。
カーテンの幅が足りない場合は買い直しを推奨
幅が足りなかった場合だけは生地が広げられない以上、調節が難しいのが現状です。
【重ね付けしているうちレースカーテンの幅が足りない場合】
ドレープカーテンとレースカーテンを重ね付けしていて、レースカーテンのほうが少しだけ幅不足な時には、以下の簡易的な対処方法があります。
一番端のフックを固定ランナーにかけず、すべて走行ランナーにかけてしまう方法です。下記の図の黒い矢印が固定ランナー、赤い矢印が走行ランナー。移動させられる走行ランナーに一番端のフックをかければ、真ん中に布地を寄せられます。
ランナーの数が足りない時は、ホームセンターやネットで「後入れ用ランナー」を買い足すのが便利。レールキャップを外すことなく、ランナーを足すことができます。※レールによって対応できるものとできないものがあるので、注意が必要です。
室内側のドレープカーテンまで閉めている時は、窓側のレースカーテンの幅不足は見えません。レースカーテンだけ閉めたい時には真ん中できっちり合わせるように引いて、両端部分はドレープカーテンのたまった部分で隠します。
遮光性や保温性は下がってしまいますが、目隠しとしての役目は果たせるでしょう。
ドレープをきっちりと束ねておきたい、幅の不足が大きいといった場合にはやはり対策が難しくなるため、基本的に買い直しを推奨します。
もうサイズ間違いはしたくない!という方は、プロによる採寸サービスなども活用してはいかがでしょうか。
後悔するポイント②遮光性が低かったor高すぎた
カーテンの購入で次によく後悔するポイントが、遮光レベルの選択です。そもそも「遮光レベル」とは何でしょうか。
カーテンは目隠しをして室内を見えなくするだけでなく、お部屋に入る光を調節する役割があります。この時どのくらい光を遮ってお部屋を暗くできるかによって、商品ごとに定められているのが「遮光等級」です。
1級>2級>3級の順にお部屋が暗くなり、さらに遮光性の高いものだと「完全遮光」と呼ばれるものも。一方で日差しを遮る機能をつけていない「非遮光」と呼ばれるカーテンも存在します。
【新築の場合】
実際にできあがって入居してみるまで昼間の微妙な明るさの違いや影のでき方など分からないことも多く、もっと真っ暗になるカーテンを選べば良かったと思う方もいるでしょう。
また、反対になんとなく機能の高そうな完全遮光にしたら、朝のお部屋が暗すぎる…と思うかもしれません。
もしも「遮光性で失敗したかも…」と感じたら、次の対策を試してみましょう。
お部屋に本当に必要な遮光等級を知れば納得できることも
なんとなくのイメージやSNSの情報などで「できるだけ遮光性の高いものを選ぶべきだったかも…」と思っている方もいるかもしれません。しかし実は、他の等級について正しく知ると後悔がなくなるケースもあります。
遮光等級は高いものを選べば、それだけお部屋を暗くすることが可能です。そのため夜勤などがあって昼間でもしっかり暗くしたい方は、できる限り遮光等級の高いものを選ぶと良いでしょう。
遮光性の高いカーテンは、保温性や断熱性も高くなる傾向にあるので、そうした機能も考慮して遮光性の高いカーテンを選ぶのもおすすめです。
ただし注意しておきたいのは必ずしも「カーテンは暗くなればなるほど良い」というものではないこと。
夜の街灯はある程度遮りたいけれど、朝の光は自然と差し込むようにして目覚めたいという方なら遮光2級や3級がちょうど良いというケースも十分にありえます。
下記の遮光カーテンによる等級効果の検証もぜひご覧ください。
ブラインドと併用する
購入したカーテンの遮光等級が物足りないという方は、カーテンの中にブラインドを取り付ける方法もあります。
併用する場合にはカーテンを室内側、ブラインドを窓側にするのがおすすめ。窓枠内にブラインドを収めればスッキリするうえ、カーテンのようにもたつくこともありません。
さらにカーテンが室内側にあることで、窓枠全体を覆えるため遮光性や保温性もアップすることができます。
カーテンとブラインドを併用するメリット・デメリット、詳しい方法はこちらの記事もご覧ください。
どうしても気になる部屋だけ買い直しを検討する
ここまで見てきたけれど、やっぱり遮光性で納得できない…そんな方は「どうしても気になるお部屋だけ、買い直しをする」というのも一つの手です。
全ての部屋を買い直すとなると費用も手間も、大きくコストがかかってしまいます。
でも寝室やリビングなど明け方の過ごし方、希望に合わせてピンポイントに調整すれば最小限のコストに抑えられます。
もしも遮光等級をしっかり見極めて、納得のいく買い直しがしたいという方はこちらのページもご覧ください。
後悔するポイント③カーテンレールの設置位置を間違えた
カーテンそのものだけでなく、新築だからこそ多いトラブルが「カーテンレール」です。特に、コストをカットするためDIYする方も増えており、周りの干渉や固定位置において失敗したり後悔したりするケースも。
ここではカーテンレールの位置を間違えた場合の対策を紹介していきます。
適切な位置に正しい方法で設置する
カーテンレールは、壁や天井に固定するブラケットにより取り付けられています。このブラケットのネジを外せば、レールの位置をずらして付け直すことが可能です。
設置し直す場合には、ブラケットを取り付ける位置をしっかり見極め。最も大切なのが石膏ボードなどの薄い壁ではなく柱など「下地」と呼ばれる部分にビス打ちすることです。
ここを間違えると、ネジがすぐに取れてしまい大きな事故になりかねません。下地は、コンコンと叩いて周りよりも鈍い音がする場所で、正確に調べるには「下地センサー」を購入して使いましょう。
また、ブラケットはなるべく均等な間隔で取り付けることも大切。高さがずれてしまわないよう、あらかじめ鉛筆やマスキングテープで印をつけておきます。印の部分にきりで穴を開けて、ネジを留めればズレなく取り付けられます。
より詳細なカーテンレールの取り付け方法は、こちらで調べられます。
下地部分の見極めが不安…美しい仕上がりにしたいという方は、レール取り付けサービスなども検討しましょう。
スッキリさせたい場合には、窓枠内にレールを取り付ける
高さや横の位置を少しずらすのではなく、窓枠内にレールを収めてしまう方法もあります。天井部分に取り付けるため「天井付け」と呼ばれる方法です。
また、窓枠が無い新築の場合には、実際に窓に近接する「天井部分」に取り付ける方法もあります。
取り付け方自体は、窓枠外部分に取り付ける場合とほとんど変わりありません。ただし、上向きにネジを取り付けるため多少やりづらさは感じるでしょう。
また、窓枠内に取り付ける場合、既に買ってしまっているレールの横幅が収まるか確認が必要です。収まらない場合には他の方法を検討しましょう。
ダブルレールをシングルレールに交換する
ダブルレールとは、2本のレールがセットになったもの。厚手のドレープカーテンと、薄手のレースカーテンを重ねて使う場合に使用するオーソドックスなレールといえます。
ダブルレールの場合レールが2本連なるため、前後に幅をとることに。
クローゼットの扉やエアコンがカーテンレールに対して垂直の位置にあり、せり出している部分が干渉してしまっていることもあるでしょう。そうしたケースでは、レールが一本だけの「シングルレール」に変更すれば解消されるかもしれません。
シングルレールにした場合は、厚手のカーテンまたはレースカーテンのどちらかをつけて単体で使用。または窓枠内にレースカーテン用のレールを取り付けて併用します。簡単に済ませたいということであれば、つっぱり方式のレールを使用しても良いでしょう。
また、窓枠側はレースカーテンでなくブラインドを設置するという選択肢もあります。窓枠にダブルレールを納める方法との一番の違いは、窓枠外側のカーテンが窓全体を覆える点です。
完成した網戸が内開きだったら窓枠外に正面付けする
こちらも新築ならではのトラブルです。
網戸が入るのが受け渡しの直前で、内見してみたら想定外の内開きや内倒しタイプ…!
レールを窓枠内に取り付けようと思って用意していたら、干渉してしまって設置できないというケースもあります。実はこちら、新築で困った問題あるあるなんです!
そうした場合には、窓枠の上部にレールを取り付けましょう。「正面付け」と呼ばれる方法です。
やり方自体は「適切な位置に正しい方法で設置する」の章と同様。柱や窓枠など「下地」がきちんとある場所をセンサーで調べ、均等な高さや幅で目印をつけて穴を空け、ブラケットを取り付けます。詳細な過程はこちらのブログをご覧ください。
後悔するポイント④色が壁や床と合わない
カーテンをカタログやネットで探して買ってみたものの「微妙な色味や素材感が思っていたものと違った」なんてことも。また、実際にできあがったお部屋にかけてみたら、壁や床と色が合わないというあるケースです。
実は、ネット通販の中でもオーダーメイドのカーテンに関しては、生地の色味や質感を事前に確認できる「サンプル」の取り寄せサービスが存在します。もしもキャンセルができるタイミングや、これから買う局面であればこうしたサービスのあるお店を選んで、納得してから購入するのがおすすめです。
興味のある方は、サンプル請求についてのブログもご覧ください。
でも、もう買ってしまった後で、できれば今あるカーテンを活用したい…」そんな方もご安心ください。対策方法をご紹介します。
フロントレースにする
「今あるカーテンをなんとか活用しながら、厚手のドレープカーテンの印象をやわらげたい」「お部屋に調和させたい」という方に当店がぜひおすすめしたいのがこちらの方法!
耳慣れないワードかもしれませんが、フロントレースはその名の通り「手前側にレースをかける」ことです。
通常、厚手とレースの2枚のカーテンを使う場合、厚手は室内側にしてレースは窓側にかけます。これを逆転させることで、レースから厚手カーテンの色味が優しく透けるようになり、違和感を和らげられるかもしれません。
上記を例に挙げると、ドレープのピンクがなんとなくトゥーマッチだと感じた場合にもレースカーテンを手前に持ってくることで、色味が柔らかくなるのが分かるかと思います。
・ドレープカーテンが窓に直接触れることで、カビが発生しやすくなる
といった注意点もあるので、試してみたい!という方は、こちらの記事も参考にご覧ください。
https://www.perfect-space.jp/onelife/36745
ラグの色味でバランスを取る
「今ある厚手のカーテンがお気に入りだから、できるだけ柄や色をそのまま生かしたい!」そんな方は他のインテリアでバランスをとるのも良いでしょう。
なかでも、大きく色や柄を取り入れられる「ラグ」を導入するのがおすすめです。もしもフローリングの床と合わないという場合には、特に効果的な方法といえます。
大きめのラグをフロアに広げれば、床の色味とカーテンの色味のちぐはぐさが軽減されるでしょう。
例1)ベーシックな色味のお部屋に差し色のカーテンを入れたけれど浮いてしまった
⇒同系色かつ深みのある落ち着いた色のラグを敷くと、つなぎの役割を担ってくれます。
反対に無難な色味の床や無地の壁、ベーシックなカーテンで、つまらない部屋になってしまったなんて方はラグに柄や色を思い切って入れてみましょう。
ダークトーンのフロアに合わせて、カーテンやインテリアもシックな色味にしたけれど、暗くなり過ぎたかも…と思ったら、ラグに明度の高めのものを取り入れてみるのもおすすめです。
カーテンとラグの組み合わせについては、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください!
後悔するポイント⑤ヒダを適当に選んでしまった
こちらもカーテンでよくある失敗の一つ。実は何を隠そう、筆者もその一人であります。
まず「ヒダ」とは、何なのかをお話しします。
カーテンを閉めきった時にスカートのプリーツのように、波打つように縦のラインが入るのは想像できますでしょうか。こちらがカーテンの「ヒダ」です。
ヒダの大きさは布地の量と縫製の仕方によって変わり、お部屋に与える印象から機能にまで影響します。
実はデザインや機能と合わせてこだわりたいポイントですが、仕組みをよくわからずに買ってしまい、後悔する方も多い部分なんです。
次章では「ヒダについてもっとしっかり選べば良かった」と感じている方に、対策法をお教えします。
ヒダの違いによるメリットとデメリットを知ると納得できるケースも
「なんとなく豪華な2倍ヒダにしてみよう」
「一番コストが抑えられるフラットで」
など、パッと選んでしまい後から疑問が湧いてきた方もいますよね?そんな場合はなんといっても、まずは違いを知ることから!
ヒダのスタイルによるメリット・デメリットを把握すれば、今のカーテンに納得できるパターンもあります。
例1)「せっかくなら2倍ヒダにすればよかったかも…」
⇒2倍ヒダには高級感をもたらす半面、お部屋に圧迫感を与えます
綺麗にヒダを保つのが難しい、生地が重く取り扱いがしにくいというデメリットもあり、1.5倍がちょうど良い場合も◎
例2)「安いフラットにしたけど、一番ベーシックな1.5倍が良かったかも…」
⇒ナチュラルな雰囲気にしたり、柄をしっかり見せたりするにはフラットがぴったり
下記のブログに、ヒダについての詳細や比較を掲載していますので、こちらもご覧ください。
フラットスタイルは回転式ランナーとAフックで生地をきれいに見せる
「コスパ重視でフラットスタイルを選んだけど、ヒダがあったほうが良かった」
「絵柄を見せたくてフラットにしたのはいいけれど、開いた時に布がきれいに折り畳まれない」
そんな方もいるかもしれません。
折り目があらかじめしっかりと付いたカーテンと異なり、一枚の布をそのままかけて使うフラットスタイルのカーテンは、ヒダが規則正しく作られにくいからです。
画像のように布がもたつき、場合によってはレースカーテンと厚手のカーテンが干渉してしまうことも。
そこで活用してもらいたいのが「回転式ランナー」と「Aフック」です。
ただし回転式ランナーはランナーだけで購入しようとすると単価が高く、費用が膨らんでしまうことかもしれません。回転式ランナーを標準装備したカーテンレールごと、買い換えてしまうのが良いでしょう。
回転式ランナーが標準装備された「TOSOネクスティ」
次に「Aフック」についてです。
まず、カーテンレールのランナーに引っかけて使うフックには種類があります。
Aフック
Bフック
ご覧のようにAフックはカーテンレールが見えるようにかけるフック。
Bフックはカーテンレールが隠れる用に取り付けるフックです。
フラットカーテンの場合、Bフックにしてしまうとヒダが均等に収まらずかなりもたついてしまうため、必ずAフックを選ぶようにしましょう。
「アジャスターフック」と呼ばれる調節可能なフックの場合は、カーテンレールにふれないようフック上部にカギ部分がくるようにセットしてください。
フラットカーテンの注意点はこちらのページもご覧ください。
2倍ヒダのボリュームが気になるならアイロンで広がりを抑える
つづいて「大は小を兼ねると思って2倍ヒダにしたけど、ヒダがもたつくし1.5倍で良かったかも…」と後悔している方には、「アイロン」を活用するのがおすすめ!
カーテンは形状記憶加工をしていないものだと、段々ヒダが崩れていきます。また、形状記憶加工をしていても時間経過とともにヒダは広がっていってしまいます。そんな時にもアイロンで折り目を付け直せば、広がりを抑えて美しいカーテンを取り戻せるんです!
ただしカーテンの生地によってはアイロンがかけられないため、あらかじめ洗濯表示を確認しておきましょう。もしもアイロンがかけられない場合も、以下の①の過程までは行っていただけます。
【ヒダをきれいにするアイロンの掛け方】
①ヒダの上端から真っすぐ下にかけて線を引くイメージで、山折りにしていきます。こうしてできた山を洗濯ばさみで挟んでまとめ、しばらく時間を置いて折り目をつけておきます。朝のうちに挟んだ状態で、数時間ほど置いておくと良いでしょう。
②折り目がある程度ついたら、アイロンでそれぞれの山をなぞり型をつけていきます。生地を傷つけないようあて布を挟むのをお忘れなく!
③アイロン後にもう一度山を洗濯ばさみで止め、半日~一晩程度そのままにしておけばOKです。
フラット、1.5倍ヒダの断熱性が物足りないならガラスフィルムを併用
「フラットや1.5倍ヒダにしたけれど、保温性や断熱性がイマイチ…」と感じている方もいますよね。
実はヒダの違いは見た目だけでなく、室内の環境にも影響を及ぼします。ヒダがたくさんあればあるほど、カーテンと窓の間に空気の層が生まれるからです。
もしも見た目ではなく「保温性」「断熱性」の点で物足りないと感じているなら、カーテン以外にも打つ手はあります。遮熱シート・断熱シートと呼ばれる、窓に貼るシートを併用する方法です。
夏に窓から入ってくる熱は全体の熱の70%以上。冬に暖房の熱が逃げるのは、窓からがおよそ60%ともいわれています。
つまり窓から熱が入ってきたり、逃げしまったりするのを防げればぐっと室温のコントロールがしやすくなるんです!
貼り付けるだけで簡単に対策できるだけでなく、直射日光や紫外線のカットも可能。外から見えてしまう、衝撃で割れたときに飛散してしまうといったことも防げるため検討してみてはいかがでしょうか。
こちらの記事では、実際にスタッフが断熱シートを貼った時の体験談を載せていますのでご覧ください!
同じ1.5倍ヒダでも「イージーオーダー」では仕上がりが違ったならアイロンがけをする
意外と盲点になるのが「イージーオーダー」の存在
実は、同じ「1.5倍」であっても、フルオーダーでは上端から下端まできれいにヒダがつけられており、対してイージーオーダーでは下端はヒダが緩いということも。
そのためイメージ違ったということが起こりうるのです。
イージーオーダーの場合でもきれいなヒダを希望するなら、最初から「形状記憶加工」のついたものを選ぶようにしましょう。
また、もう買ってしまった方は「2倍ヒダのボリュームが気になる」の章と同様、
アイロンがけをすると良いでしょう。
【ヒダをきれいにするアイロンの掛け方】
①ヒダの上端から真っすぐ下にかけて線を引くイメージで、山折りにしていきます。こうしてできた山を洗濯ばさみで挟んでまとめ、しばらく時間を置いて折り目をつけておきます。朝のうちに挟んだ状態で、数時間ほど置いておくと良いでしょう。
②折り目がある程度ついたら、アイロンでそれぞれの山をなぞり型をつけていきます。生地を傷つけないようあて布を挟むのをお忘れなく!
③アイロン後にもう一度山を洗濯ばさみで止め、半日~一晩程度そのままにしておけばOKです。
後悔するポイント⑥手入れが大変だった
新築にカーテンをかけてみて、見た目もサイズもピッタリで満足!と最初は問題なく過ごしていたあなた。
でも数か月、1年と時が経ち、汚れが気になるように… 汚れのつきにくいカーテンや抗菌カーテン、お手入れしやすい軽いカーテンを選べば良かったと後悔する方もいますよね。
また悩みの声で多いのが「洗濯したら縮んでしまった…」というもの。想定外にお手入れが大変だった場合は、次の対策をしましょう!
家庭洗濯ができない、手間を省きたいならクリーニングを活用
ふとカーテンの洗濯表示を確認したら、水洗いができなかった!なんてことも。また、ウォッシャブルのカーテンだったから洗ってみたけどシワができた方もいるのではないでしょうか。
その他かさばるから結局コインランドリーに持っていって、濡れた重いカーテンを持ち帰って干しているという方もいるかもしれません。
それなら、クリーニングを検討してみましょう!まずは、クリーニングが可能か洗濯表示を確認します。
ドライクリーニングができるのはこれ!
ウェットクリーニングができるのはこれ!
カーテンのクリーニング費用は、2,500~5,000円程度が目安。
5~10日程度で仕上がってくることが多いので、その期間はカーテンなしで過ごせるよう準備しておくようにしましょう。
これを機に思い切って洗い替えのカーテンを、用意しておくのもおすすめです。
洗い替えならリーズナブルなもので済ませるのもあり。でも、1枚目よりちょっと冒険したカーテンや、季節性のあるものを選ぶのも良いかもしれませんね!
カーテンの洗い替えを探したい方は、こちらから
カーテンの汚れを防止する
そして、カーテンのお手入れ負担を軽減するのも大切なポイントです!
カーテン自体にファブリック用の防臭スプレーや防カビスプレーをかけておくのもおすすめです。また、自宅で洗濯をしている方なら、柔軟剤を使うことで静電気防止ができ、ホコリが集まるのを防げます。
そして忘れてはいけないのが「カーテン周りの掃除」
いくらカーテンの汚れを防いでも、カーテンレールや窓が汚れていては元も子もありません。以下の場所を重点的にお掃除しておきましょう。
・土や砂ボコリのたまる、窓のレール溝
・土や砂ぼこりがたまる網戸
・カーテンレールの上
縮んでしまった天然素材のカーテンはコンディショナーで戻せる場合も
天然素材のお手入れで見落としがちかつ、よくいただくお悩みの声がこちら!「麻」や「綿」の天然素材を使用したカーテンを洗濯して縮んでしまった…というもの。特に縮み幅が5~10%にもなる「麻」は、注意が必要です。
基本的に洗濯は洗濯表示に従うのが一番。水を使って洗えないものもありますが…既に洗って縮んでしまって、もう捨てる以外にない?と思っているなら、いったん以下の方法を試してみましょう!
②カーテンを30分~1時間ほど漬ける
③軽くすすいで手でやさしく絞り、タオルで押さえることで脱水
④陰干しする
まとめ
いかがでしたか?
新築のおうちに付けたカーテンで、後悔するポイントと対策をご紹介してきました。まずは後悔の声を、よくお聞きする順に振りかえってみましょう。
②遮光性が低すぎたor高すぎた
③カーテンレールの位置をつけ間違えた
④壁や床に色が合わなかった
⑤ヒダを適当に選んでしまった
⑥お手入れが大変だった
①のサイズ違いで「幅が足りない」以外には、ある程度までカバーする方法があることが分かりましたね!まずは一度試してみて、どうしても納得がいかない場合は買い直しを検討しましょう。
トライするのも不安…という方、やっぱり買い直すことにしたけれど一人で考えるのは自信がない…という方は、専門店に問い合わせてみるのもおすすめです。
・窓装飾プランナー ・インテリアコーディネーター ・リビングスタイリスト ・ライフスタイルプランナー などの資格を持った経験豊富なプロが、商品の機能性から購入・採寸・取り付け、更にはコーディネートなど何でも親切にお答えいたします! 是非お気軽にご相談ください。
疑問が解決して、もっとずーっと眺めていたくなる窓辺を手に入れられましたら幸いです。ぴかぴかの新居で、素敵な思い出を重ねていけますように。
1cm刻みのカーテン通販専門店パーフェクトスペースカーテン館
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