ロールスクリーンの正しい洗濯方法がわからない…そう悩んでいませんか?
長年愛用してきたロールスクリーンを見て、ふと気になる、ロールスクリーンの生地のほこりや、謎のシミ。
洗濯すれば取れそうに思うけれど、そもそもロールスクリーンは洗えるのでしょうか?
ロールスクリーンには「ウォッシャブルタイプ(洗えるタイプ)」と、「洗えないタイプ」の二種類があります。
でも、ウォッシャブルタイプのロールスクリーンでも、実はご家庭で洗ったことのある人は少なく、洗わず買い替えてしまう方が多いのです。
【取り外しの手間】と【やり方がわからない】ことが洗濯をしないで買い替えてしまう原因かと思います。
そこで、カーテン専門店が、ロールスクリーンを正しく洗濯する方法をご紹介します。
手順に沿って行えば、ロールスクリーンの洗濯は簡単に行え、お気に入りのロールスクリーンを長く使い続けることが出来ます。
洗えるかどうかの判断方法から、洗濯機での洗い方も詳しく説明しますので、ぜひ参考にして、実際にお洗濯をしてみてください。
もくじ
まずはご自宅のロールスクリーンが洗えるかどうか確認
全てのロールスクリーンが洗濯できるわけではありません。
まずは洗濯出来るかどうかの確認が必要です。
洗濯機で洗えるのはウォッシャブル可のロールスクリーンのみ
ロールスクリーンを洗濯するうえで一番大切なのは、お手持ちのロールスクリーンがウォッシャブル(洗える)タイプかどうか。
ロールスクリーンには、同じ生地でも「ウォッシャブル(洗える)タイプ」と「洗えないタイプ」の二つがあります。ウォッシャブルタイプのロールスクリーンでしたらご自宅の洗濯機でお洗濯ができます。
ウォッシャブルではないタイプは、生地にハリを持たせるための樹脂加工が水に溶けだしやすいため、水にぬれると樹脂が溶け出してしまい、生地のハリがなくなってしまいます。
洗濯は厳禁ですので、ほこりとりと乾拭きをしてください。
【洗濯出来るか見分ける方法①】ウェイトバーを確認
お手持ちのロールスクリーンがウォッシャブルかどうかを確かめるのに、一番良い方法は「ロールスクリーンの取り扱い説明書を見ること」
ですが、長年愛用しているものだと、取り扱い説明書がどこに行ったのかわからない…なんてこともしばしば。
そういったとき、お手持ちのロールスクリーンがウォッシャブルかどうかの見分け方の一つとして、ウェイトバーを確認するという方法があります。
ウェイトバーとは、ロールスクリーンの生地の下についている棒状の重りのこと。このウェイトバーには「袋縫い仕様」と「露出仕様」の二種類があります。
・袋縫い仕様
ウェイトバーが生地に包まれているものを袋縫い仕様といいます。
ウォッシャブルタイプのロールスクリーンはこのタイプが多く、洗える可能性が高いです。
・露出仕様
ウェイトバーがむき出しになっているものを露出仕様といいます。
ウォッシャブルでないタイプのものにこの仕様が多く、洗えない可能性が高くなります。
しかし、仕様によっては袋縫い仕様でも洗えないものもあるので、この方法だけではなく、他の方法でも洗える生地かどうかの確認をおすすめします。
【洗濯出来るか見分ける方法②】ロールスクリーン本体に付いた洗濯表示を確認する
ロールスクリーンによっては、ロールスクリーンの生地に洗濯ラベルがついているものもあります。
もし悩んだ場合はロールスクリーンに洗濯ラベルがついているかどうか確認してみてください。
洗濯ラベルに「洗濯おけ」「手洗い」マークがついていたら、自宅の洗濯機であらうことができますよ。
【洗濯出来るか見分ける方法③】生地の品番を調べる
洗濯ラベルが付いていない場合は、生地の品番を調べるのが良いでしょう。
生地の品番を調べるのに一番役立つのは
・取扱説明書
ですが、長年愛用しているものなので、見つからない…どこに行ったのかわからない…という場合もあるかと思います。
そういった場合には、ロールスクリーンの本体部分をよく探してみてください。「メンテナンスシール」が貼ってあるかと思います。ここに品番がかかれているため、そこを見ると品番がわかります。
品番は、国内大手メーカーの場合ですと、下記のものがあります。
・ニチベイ製品の場合→「N〇〇〇〇」もしくは「PW〇〇〇」「PN〇〇〇」
・TOSO製品の場合→「TR-〇〇〇〇」
品番がわかったら、ネットで品番を検索してみると説明書や情報が出てきますので、そちらでウォッシャブルかどうかわかります。
もし、古いものでネットでも情報が出てこない場合は、型番をもとにメーカーに直接問い合わせしてもいいでしょう。
実際にご自宅でお洗濯する方法【4step】
ここでは実際に洗濯をする際の手順を説明していきます。
手順通りに行えば、失敗せずに美しい仕上がりで洗濯することが出来ます。
①まずは生地を取り外す
ロールスクリーンを洗濯するにあたって、まずは生地を本体から取り外します。袋縫いになっているウェイトバーも外し、小さな部品もなくさないようにすべて取っておいてください。
②洗濯機で洗う
洗う際の手順は以下です。
- 洗濯ネットには入れず、洗濯機へやさしく丸めて入れます。
- 弱モード(おしゃれ着洗い)で洗濯をします。
- 漂白剤や漂白剤入りの洗剤は使わないで洗います。(洗濯前の汚れのつけ置きもできません)
- 2~3分程度、軽く脱水します。
- 物干しざおなどにかけて【陰干し】します。
- 完全に乾かします。
【✔洗濯時のポイント】
①ロールスクリーン生地を洗濯機に入れる時には洗濯ネットにいれない
優しくまるめて入れると良いでしょう。
折りたたむよりも、ゆるく丸めたほうがシワの防止にもなり、すみずみまでしっかり汚れが落ちます。
②ロールスクリーンは生地のみ単独で洗濯
ほかの衣類などと一緒に洗わないでください。
③洗い方は弱モード
弱モード(おしゃれ着洗いコースなど、湯温30~40度のコース)で洗濯をします。
この時、漂白剤や漂白剤入りの洗剤は使わないで洗いましょう。
また、洗濯前にシミのつけ置きあらいなどもできませんのでご注意ください。
④脱水する際には2~3分にとどめる。
しっかりめの脱水はしないようご注意ください(しわの原因になります)。
③お洗濯後は自然乾燥
脱水が完了したら、物干しざおなどにかけて【陰干し】し、自然乾燥でしっかり完全に乾かしてください。
ロールスクリーンの生地に水分が残っていると、生地を本体に戻した後、カビやシミの原因になりますので、しっかり完全に乾かしてください。
④シワが気になればアイロンをかける
乾かした後、生地をよく見てみると、洗濯したあとのシワがついていることがあります。
このまま取り付けることもできますが、やっぱりシワが気になる…!という人はアイロンをかけてみてもいいかもしれません。
アイロンをかける際も、洗濯同様に気にしなければいけないのが、洗濯表示です。
ロールスクリーンの生地は熱に弱いものがあったり、物によってはアイロン不可のものもあるため、お手持ちのロールスクリーンの洗濯ラベルや取り扱い説明書をご確認ください(取り扱い説明書も洗濯ラベルもなければ、こちらも型番をもとにネットで取り扱い説明書を探すか、メーカーに問い合わせしてもいいかもしれません)。
【✔アイロンをかける際のポイント!】
・温度は低温か高くても中温程度にします。
・シワの上にあて布を置き、その上から押しあてるように軽く、横幅方向へアイロンをかけてください。
・長くかけすぎてしまうと生地が熱で傷んでしまうので、手早くさっと優しくかけてあげるのがコツです。
洗濯機で洗うのに抵抗がある方は生地のみ交換してもOK
洗濯機で洗う、と言ってみたところで大きいサイズのロールスクリーンだったりするととても面倒ですよね。
縮んでしまったり、シワが目立ってしまったりというトラブルも怖い。
そんな方はロールスクリーンの生地の交換をご検討ください。
この方法はすでに実際に洗濯してしまって失敗してしまった方にもおすすめです。
交換したい場合には、購入店舗やメーカーに、交換用のスクリーンの販売をしているか問い合わせてみましょう。
ロールスクリーンを一から買い替えるよりも安価に済む場合もあります。
よくある失敗ケース
ロールスクリーンを洗濯する方法は色んなサイトにも書いてあった…けど、実際洗濯してみてどうなの?失敗はないの?というところが気になる方、多いと思います。
ここでは、失敗のケースと対策方法をお伝えいたします。
しわになってしまった
洗濯して自然乾燥したロールスクリーン、いざ取り付けてみると…シワが目立つ!!こういうケース、多いです。
特に洗濯機に入れるときに折りたたんで入れてしまった折りシワが目立つことが多いようです。
①洗濯機に入れるときに折りたたまないこと(ふんわり丸めて入れるとよいでしょう)
②脱水するときにしっかり目に脱水することはせず、ゆるく脱水をかけ、干すときに自重でシワが伸びるように干すこと
③本体やボトムバーに生地を取り付けるとき、小さな小じわがつかないよう丁寧に取り付けること
上記に気を付けると、シワが付きづらくなります。
もしシワがついてしまったら、本体から生地を優しく外し、アイロンをかけて、もう一度戻してあげると良いでしょう。
ロールスクリーンがうまく巻けない!
元に戻したロールスクリーンがうまく巻けないときには、まず一度外して、取り付け方が正しいかどうかを確認しましょう。
とくに気を付けたいのが生地の表裏が正しいかどうか。
また、取り外した際にごみや付着物がついていないかも、再度確認しましょう。
それでも巻き上がらない場合には、以下をためしてみてください。
1.ローラーパイプを調整する
ロールスクリーンを一度全部下におろし、むき出しになっているアルミの巻き取りチューブを直接手でメカ側に回転させて調整します。
2.スプリングモーターを調整する
ロールスクリーン本体のサイド側に【スプリング】がありますので、そこをレバーで直接回してみてください。(商品によって、六角レンチやドライバーが必要なものもあります。)
回転させる方向は【巻き上げの速度がはやくなるほう】です。
少しづつ様子を見ながら調整してみてください。
それでも直らない時には無理して直そうとせず、メーカー・販売店にご相談ください。
洗えないロールスクリーンを洗うのは厳禁
洗えないロールスクリーンを無理に洗濯するのは絶対やめましょう。
色落ちしたり、縮んだり型崩れしたりするなどのトラブルにつながります。
また、ロールスクリーンは、生地にハリを持たせるために樹脂加工をしています。洗えないロールスクリーンの場合、この樹脂が水に弱いものを使用しているため、水にぬらすと溶けてきてしまい、生地にハリがなくなってしまいます。
洗えないロールスクリーンのお手入れの方法は、ハンディモップや乾いたぞうきんで乾拭きをすること。
部分的な汚れなどは、薄めた洗濯液を浸した雑巾を固く絞り、優しくトントンとたたくことで拭き掃除をすることもできますよ。
※洗剤を使用する際には、目立たない部分で色落ちしないか確認してから拭いてください。
※生地を傷めてしまうため、強くこすらないようご注意ください。
ぜひ、お手持ちのロールスクリーンが洗えないタイプだった方は、試してみてくださいね。
当店では様々なテイストのロールスクリーンを約200種類、取り揃えています。買い替えの際は、ぜひご利用ください。
ロールスクリーンの洗い方まとめ
いかがでしたか?この記事を参考にして、ぜひ一度ロールスクリーンを洗濯してみてくださいね。
年末年始やシーズンの終わりごろ、よく見るとロールスクリーンは実は結構汚れています。定期的に洗濯したりほこりを取ったり丁寧にメンテナンスして、長く大切に使い続けたいですね。
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