ブラインドは、お部屋に外から入る光を調節するのに便利なアイテムです。
でも、「光漏れをどうにかしたい」「もっとお部屋を暗くしたい」「ちょうどいい光の量に調整したい」など、お悩みではありませんか?
そんなお悩みを解決するべく、この記事ではインテリア業界でのバイヤー経験をもとにブラインドの光漏れ対策についてご紹介します。
光漏れ対策のポイントは、
・取り付け方法を工夫すること
・最適なブラインドを選ぶこと
・羽根の向きを調節すること
の4つです。
すぐにでも実践できるアイディアや工夫を盛り込んだので、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
もくじ
そもそもブラインドとは
ブラインドとは、カーテンと同じくお部屋への遮光を目的とした窓装飾のひとつです。
羽根が並んだスタイリッシュなデザインが特徴で、一般家庭はもちろんオフィスでも多く取り入れられています。
羽根の向きを自由に変えられるブラインドは調光性に優れていますが、外からの光を完全に遮断することは難しいといわれています。
そのため、お部屋を真っ暗にしたい場合は、ブラインド以外のアイテムにするか、後ほど紹介するブラインドの遮光性を高める方法を試してみましょう。
ブラインドから光漏れする原因
ブラインドは、昇降コードを通すための穴や羽根の隙間など、光が漏れる隙間があります。
そのため、ブラインドを閉めても、完全に日差しを遮ることはできません。
ブラインドの完全遮光を妨げる理由は、大きく分けて2つあります。
昇降コードの穴から光漏れがある
ブラインドの羽根には、昇降コードを通すための穴が開いています。
この穴は、ブラインドの操作性を向上させるために必要なものです。
しかし、この穴から光が漏れてしまうため、ブラインドの遮光性を低下させてしまいます。
昇降コードの穴から光漏れする量は、ブラインドの種類によって異なります。
昇降コードが羽根の裏側を通るタイプのブラインドは穴が小さく、光漏れが少ないのが特徴。
一方、昇降コードが羽根の表側を通るタイプのブラインドは、穴が大きく、光漏れが多くなる特徴を持っています。
また、ブラインドの羽根が厚いほど、光漏れは少なくなります。
そのため、遮光性を重視する方は、羽根が厚いタイプを選ぶとよいでしょう。
取り付け方法によって光漏れする
ブラインドは、窓枠の外側に設置するのが一般的です。
しかし、窓枠の内部に設置する場合は、取り付け方法によって光漏れする可能性があります。
窓枠の外側に設置する場合は、ブラインドの羽根が窓枠よりも大きく、窓枠の外側に折り畳まれるように取り付けます。
そのため、窓枠の外側に光漏れすることはありません。
一方、窓枠の内部に設置する場合は、ブラインドの羽根が窓枠よりも小さく、窓枠の内側に折り畳まれるように取り付けます。
そのため、窓枠の内側から光漏れする可能性が出てきます。
また、窓枠の形状によっても光漏れする可能性があります。
例えば、窓が湾曲している場合や、窓枠の端が尖っている場合などは、ブラインドの羽根と窓枠が密着せず、光漏れしやすくなるので注意が必要です。
ブラインドの遮光対策、これで解決!
ブラインドで完全に外からの日差しを遮ることは困難ですが、工夫次第でぐんと遮光性を高めることはできます。
光漏れの原因となっている、昇降コードの穴や羽根の隙間を対策することで、お部屋を真っ暗な状態にすることが可能です。
次に、具体的に穴や隙間を覆う対策についてご紹介します。
ブラインドとカーテンを併用する
ブラインドの遮光性を高める一番の方法は、遮光カーテンと併用することです。
カーテンは、光を遮る役割を果たします。
ブラインドと遮光カーテンを併用することで、ブラインドの光漏れを防ぐことができ、遮光性を高めることができます。
お部屋を完全に暗くしたいときは、完全遮光または1級遮光がおすすめです。
完全遮光のカーテンは、光をまったく通さないので、ブラインドから漏れた光も防いでくれますよ。
カーテンとブラインドを併用するときは、ブラインドを窓枠内に設置し、カーテンは通常通りカーテンレールに取り付けるようにしましょう。
正面付けする
正面付けとは、窓の正面に取り付ける方法です。
天井付けや窓枠内取り付けと比べて、窓全面を覆うことが出来るので、両サイドからの光漏れを防ぐことができます。
また、ブラインドを窓枠よりも大きめサイズにしておくと、窓の横から光が漏れるのを防ぐことができます。
正面付けは、ブラインドの遮光性を高めるためには最も効果的な方法です。
ただし、窓枠の形状によっては取り付けられない場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
ラダーテープ付きの商品を選ぶ
ラダーテープとは、ブラインドの昇降コードを隠すための布製テープのことで、主にウッドブラインドのみに付属しているもの。
ラダーテープ付きの商品であれば、コード穴からの光漏れを防いでくれます。
さらに、コード部分が見えなくなるので光漏れが少なく済むだけでなく、デザイン性も優れているのが特徴です。
羽根の向きを調節する
寝ているときにブラインドから差し込む光が眩しい場合、羽根の向きを調節することで解決できます。
ブラインドの羽根は、外向き(凸面が窓側)に傾けると、下から上に向かって日光が差し込みます。
逆に内向き(凸面が室内側)に傾けると、上から下に向かって日光が差し込みます。
つまり、羽根を内向きに傾けると、眩しい光を遮りやすくなります。
また、ブラインドの羽根は、上下に動かすことで光の量を調節することもできます。
具体的には、以下の手順で羽根の向きを調節してください。
2,羽根を内向き、または外向きに傾けます。
3,羽根を上下どちらかの方向に動かして、光の入り具合を確認します。
羽根の向きを調節するだけで、眩しい光を遮ることができ、快適に眠ることができます。
ぜひ試してみてください。
ブラインドからの日差しを自分好みにコントロールする方法
日差しを取り込みたいとき
冬は、太陽の暖かさや光を室内に取り込みたいもの。ブラインドを活用すれば、日差しの量や角度を細かく調整できるので、快適な室内環境を実現することができます。
日差しを取り込みたいときは、羽根の角度を床に対して水平になるように調節しましょう。
そうすることで、室内に光がまんべんなく差し込み、明るく暖かい空間を作ることができます。
ただし、外からの視線が気になる場合は、羽根を水平にするのではなく、やや角度をつけると良いでしょう。
そうすることで、部屋を明るくしつつ、プライバシーを守ることができます。
日差しが眩しいとき
暑い夏場は、日差しが眩しくて、室内の温度上昇も気になるところです。
ブラインドを活用すれば、日差しの量や角度を細かく調整できるので、快適な室内環境を実現することができます。
日差しが眩しいときは、羽根を外向きに傾けることで、上から差し込む日差しを遮断することができます。
そうすることで、眩しい光を遮り、快適に過ごすことができます。
できるだけ遮光したいときは、羽根の角度を床に対して垂直になるように調節しましょう。
これにより日差しをほとんど遮ることができ、室内の温度上昇を抑えることができますよ。
ブラインドの種類ごとの遮光性
ここまでは、羽根が横向きになっているアルミブラインドをメインに遮光性について解説してきました。
しかし、ブラインドには種類が様々あります。
ここからは、ブラインドの種類別に遮光性について解説していきます。
ウッドブラインド
ウッドブラインドは、羽根の部分が木製になっているブラインドです。
ウッドブラインドも昇降コードを通すための穴があいているため、光漏れがあります。そのため、遮光性には限界があります。
また、ウッドブラインドは閉じた状態であっても羽根と羽根の間に若干隙間があるため、一般的なブラインドよりも遮光性は少し低くなります。
ただ、ウッドブラインドには、光漏れや隙間による遮光性の低さ以外に、いくつかのメリットがあります。
・ブラインドを開けたときの光の透過感や雰囲気がよい
・木製ならではの重厚感や高級感がある
このように、遮光性を重視するよりも、天然木の素材感や雰囲気を重視したい方におすすめのブラインドです。
バーチカルブラインド
バーチカルブラインドは、羽根が縦向きになっているブラインドです。
複数枚の細長い羽根を組み合わせて構成しているため、縦のラインが強調されるデザインが特徴です。
羽根と羽根の間に隙間があるため、どうしても光が漏れてしまいます。
そのため、遮光性には限界があり、一般的なブラインドと同様にお部屋を真っ暗にすることは難しいでしょう。
しかし、遮光性の高い生地を使用したバーチカルブラインドであれば、お部屋をある程度暗くすることはできます。
また、バーチカルブラインドは、羽根の角度を調節することで、光の量を調節することができます。
羽根を閉じることで光を遮ることができ、羽根を斜めに傾けることで、光の量を増やすこともできます。
そのため、遮光性だけでなく、日差しを調整したい場合にもおすすめです。
さらに、遮光性の高い生地を選ぶことで、光漏れを抑えることができます。
バーチカルブラインドとカーテンを併用すれば、より高い遮光性を実現することができるでしょう。
ブラインドの遮光性まとめ
この記事ではブラインドの遮光性について解説してきました。
ブラインドは、羽根の形状や素材によって遮光性が異なります。
羽根が横向きになっているブラインドは、羽根と羽根の間が狭いため、比較的高い遮光性を発揮します。
一方、羽根が縦向きになっているブラインドは、羽根と羽根の間が広いため、遮光性は劣ります。
また、羽根の素材によっても遮光性は異なります。
アルミ製のブラインドは、光を反射しやすいため、遮光性に優れています。
一方、木製やポリエステル製のブラインドは、光を吸収しやすいため遮光性は劣ります。羽根の角度を調節することで、光の量を調節することができます。
さらに、遮光性の高いカーテン生地を選ぶことで、光漏れを抑えることができ、ブラインドとカーテンを併用することで、より高い遮光性を実現することが可能です。
「西日だけを遮りたい」「日差しは取り込みたいけど外から室内が見えないようにしたい」など、調光機能が欲しいときはブラインドを選ぶとよいでしょう。
ブラインドは、遮光性だけでなくデザイン性や機能性も豊富なので、お部屋の雰囲気や用途に合わせて選べるのも魅力です。
ぜひ、お気に入りのブラインドを見つけてくださいね。
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