「ブラインドっておしゃれだけどなんだか寒そう…」
「おしゃれ×寒さ対策って結局無理なのかな…?」
と悩まれている方はいらっしゃいませんか?
実際のところウッドやアルミなど種類にかかわらず、ブラインドの断熱性が良くないのは事実です。
ではブラインドで寒さ対策するのは無理なのかと言われるとそうではありません。
実はちょっとした工夫や選び方のポイントを知るだけで、ブラインドの断熱性をグンと向上させ、暖かい部屋を保つことが出来るのです。
もちろんブラインドを導入しておしゃれ×断熱性を両立することも可能です!
この断熱性を高める工夫は、実は当店を含めカーテンの販売店などで実際にお客様ににご案内する時にお話ししている内容です。
これを知れば、ブラインドを取り入れ理想の部屋を実現しつつも、光熱費を削減して快適な温度のお部屋で過ごせちゃいます!
是非最後までお読みください。
ブラインドは寒い?カーテンとどっちが良い?
先ほどもお伝えしましたが、ブラインドはやや耐寒性が劣る窓周りアイテムです。
耐寒性能のものなど販売されていますが、それでもカーテンを上回ることはありません。
後ほどブラインドの寒さの対策法は紹介しますが、「かなりの寒がりだから冬は絶対に暖かくないとダメ!」という方は、ブラインドではなくカーテンを選ぶのが良いでしょう。
それぞれのブラインドの耐寒性と対策法
ブラインドには大きく分けて、アルミブラインド、ウッドブラインド、バーチカルブラインドの3種類があります。
ここではそれぞれのブラインドの耐寒性と対策法を見ていきます。
アルミブラインドはカーテンとの併用がおすすめ
アルミブラインドは、その名の通りアルミで出来ており、そもそもの素材自体が断熱性に富んでいません。
そのためアルミブラインド単体での寒さ対策は難しいので、カーテンを併用するなどの必要があります。
機能面を追求するなら、カーテンとの組み合わせがオススメ。
日中はブラインドの調光性能を活かし、夜はカーテンを閉めることで断熱・遮光することが可能です。
ブラインドの単体使用の際に気になる、コード穴や羽根の間・窓枠とブラインドのすき間からの光漏れも防げます。
取り付け方としては、ブラインドを窓枠の内側に納まるようにすることも重要です。
さらに、ブラインドとカーテンの組み合わせは、機能性とデザイン性を両立させる優れた方法でもあります。
カーテンの柄や質感が特徴的な生地を選ぶことで、アルミブラインドの無機質な雰囲気が軽減されます。
ウッドブラインドは断熱性のものを選択するかロールスクリーンと併用
ウッドブラインドの場合、スラット自体にも少し厚みがあり、木製なので熱を通しにくい特徴を持っています。
更に断熱性のウッドブラインドも近年は多く出回っているので、こういったものを選ぶのも良いでしょう。
またスタイリッシュな外観を維持しながら更に断熱性能を求めるなら、ロールスクリーンとの組み合わせもオススメです。昼間はロールスクリーンを収納してブラインドで調光、夜はどちらも降ろして断熱。
ロールスクリーンを視線の高さあたりまで降ろせば、光を採り入れながら目隠しするという使い方もできます。
注意点として、ブラインドとロールスクリーンの両方を窓枠内に収めるためには、窓枠の奥行が約12cm以上必要です。
取付け前に窓枠の奥行や、窓ガラスのサッシなどに干渉しないか確認しておきましょう。(必要な奥行はブラインドのスラット幅やロールスクリーンの長さで変わる場合があります)。
窓枠の奥行きが少ない場合は、ロールスクリーンを窓枠の外側に取り付ける方法(正面付け)もあります。
窓を覆うように取り付けることで、断熱効果を高めるためにはこちらの取り付け方の方が有効です。
バーチカルブラインドはカーテンとの併用がおすすめ
バーチカルブラインドは特に隙間が多いために冷気を進入させやすく、単体での耐寒対策は難しいでしょう。
そのためカーテンと併用するのがおすすめです。
また少しサイズの大きなものを買い、ルーバーの重なりを多く取ることで隙間を減らし、冷気の侵入を抑えるという方法もありますが、見た目があまりよくないため、あまりお勧めの方法ではありません。
耐寒効果のあるブラインドが存在する
シェードやスクリーンに近いものになりますが、ハニカムブラインド(ハニカムシェード・ハニカムスクリーン)というブラインドが存在します。
こちらはハニカム(ハチの巣)構造になっており、中に空気の層が生まれるため防寒性が高いアイテムとなっております。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
近年注目を集めている流行のアイテムであるので、最先端のものを取り入れたい!という方にはおすすめです。
その他のブラインドの耐寒方法としては窓用フィルムがおすすめ
窓ガラス部分は断熱材の使われている壁や床などと比較して薄く、冷暖房で調整した室内の空気が外気の影響を受けやすいのが特徴です。
そこで活躍するのが、お部屋の窓に貼る「窓用フィルム」です。
半透明のため室内からの眺望はそのままに、効果的な断熱効果を得ることができます。
特殊な材料と技術により作製されたフィルムは、窓ガラスに均一に貼ることで熱をブロックし室内の温度を一定に保ちます。
そのため夏には冷房効果を、冬場には暖房効果を高められるのが大きなメリット。エアコンやヒーターのエネルギーコスト削減にも貢献します。
また、断熱フィルムは室内へのUV(紫外線)を遮る効果も。
室内の家具や床材の色あせを防ぎ、長期的な家具の美しさを守ることができます。
断熱フィルムは取り付けが簡単なうえ、窓の外観や透明度にほとんど影響を与えません。
さらにガラスの飛散防止にも一役買うため、安全面でもメリットのあるアイテムです。
ブラインドは取り付け方でも耐寒性を高められる
窓枠の上部、外側にレールを設置する「正面付け」にすれば、窓を覆うことが出来ます。
これによって耐寒効果アップが狙えます。
ブラインドの断熱性は工夫次第で向上できる!
今回ご紹介した様々なアプローチで、断熱性を向上させてみてはいかがでしょうか。
ブラインドのメリットを損なうことなく、冷暖房効果を高めることができます。
「ブラインドのスタイリッシュさに憧れているけれど、寒さが苦手で二の足を踏んでいる…」そんな方も、快適で経済的な暮らしを実現していただければ幸いです。
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