ホテルや商業施設、さらには高層タワーマンションなど非日常空間でよく使われている、縦型ブラインドの「バーチカルブラインド」。
そんなバーチカルブラインドもそのおしゃれなデザインから、一般の家庭でも採用する方が増えてきています。
マイホームやリノベーション、DIYで是非取り入れたい!という方も多い、憧れのバーチカルブラインドですが、カーテンとは異なる様々なメリット・デメリットがあります。
勢いで購入してしまうと、後で後悔してしまうことにもなりかねません。
そこで今回は、バーチカルブラインドのポイントや注意点について販売店のバイヤーが解説いたします。
しっかりデメリットとメリットを理解してから購入すれば、失敗なく理想の空間作りを叶えられるはずです!
ぜひバーチカルブラインドを検討する際の参考にしてください。
もくじ
バーチカルブラインドのデメリット・後悔ポイントと解決策
ここではバーチカルブラインドのデメリットや、購入後にある後悔の声を紹介します。
デメリットは大きく6つあります
② 風が吹くとルーバー(羽)のが気になる
③価格が高い
④たたみ代が大きい
⑤ 子供やペットのおもちゃになりがち
⑥ 納まる方向や操作位置を間違えやすい
それでは一つ一つのデメリットの詳細と対策法を見ていきます。
デメリット① 目隠し機能がいまいち
バーチカルブラインドは、ルーバー(1枚1枚の羽の部分)の角度、開き方によっては、外からの景色がダイレクトに見えてしまいます。
夜のプライバシーの面でも、透けてシルエットが見えてしまうのが気になる方も。
なので基本的には、人通りの少ない場所や高層階などプライバシーが気になりにくい位置に設置するのがおすすめです。
【解決策】センターレースタイプや遮光機能付きのものを選択
センターレースタイプとは透けてる羽と透けてない羽を交互に組み合わせたタイプのこと。
センターレースの場合、ルーバーを斜めにすると、透けてる部分がレースカーテンのように外の視線を遮ってくれます。
これでレースカーテンをかけた時のように、外の視線を遮ることが出来ます。
当店では、商品画像の右上に「センターレース」と書かれたものが、センターレースタイプのものになります。
ぜひこちらから探してみて下さいね。
またバーチカルブラインドにも遮光やシースルーなど各種透明度の違った種類があります。
中でも、遮光機能のついたバーチカルブラインドなら夜間のシルエット問題を解決してくれます◎
デメリット② 風が吹くとルーバー(羽)のが気になる
バーチカルブラインドの特徴として、ルーバーがそれぞれ独立していて、揺れやすくなっています。
風を通すために窓を開けたりすると、バラバラと風にあおられた時に揺れるので、その重りが窓に当たってコツコツと鳴り、ルーバー自体も若干パタパタと音が鳴ります。
そのためリビングなど普段よく居る部屋や、書斎などの集中したい部屋、またエアコンの近くには不向きかもしれません。
また風通しのよい場所で窓を全開にして使いたい方、普段から音や動きに敏感な方にも向いていないでしょう。
【解決策】ボトムコード(スペーサーコード)を付ける
ルーバーにはおもりがついており、比較的揺れにくい作りとなっています。
それでも揺れが気になる方はスペーサーコード(ルーバー同士を繋げるコード)をつければ、さらにバラつきを軽減できます◎
デメリット③価格が高い
バーチカルブラインドは特殊な造りになっていることに加え、カーテンのように布のみで作られているのではなくメカ部分が大部分を占めています。
そのため価格は他の窓周りのアイテムに比べて高めになっています。
- カーテンセット 13,000~80,000円
- ブラインド 20,000~100,000円
- ロールスクリーン 20,000~80,000円
- バーチカルブラインド 30,000~100,000円
【対策法】特にないが保証期間が長いため安価と捉えることもできる
バーチカルブラインドは基本的な価格水準が高く、機能が少なく最もリンプルで安いものでも他のアイテムと比べて高価になっています。
そのため安く買う手段がありません。
価格の面で購入が難しい場合は、他のアイテムを選ぶことをおすすめします。
ただ普通のブラインドなどの保証期間は1年であることが一般的ですが、バーチカルブラインドの保証期間は3年のものが多いです。
保証期間が長く、故障時したときのリスク回避ができることを考えると、ある意味安価と言えるかもしれません。
故障が心配な方は、安心して使うことができるのでお勧めです。
デメリット④たたみ代が大きい
たたみ代とは、バーチカルブラインドを端に寄せた時にできるルーバー(羽)の厚みのことです。
窓が大きければ大きいほど羽の枚数も増え、たたみ代も大きくなってしまいます。
そのため、出入りの邪魔になることもしばしあります。
バーチカルブラインドの大きさによって、たたみ代がどのくらいできるかは、こちらを参考に確認してみてください。
【対策法】片開きタイプを選択する
もしどうしても出入する窓に付けたい場合は、購入する際に開き方が以下のタイプになるように選択しましょう。
・購入する際に片開きタイプのものを選択
・納まりを、出入り場少ない窓に来るように洗濯
こうすることでたたみ代が、窓の左右で出入りが少ない方に来るので、邪魔になりません。
デメリット⑤子供やペットのおもちゃになりがち
好奇心旺盛なお子さんや、揺れるものに興味を示すペットがいるお家では、揺れるバーチカルブラインドが遊び相手になってしまうことがあります。
スペーサーコードで繋いだ状態だと、子供たちが遊んでいるうちに足に引っかけて転倒してしまう恐れもあります。
また、遊んでいる間に汚されてしまったといった声も少なくありません。
【解決策】1枚ずつ取り外して洗えるウォッシャブル機能の付いた商品を選ぶ
最近は、1枚ずつ取り外して洗えるウォッシャブル機能の付いた商品も多数存在するので、そちらも是非確認してみてください。
全て洗うとなると大変ですが、その必要はなし!
ルーバーをバラバラに外すことが出来ますので、汚れてしまった部分があれば、そこだけ外して洗濯できます。
カーテンよりも洗濯の手間がかからず、便利なアイテムと言えるでしょう。
デメリット⑥納まる方向や操作位置を間違えやすい
片開きか、両開きか。
また、操作位置を、左操作にするか、右操作にするか。
さらに、ルーバーの納まり位置を、左納まりにするか、右納まりにするか。
指定できることが多いのは嬉しいですが、選び方を間違えて後悔してしまうことも多いです。
【解決策】プロに相談しながら購入する
羽を収める方向をどっちにしたら良いのかや操作するバトンの位置はどこが適切かなどは、プロと相談しながら決めると間違いがありません。
また購入時の画面入力もプロが変わって行ってくれる販売店もあります。
パーフェクトスペースカーテン館なら、無料でプロに相談でき、さらに代理入力も行っておりますので、とにかく迷っている方はプロに相談しましょう。
デメリット⑦賃貸物件の場合は取り付け出来ない
バーチカルブラインドは重量があり、取り付け方法も特殊なため、基本的にカーテンレールに取り付けることができません。
窓枠にそのまま取り付けるのが一般的ですが、そうなると原状回復義務のある賃貸物件での導入はほぼ不可能になります。
実際新築などの持ち家で導入する方がほとんどです。
【解決策】アルミブラインドで代用する
もしバーチカルブラインドのようなおしゃれな窓アイテムをカーテンレールに付けたいのであれば、窓アイテムで意匠性の高い横型のブラインドが最も近いです。
木製のウッドブラインドは重量があり、こちらもカーテンレールに取り付け出来ないので、アルミ製のもの限定となります。
とは言え、アルミブラインドはバーチカルブラインドと操作方法や造りも大きく異なります。
どうしても賃貸でバーチカルブラインドを導入したければ、退去時の費用が発生するのを覚悟の上、大家さんに許可を取るのが良いでしょう。
バーチカルブラインドのメリット
続いてバーチカルブラインドのメリットを紹介します。
メリットは全部で5つあります。
② 部屋が広く見える
③ 景色を楽しみやすくなる
④ ほこりが溜まりにくい
⑤ 調光が簡単
それぞれ詳しく紹介します。
メリット① デザイン・影など、おしゃれポイントが高い
何と言っても、この縦長のシルエットが演出するスタイリッシュさがバーチカルにしか出せない個性で、とても魅力的です。
また陽が入る時間になると、隙間から真っすぐ伸びる光が美しく、カーテンでは味わえない上品な雰囲気を演出してくれます。
閉じた状態の透けて見える、柔らかい光もまた目を惹く雰囲気です。
メリット② 部屋が広く見える
縦に美しく流れるルーバーには、縦を強調する効果があります。
カーテンと異なり、手前に飛び出るヒダもなく、圧迫感も軽減できます。
そのため天井が高く見え、室内をとても広く、開放的にみせてくれます。
メリット③ 景色を楽しみやすくなる
縦長のシルエットなので、外の景色をワイドに楽しめます!
大きく開ける or 閉めたままでもスラットの開き方を変えるだけで広く眺望を確保できます。
中にはシースルーのバーチカルブラインドもあり、その自慢の大きな窓が映える空間に大変身します。
ただし、センターレースタイプは、レースの分ルーバーの数が増えるため、たたみ代が厚くなるので注意が必要です。
メリット④ ほこりが溜まりにくい
縦型なので、横型のブラインドに比べて溜まりにくく、ハンディモップで軽くホコリを払うだけでOK。
さらに、天井付けでの設置ならレールにもほこりがたまらず、ほぼ掃除要らず!
お掃除の時間がなかったり、面倒に感じるズボラな方にピッタリです。
メリット⑤ 調光が簡単
光を遮る・入れる操作(調光)が簡単にできます!
バトン式の場合はクルクル回して、ループコード式の場合はコードを引っ張るなど、どれもとても簡単です。
片手でも、子供でも簡単に操作できるのは、嬉しいポイントです。
バーチカルブラインドの操作の仕方は、こちらのページをご参考下さい↓
バーチカルブラインドで後悔したくない人におすすめの商品5選
ここからはおすすめのバーチカルブラインドを紹介します。
バーチカルブラインドのデメリットを解消した画期的な商品からおしゃれなものまで5つを厳選。
今回この記事を読んで購入意欲が高まった方は、まずは以下の5商品からご検討ください。
①<コルト デュアル100>➡お値段重視・カラバリ重視の人におすすめ
こちらは当店で最もお手頃価格の商品。
バーチカルブラインドの高いというデメリットを見事に解消した商品となります。
カラバリも豊富なので、色んな色から選びたい方にもおすすめの商品です。
②<ポポラ2 ソーノ>➡機能性重視の人におすすめ
こちらは当店の中でも最も機能性の多いバーチカルブラインドです。
「1級遮光相当」「2級遮光相当」「3級遮光相当」「抗菌」「消臭」「防炎」「洗濯可」となっており、抗菌など清潔に保つための機能が充実しています。
また遮光も3つのレベルから選べるので、お部屋の明るさや透け感にこだわる方にもおすすめの商品です。
③<アルペジオ ラフィー遮光>➡透けなさ重視の人におすすめ
こちらはセンターレースになっており、バーチカルブラインドの隙間から部屋が見えるというデメリットを解消してくれます。
とは言え、センターレースの部分は適度に透け感があり、外の景色が見えずに圧迫感を感じてしまうこともなく、快適な生活を実現してくれる商品です。
④<アルペジオ レグノ>➡ウッドブラインドのような気のぬくもりが好きな人におすすめ
バーチカルブラインドには珍しく木目調になっている商品です。
ヴィンテージ、ブルックリンなどウッドブラインドを付けることが多いテイストのお部屋にも違和感なく導入できます。
「ウォームブラウン」「ブラウン」「ダークブラウン」の3色展開のため、床の色に合わせて色味を変えることもでき、手軽にお部屋に木のぬくもりをもたらしてくれます。
⑤<コルトエコ デュアル100>➡節電したい人におすすめ
遮熱糸の効果で節電、省エネ効果を高めたバーチカルブラインドです。
陽射しによる温度上昇を抑え、冷房効率も高めます。
色も主張が強すぎず、お部屋に馴染みやすいのも嬉しいポイントです。
⑥<アルペジオ リーチェ遮熱>➡お部屋への馴染みやすさ重視の人におすすめ
こちらは、ほんのり淡いカラーリングとなっています。
そのためフローリングの部屋や、ナチュラルテイストの部屋に馴染みやすいのが特徴です。
10色展開なので、お部屋の雰囲気に合わせて好みのカラーを選択できます。
プロと相談しながらバーチカルブラインドの購入すると後悔しない
ここまでデメリットと解決法を紹介しました。
その他取り付け方法や適切なサイズなど、後悔しないで購入するためには様々な注意点があります。
また存在感がある分、お部屋に合った色を選択する必要もあります。
本当に自分のお部屋に適しているのか、またそもそも取り付けることが可能なのか判断するためにも、プロに相談しながら購入するのがおすすめです。
また購入画面が少々複雑になっているので、購入の際に入力ミスが起こりやすく、実際購入後に違う商品を注文してしまっていたという声も多いです。
パーフェクトスペースカーテン館であれば、バーチカルブラインドを購入する際、無料でプロに相談しながら行えます。
- ・取り付けが可能か判断
- ・どの窓にどんなタイプのものを付けたらよいか提案
- ・お部屋に雰囲気にあったデザインや色のものをインテリアコーディネーターが提案
- ・ご予算の範囲内でおすすめの商品や機能付き商品を提案
- ・代理入力するから、難しい注文や大量注文でもミスがない
上記全て無料で行います!
どんな小さな悩みでも、ご相談に乗りますので、バーチカルブラインドの購入で少しでもお悩みでしたら、お気軽にお電話ください。
バーチカルブラインドの後悔についてのまとめ
いかがでしたでしょうか?
バーチカルブラインドを採用したらその魅力からちょっと自慢したくなりますが、周りから「でも〇〇だよねー」とデメリットをつつかれるのも避けたいですよね。
しかし!バーチカルブラインドにはいくつかデメリットがありますが、タイプによっては解消が可能な点がほとんど。
しっかりデメリットとメリットを理解してから購入すれば、失敗なく理想の空間作りを叶えられます!
また、今回挙げたように後悔ポイントがある方はいらっしゃいますが、どのお声もバーチカルブラインドに満足した上でのご意見でした。
バーチカルブラインドは高い買い物ではありますが、その満足度はお値段以上です!
ぜひご検討くださいね。
1cm刻みのカーテン通販専門店パーフェクトスペースカーテン館
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