▶写真の商品:(左上)サキソフィ(右上)フジック(左下)クッションフロアマット~レトロタイル ベージュ~(右下)フィンレソン コロナ キッチンマット
フロアの敷物を買おうとネット検索をしたけれど、カーペットにラグにマットにとヒットして、何を選べば良いのか迷ってしまった方、いませんか?
などすっきりせず、どうアイテムを選んでいいのか分からない方のために今回、カーペット・ラグ・マットを2,000商品取り扱う「ラグ・カーペット館」のスタッフが違いを解説します!
まずは手っ取り早く、違いを表でチェックしてみましょう!カーペット・ラグにくわえ、同じく敷いて使うアイテム「マット」も含めて比較します。
カーペット(絨毯) | ラグ | マット | |
サイズ感 | 2畳~12畳幅広くぴったりサイズでオーダーできる | 1畳~3畳程度 | 1畳未満 |
使用場所 | リビング、ホテルなどの公共施設など | リビング、ダイニング、ワンルーム、ベッド前など | キッチン、洗面所、トイレ、玄関など |
種類の多さ | 〇 デザイン・素材ともにシンプルなものが中心。 |
◎ デザイン・素材ともに豊富。シンプルなものから個性的なものまである |
◎ デザイン・素材ともに豊富で、素材は汚れに強いものが多い |
メンテナンス性 | △ 全体を覆って敷き込むため移動がほとんどできず掃除はやや大変(タイルカーペットの場合、部分的に取り外せて◎) |
〇 一部に敷くため移動は簡単。洗えるかどうかは物による |
◎ 撥水加工のものや、洗濯できるものなどが多い |
予想は当たっていましたでしょうか?サイズは厳密に決まっているものではなく、およその目安で、カーペット>ラグ>マットの順に大きいのが分かります。
また、大きさだけでなく用途やメンテナンス性、種類にも違いがあるんですね◎
ここからはそれぞれの特徴を、さらに詳細に解説。選び方のポイントも紹介していきます。お手入れ簡単で足元をやさしく包んでくれる、だいすきなアイテムを選んでいただければ幸いです!
もくじ
床全体を覆う・敷き詰めるカーペット
床の全面に隙間なく敷いて使う敷物のことを、カーペットといいます。「絨毯(じゅうたん)」の呼称も同じものと考えて良いでしょう。
カーペットの最大の特徴は、ぴったりサイズに仕立てるオーダーメイドに対応していること。床の形状や柱の位置に合わせて仕立てることで、より完成度の高いお部屋を目指せますよ!
靴を脱いで床で生活する、日本の床座暮らしにマッチした敷物ともいえるでしょう。
定型サイズで販売されているカットタイプのカーペットは、ラグよりもサイズ展開が豊富。
190cm×190cm(約2畳)程度の小型のものから、380cm×580cm(約12畳)以上の大型のものまで、お部屋のサイズに合わせて選択できます。
敷くのにおすすめの場所は1LDK以上のリビング
ホテルなどの公共の施設で、ゆったりと落ち着いて過ごす場所に使われるカーペット。ご家庭の場合は、たくさんの時間をくつろいで過ごすリビングにおすすめのアイテムです。
隙間を最小限にして敷き詰めることで、より広い場所で柔らかな感触を楽しめます。来客時にも快適に過ごしてもらえるのが良いですよね◎
また、ダイニングや台所、キッチンなどと比べて水はねや食べ物の汚れなどがつきにくい場所でもあります。なかなか移動の難しい大きなカーペットも、比較的メンテナンスの負担を抑えられるでしょう。
カーペットの選び方のポイント
①サイズ
フロアの大部分を敷き詰めて使うカーペット。サイズを間違えると想定していなかった隙間ができたり、収まらずに浮いてしまったりすることにもなります。
カーペットは既製サイズのもの以外にオーダー製のものがあるため、サイズにこだわりたいなら選ぶと良いでしょう◎
②色
お部屋の大部分を占めることになるカーペットだからこそ、全体との色のバランスをしっかり考慮しましょう。他のインテリアに色味や柄を取り入れたいなら、ベーシックカラーの無地のカーペットがおすすめです。
③メンテナンス性
大型のカーペットは家具の下に敷き詰めたり、移動が大変だったりするもの。メンテナンスが大変なのは想像がつきますよね。だからこそ、撥水機能や防虫機能など、汚れにくい機能つきのものを選ぶのがコツです。
また「タイルカーペット」を選ぶのも一つの手!タイルのように1枚1枚組み合わせながら敷き詰めるタイプのアイテムで、一部が汚れたり傷んだりしても気軽に取り換えられるのが魅力です。
床に置いて一部を覆うラグ
床面積に対してカーペットと比較してサイズが小さく、床の一部分に敷いて使う敷物のことをラグといいます。
とにかくカーペットと比べてデザインや素材の選択肢が多いため、おしゃれなものを選びたいという方におすすめです。
敷くのにおすすめの場所はワンルームやダイニング、ベッドサイド
ソファの前やベッドの足元、ダイニングテーブルの下に敷くだけで、ワンランクアップした空間を演出できるのが「ラグ」
という方に、ぜひ選んでいただきたいアイテムです。
また床の一部分にのみ敷くラグは「区切る」役割が強いもの。例えば、LDKと呼ばれるリビング・ダイニング・キッチンがワンルームになったお部屋にラグを敷くと、おしゃれに各エリアを区切ることができます。
デザインやサイズを上手に使い分けて、よりハイセンスなインテリアを目指せましてみてはいかがでしょうか。
ラグの選び方のポイント
①素材や生地の種類
豊富に展開されているので、ふわふわで毛並みの長いものや、掃除しやすくサラッとした毛並みの短いもの。柔らかいものや固めのものなど、好みの肌触りに合わせて幅広いラインナップから選択すると良いでしょう。
②メンテナンス性
なかには洗濯可能なものも!子どもやペットがいるご家庭で、衛生的に使用したい方にもうれしいポイントではないでしょうか。抗菌、防臭といった機能のある商品もあるので、汚れを防ぎたい方は選ぶと良いでしょう。
③安全・安心
防炎機能や防音性のあるものを選ぶことで、生活の安心感を底上げしてくれます。デザインも大切だけれど、安全面やQOLにこだわりたい方は注目してみましょう。
④形やデザイン
デザインのバリエーションも豊かなので、ユニークな形状のラグを選んでお部屋のアクセントにするのもおすすめ。異なるデザインのラグを組み合わせて使っても良いでしょう◎
お部屋の印象を左右しやすいカーテンとラグの組み合わせについては、こちらの記事もぜひ参考にしてください♪
作業スペースで足を保護・汚れを防ぐマット
ラグやカーペットに比べてサイズが小さく、活躍する場面が多いマット。敷くのにおすすめの場所や選び方をみていきましょう。
敷くのにおすすめの場所はキッチン・玄関・脱衣所・トイレ
コンパクトサイズで、機能性にも優れたマットはキッチンや玄関、脱衣所、トイレなど、作業の多い場所や汚れの気になる場所で活躍します。
ウォッシャブルや撥水加工の施されたもの、床暖房に対応したもの、滑り止めのついたものなど機能が充実しているのが特徴です。
マットの選び方のポイント
①サイズ
洗面所やキッチンなど限られたスペースに置かれるマットは、きちんと収まるサイズのものを購入することが大切。長さや奥行を測り家具などの干渉がないよう、サイズを決めましょう。
②メンテナンス性
マットで絶対に外せない要素が「撥水」「ウォッシャブル」などの機能。水回りや玄関で使う場合には、汚れにくく綺麗にしやすい素材のものを選びます。また、抗菌や防臭機能がついたものもあるので、こうしたものを選んでも良いですね。
③デザイン
作業する場所だからこそ、気分を上げてくれるデザインのアイテムを選ぶのがおすすめ!ちょっと面倒な家事も楽しい気持ちになりそうです。
また玄関の置くのなら来客も想定しておしゃれなものを置きたいですよね♪水跳ねや外出後の汚れなども目立たないよう、濃い色を選ぶのも良いかもしれません。
全体使いにも部分使いにも便利なクッションフロアマット
カーペットやラグ、普通のマットのほかに「クッションフロアマット」というものを耳にしたことはありますでしょうか。フローリングなどの床材に似た見た目で、シート状になったものをカットして、好きな形・大きさで敷くことのできるマットです。
通常の布製マットと比べて、撥水加工で水をこぼしてもサッとふき取れ、傷にも強いのが特徴。防カビ・抗菌加工もつき、床暖房にも対応しているほか防炎機能をもったものもあります。
ここを叶えたい!要望別の選び方ポイント
ここまでラグとカーペット、マットそれぞれの違いを踏まえて買いたいものの目星がつきましたでしょうか?
ここからは共通する役割と、アイテムの選び方をお話しします。納得のいく選択のためにぜひ参考にしてくださいね!
①床材の保護をしたいなら、なるべく厚手のものを
ラグやカーペットの役割としてもう1点見逃せない点があります。フローリングや畳など床材の保護です。あらかじめ家具を置く場所や生活動線上に敷いておけば、床材への傷やへこみを防ぎ美しい状態を保てます。
また、全体を覆うタイプであれば、紫外線をカットして退色や劣化防止にも役立ちますよ。
床材の保護を目的としてラグやカーペットを選ぶなら、なるべく裏地が厚く丈夫な素材のものを選択すると良いでしょう。
②防寒対策するなら高密度のものか床暖房対応のものを
床座生活では冷えたフローリングが不快に感じたり、上がってくる冷気によって底冷えしたりすることも。ラグやカーペットを敷くだけで、冷気をシャットアウトして寒さを軽減できます。
防寒対策を目的として選ぶなら、毛足の長さよりも毛の密度に注目して選択しましょう。
毛足が長い=熱を含みやすいと思いがちですが、実は熱をしっかり抱え込むにはどれだけ毛が密集しているかが重要なんです。さらに、裏地に厚みがあるものほど、より一層保温効果がアップします!
ただし、ホットカーペットや床暖房の上に敷いて使う場合には、熱によって材質が変化することがあるため注意が必要です。必ず、ホットカーペットや床暖房対応と記載があるものを使用してくださいね。
③防音対策するなら厚みがあって遮音性の高い素材を
アパートやマンションなどの集合住宅では、階下へ騒音や生活音が響いていないか気になりますよね。実はそこで役立つのがラグやカーペット!材質や厚みにこだわれば床への緩衝材となり、騒音や生活音を大幅に軽減できます。
「防音カーペット」や「遮音カーペット」は、階下へ響く音をどれだけ防止できるのかを遮音等級によって数値化。遮音効果重視のカーペット選びの際に、心強い目安になります。
また、ラグに遮音効果を求める場合は、中材にウレタンフォームが入った低反発素材ものがおすすめです。もっちりとした厚みが足音や衝撃音を吸収し、遮音効果を期待できますよ。
⑤取り扱いのしやすさやコスパ重視なら化学繊維を
ナイロン:優れた耐久性があり、駅やホテルなど人の往来が多い場所にも使用されます。また、洗濯可能なものも多く、お手入れにも手間がかかりません。
ポリエステル:ラグにもっとも多く使用される素材。豊かな表現力と多彩なラインナップで展開され、比較的お手頃価格で手に入るのも注目したいポイントです。
ポリプロピレン:カーペットに多く使用される素材で、柔軟性や弾力性があるうえ摩擦にも強く、コストパフォーマンスに優れています。
アクリル:シルクのような光沢と、ふわふわとした柔らかな質感が特徴。しっかりと強度があり色あせにも強いので、多少値が張っても長く愛用したい方にピッタリです。
⑥ナチュラルな質感が好みなら天然繊維を
天然繊維には、動物性繊維と植物性繊維の2種類があります。
ラグやカーペットに使われる動物性繊維の代表は、ウール(羊毛)です。
ウールは夏涼しく冬暖かいという特性があり、オールシーズン快適に使用できます。
また、天然の抗菌消臭機能を備えているため、敷くだけでお部屋の空気をキレイにしてくれます。価格が高いことがデメリットとしてあげられますが、そのぶん長く愛用できますよ!
一方で植物性繊維として有名なのは、綿と麻です。
綿はやわらかくサラっとした肌触りで、薄手の夏用ラグに多く使用されます。
軽量で水を吸っても重くなりすぎず、家庭用洗濯機で気軽に洗濯できるのも魅力。
麻は独特のシャリ感があり、綿やウールと混紡されることが多い素材です。
素材感を活かして仕立てられることが多く、デザインにナチュラルさを求める方に最適です。
まとめ
いかがでしたか?今回ラグとカーペット、マットの違いをご紹介しました。
筆者の感想としてはぼんやり把握していたけれど、意外と機能性やデザインの豊富さなどは知らなかったなぁ…という感想です。
でも、今なら迷わずスッキリ選べそう♪
デザイン性や求める機能性に応じてラグやカーペット、マットを使い分けて、もっと快適な暮らしを叶えていただければ幸いです。
この記事を読んで他にも疑問がある場合は、こちらから無料でラグ・カーペット・マットのプロにご相談いただけます↓
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