ちょっとラグが汚れてきたかも?掃除機がけや粘着シートだけだと、黒ずみや黄ばみ、菌だって気になる!という方いますよね。でもそんな時に頭に浮かぶのが、
「水洗いしたいけど、ラグってどうやって洗えばいいんだろう…」という疑問ではないでしょうか。そこで今回はラグの洗い方を、販売店が徹底解説します!
- ・ラグの洗濯機での洗い方
- ・ラグの手洗いの仕方
- ・洗濯機、手洗い以外でラグを洗う方法
- ・日頃のお手入れ方法
- ・お手入れが楽になるおすすめラグ商品
週末やお休みの取れた日、思い切ってラグを洗ってすっきりしましょう!一度やり方を知っておけば、次からもっと手際よく簡単にお手入れもできるはずです。忘れそう…という方はブックマークにして定期的に見返してみてくださいね◎
もくじ
洗濯表示をチェックして洗い方を決める
まずなんといっても、どんな洗い方をするのか方針を決める工程が重要!洗濯機洗いできないものを無理やり洗ったり、そもそも水洗いできないものを水につけてしまったりすることでラグの寿命を大幅に縮めてしまいかねません。
お気に入りの大切なラグを、できるだけ長く清潔に使い続けられるよう必ず「洗濯表示」をチェックしましょう。
まず最低限確認したいのが、以下の2つのマーク。桶は「家庭洗濯」のマークで、ここに×がついていたら、洗濯機洗いも手洗いもできません。ドライクリーニングまたは、拭き掃除などを検討します。
桶に手のマークは「手洗いOK」の意味。洗い桶を使って手洗いするか、洗濯機の手洗いコースでゆっくり優しく洗います。
洗濯機でラグを丸洗いする方法
①洗濯する当日までに天気・スペース・用具を確認する
天気の確認:自宅でラグを洗うときは、まず天気を確認しましょう。ラグの大きさや脱水の程度によっては、完全に乾燥するのに数日かかります。
干すスペースの確保:水がしたたるラグを干せるスペースがあるのか、マンションなどの場合は階下に迷惑がかからず干せるかなど、干す場所を確認しておきましょう。ラグによっては天日干しNGで陰干しが必要な場合もあります。
用具準備:洗濯表示を確認して、使える洗剤や漂白剤の種類もチェックします。
白いものを、より白く見せる効果があります。真っ白な生地・糸は黄ばみや黒ずみを解消できますが、キナリやニュアンスカラーのような淡い色だと色味を損ないかねません。気になる場合は、蛍光剤の入っていない「おしゃれ着洗い」用の洗剤を選ぶのがおすすめです。
「酸素系漂白剤」と「塩素系漂白剤」に分かれます。漂白剤の使用自体がNGの場合と、塩素系漂白剤は使えないけれど酸素系漂白剤は使えるという場合も。洗濯表示をチェックして、漂白剤を使うか、どの漂白剤を使うか判断して用意しておきましょう。
②洗濯機に入れる前の準備
■粘着テープや掃除機で、ある程度汚れを取る
⇒歯ブラシで使用する予定の洗剤を付けて優しくたたいておく・黒ずみ黄ばみや臭いなどが気になる場合
⇒使用可能であれば漂白剤につけておく
■必要に応じて洗濯ネットに入れる
ラグはネットに入れずに洗ったほうが全体の汚れが取れやすいですが、ふわふわした生地の場合や毛足が長い場合、商品の説明に注意書きがある場合などは、大きめの洗濯ネットに入れて洗います。
衣類用の洗濯ネットはサイズが小さすぎてラグの生地を傷つけたり、ギュッと折り畳まれて汚れが取れにくくなったりする為、布団用のネットなどを用意しておきましょう◎
※洗えるラグの場合、専用のネットが付属してくるケースもあります。その場合は付属するネットを使用しましょう。
③毛布洗いコースや大物コースで洗濯
ラグは通常コースではなく、毛布や大物用のコースで洗います。通常のコースと比べて以下のような違いがあるからです。
- 水量が多い
- 洗浄の強さが弱め(優しい)
- 均等に回転するようセンサーが働く
- 脱水の回転速度が遅め
大きなラグを洗う際は毛布コースや大物コースでたっぷりの水を使い、均等な回転で優しく洗った後、脱水をゆるくかけます。
※ドライマークのついたラグを洗う場合は、ドライマーク対応の洗剤を使います。
あまり洗剤を入れると、すすぎが大変なので気をつけましょう。
◇1.5帖用以下(約130×190cm以下)のラグ・・・6kg以上
◇2帖以上(約190×190cm以上)のラグ・・・10kg以上
④直射日光を避けて陰干し
ラグを物干し場に運ぶときは、水滴が垂れてくる上にかなり重たいため、大きめのビニール袋に入れて台車のようなキャスター付きのもので運んだり二人がかりで持つなど、水滴と重さ対策をして運んでください。
物干し場に運んだら、なるべく直射日光を避けて日陰に干していきます。ラグの対角線を物干し竿に載せるように三角干しをすると、角の部分に水滴が集まるので早く乾かすことができますよ。
※天日干しができるラグもありますが、そうでない場合はなるべく直射日光を避けます。
ラグをコインランドリーで洗濯する方法
洗濯機マークがついていて、ラグ自体は洗濯機洗いができても、大きさの問題で自宅では洗えないということもありますよね。その場合は、コインランドリーで洗濯すると良いでしょう。
家庭用の洗濯機よりも大容量を洗うことができます。コインランドリーに持っていく前に、ラグに掃除機をかけて埃や細かい汚れを落としておくのは家庭洗濯と同様です。
ラグの大きさにもよりますが、2畳以上の広さのラグは少し大型の17㎏以上の洗濯機に入れます。
乾燥機は生地の奥まで熱を伝えるため、温度が55℃を上回るものがほとんど。ラグを乾燥機にかけると、ゴム製・樹脂製の滑り止めや、表面と裏面の糊付けが溶けてしまうこともあります。また、繊維が傷むトラブルにつながることも。
乾燥機は便利ですが、長く愛用したいなら自然乾燥の方がおすすめです。コインランドリーでの洗濯については、こちらで詳しく確認できます。
ラグを手洗いする方法
①手洗い
お風呂の浴槽にぬるま湯を溜め、洗濯用中性洗剤を少量入れます。ラグマットを折りたたんで浴槽に浸け、手で押し洗いをして汚れを出していきます。毛足の長いラグマットは、髪の毛を洗う感じでパイルの根元からやさしく毛を逆立てるように洗います。
①-2踏み洗い
洗濯機に入らないけれど自宅で洗いたい…という場合、浴槽で踏み洗いをすると良いでしょう。ラグを折りたたんだ状態で浴槽に入れ、ラグが浸かるくらいのお湯を入れます。
しっかり踏み洗いをしたら、浴槽の水を抜いて足で踏んで脱水し、再度水を張って足で踏んですすぎます。これを、すすぎの時の水がきれいになるまで繰り返しましょう。
②すすぎ
洗い終わったらラグマットを畳んだり丸めながら絞っていきます。ある程度水が切れたら、浴槽に新しくぬるま湯を溜め、手で押したりしながら洗剤の泡が出なくなるまでよくすすぎます。
③脱水
すすぎと同様、畳んだり丸めたりしながら絞って脱水をしていきます。毛足の長いラグマットは、脱水したあと手で2~3回ふるいパイルを立たせます。脱水した後は、直射日光を避け、陰干しします。
ラグのシミ・汚れ別落とし方
通常の洗濯だけでは落とせないシミができてしまったら、以下のように応急処置をした後、洗濯洗いや手洗いをすると良いでしょう。
汚れ別対処法
油脂・糖分 | 住宅用洗剤(マイペット等)アンモニアを少量垂らしたお湯で雑巾を絞り、強く拭きます。あとは、きれいな布で拭き取り、これを繰り返します。 |
インク・墨 | まず、吸取紙に よく吸い取らせます。牛乳を少し垂らし、ブラシでよく叩いてからお湯で絞った雑巾で拭き取ります。 |
酒類 | 汚れた部分に塩をのせ、ブラシで叩いたあとから、水をふくませたスポンジできれいに拭きます。 |
ガム | まるめながらつまみとり、シンナーで拭き取ります。取れないときは、ドライアイスで冷やし、固まったものを粉にして取り除きます。 |
卵 | 冷水に布をつけて軽くこすり取ります。 |
牛乳 | ぬるま湯に浸した布で軽くこすります。牛乳に熱湯は禁物ですから注意してください。 |
ペンキ | ついた直後であれば、テレビン油をつけた布で柔らかくこすれば取れます。乾いてしまったものは、専門家に任せた方が無難です。 |
泥 | よく乾かしてから、電気掃除機で吸取ります。あとはぬるま湯で拭き取ります |
動物の汚れ物 | すぐに塩水で拭き取ります。そのうえで、5%のアンモニア液で拭き、最後にぬるま湯で拭き取ります。 |
タバコの焦げ | オキシフルをつけた歯ブラシでブラッシング。するとこげた部分が目立たなくなります。 |
洗ったラグを乾かすときの注意ポイント
雑巾がけ、丸洗い、手洗い、すべての作業の後はラグをきちんと乾燥させましょう。ドライヤーなどで乾かすのもおすすめです。変色の可能性があるため、直射日光を避けて陰干しします。
パイルがヘタってきたときや、毛足の長いラグマットの場合は、半乾きの状態で丁寧にやさしくブラッシングすると手触りの良い状態に戻すことができます。
ラグが洗えない場合
洗えないラグの場合、まずは拭き掃除をしてみましょう。通常は硬く絞った雑巾で水拭きの後に、乾いたきれいなタオルなどでから拭きします。
汚れが気になる時は、ぬるま湯に中性洗剤を適量溶かし、硬く絞った雑巾で拭きあげます。その後は、洗剤を取り除くように硬く絞った雑巾で水拭き、そしてから拭きしましょう。
表面がビショビショにならないよう、雑巾は固く絞るのがコツです。
■陰干しを利用する
洗えないラグの場合、拭き掃除と併せて、年に1~2回は天気の良い、乾燥した日に半日ほどバルコニーや庭で陰干ししましょう。取り込む前にラグを裏返して軽く棒などで、ラグの奥に入り込んだゴミやホコリを叩き出します。
日当たりの良い場所に干すと、素材によっては日焼けによる色あせの原因になります。基本的には陰干しのほうがラグが痛みにくいのでおすすめです。
さらに洗えないラグのお手入れ方法を詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてください。
また、やっぱり洗えるラグを使いたいと思った方は、こちらから洗えるラグ商品もご覧いただけます!カーペットなどの上に薄手の洗えるラグを重ねるのも一つの方法です。
ラグは日頃のお手入れで洗濯の手間・頻度を減らせる
ラグの洗い方を見てきましたが、毎日洗うのは難しいもの。だから、日頃からできるお手入れをしましょう。簡単なケアをしておくことで、洗濯の頻度を減らしたり予洗いなどの手間を減らしたりすることも可能です。
できれば毎日、少ない場合でも1週間に1回程度は、掃除機をかけることをおススメします。毎日のお手入れは気が付いた時に粘着クリーナーでホコリや髪の毛を取り除き、週に1回は掃除機をかけるといった工夫をしてもいいですね。
ここからは、上手に効率よく日頃のお手入れをするコツもお話しします。
ゴミや汚れを効率的に取る掃除機がけのコツ
掃除機をかけていて「なかなか隙間に入り込んだゴミが取れない!」なんて経験したことありませんか?実は、ラグの掃除機掛けはコツがあります。
目視で粗いゴミ・汚れを点検しながら、ラグの毛並みを起こすようにホコリを吸い取るのがポイントです◎毛並に逆らい起こすようにかけることで、根元の空気の通りを良し、奥に入りこんだゴミを効果的に吸い取ることができます。
特に毛足が長いシャギータイプは、毛並みに逆らってかけることで掃除機のノズル部分で根元付近のゴミが取れやすく効果的にお手入れができます。毛並に沿って上から押さえつけてしまうと、ラグの毛も寝てしまうので注意しましょう。
ダニ対策のための掃除機がけのコツ
気になるダニ対策として、部屋の窓を開けて風通しを良くして、1平方メートルにつき20秒ほどを目安に掃除機をかけましょう。ポイントはこのスピード感。モップ掛けのようにサッサっとかけてしまうのではなく、じっくりゆっくりと進めることが大切です◎
ダニは残念ながら、あらゆるところに生息します。よく歩いたり座ったり、食事をするところにダニのエサとなるホコリがたまります。ホコリとダニの死骸などを残さないように、日頃からのお手入れを心がけていきましょう。
毛足を損なわないお掃除が重要!
粘着テープやクリーナーを使うことがあるかと思いますが、強力なタイプをラグに使うと糊が残ってホコリや汚れを吸着させ、ホツレの原因にもなります。
特に、毛足の長いラグは巻き込んでしまうリスクもあるため避けたほうがいいでしょう。さらに飛び出している毛があったら、引き抜かずにハサミで丁寧に切りそろえて下さい。
ラグ・カーペットの掃除については、こちらで詳しく解説しています◎
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、ラグの洗い方を以下の内容で解説してきました。
・洗濯機洗いの方法
・手洗いの方法
・コインランドリーでの洗濯方法
・日頃のお手入れ方法
ご自宅のラグの様子を確認して、必要なお手入れをしてみてくださいね。お気に入りのラグを清潔に気持ち良く使っていただけましたら嬉しいです!
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