皆様こんにちは!
フォトグラファーてしまです。
今回は普段、撮影している中でごく普通に行っている
“カーテンのアイロン掛け”
についてお話しさせて頂きたいと思います。
皆様はカーテンをご購入した際、届いた新品のカーテンにアイロンを掛けますか?
恐らく「いいえ」と答える方が多いかと思います。
私も当店で働く前は自宅のカーテンを購入した際にカーテンにアイロンを掛けるという発想がなかったからです。
「吊るしておけば自然と直るでしょう?」
「面倒でアイロン掛けしたくない」
「どうやったら良いかかわからない」
など様々な理由があるかとは思います。
しかし、少しのコツとポイントを押さえれば届いたその日から美しく綺麗なカーテンを窓に掛けられますよ!
また、もう既にお家に吊るしてあるカーテンをより美しく見せるアイロン術もご紹介いたします!ぜひお試しください!
また、洗濯時にシワを作らないことも重要。
洗濯方法や、干し方のコツもチェックしましょう。
もくじ
カーテンにアイロンを掛けるその前に!洗濯表示ラベルを確かめよう!
カーテンにアイロンを掛ける前にまず確認して頂きたいのが洗濯表示ラベルです。
だいたい裾の裏かヒダの裏、端に付いていることが多いです。
カーテンも洋服と同じで洗濯表示ラベルが付いており、生地の素材によって
表示されてる項目が変わります。
こちらが洗濯表示ラベルに記載されている基本的なマークの種類です。このマークに強さや温度上限などを表す点や線が加わると素材の洗濯詳細がわかります。
今回はアイロン表示に注目して見てみましょう。
- ①底面温度200℃を上限にアイロン掛け可能
- ②底面温度150℃を上限にアイロン掛け可能
- ③底面温度110℃を上限にアイロン掛け可能
- ④アイロン掛け不可
以上がアイロンの表示です。
しかし、カーテンの洗濯表示ラベルはほとんどの場合が③か④です。
なのでアイロン掛けが可能なカーテンは低温設定で掛けましょう。
届いたその日にやってみよう!カーテンのアイロン掛けのコツ
まず、新品のカーテンを購入した際に是非お試しして頂きたい方法をカーテンの素材別にご紹介していきます。
新品カーテンのシワの特徴は「畳みジワ」です。
丈が長ければ長いほど折りたたむ回数が増えるので畳みジワも増えていきます。
しかしカーテンはどうしても畳まないと皆様のお手元にお届けできません…
丁寧な梱包は心がけておりますが、どうしても付いてしまうのが現状なのです…
ドレープカーテン/ポリエステル100%
まずご紹介するのは、ドレープカーテンのポリエステル100%素材です。
こちらはカーテンではもっともポピュラーな素材で非常に多くの種類、デザイン
があるのが特徴です。
パーフェクトスペースカーテン館でもポリエステル素材のカーテンをたくさん取り揃えております。
- ポリエステルは合成繊維の一種で、軽くて強度がありしわになりにくいのが特徴です。
さらさらとした肌触りで吸湿性、吸水性が低く、速乾性が高いことからカビや湿気に強い繊維となります。
カーテンだけでなく洋服の素材としても使われています。
以上の特徴からもポリエステルは軽くて丈夫なのでカーテン素材としてピッタリで
多くのカーテンで使用されているのも納得です!
ではアイロン掛けはと言いますと、まず先述した通り洗濯表示ラベルを確認します。
アイロン掛けが可能であれば恐らく底面温度110℃が上限の表示があると思うので、アイロンの温度設定は110℃以下、低温に設定します。
購入したカーテンを吊るす前にアイロンを掛けて頂きたいので、開封してそのまま取り出し、畳まれている状態のまま開きます。
掃き出し窓用のカーテンは丈が長いと思うので、ダイニングテーブルや椅子に
掛けてなるべく伸ばせるようにしましょう。
アイロン台を使うのですが、段差が出てしまって掛けにくいという方は、アイロンマットがおすすめです!テーブルや床に直接敷いて使うことができるので場所を選ばずにアイロン掛けができます。
畳みジワは主に折りたたまれている箇所に付いてしまいます。
1本につき大体2、3か所横にシワが発生していると思うのでそこにアイロンを
当てます。この時、当て布を使いましょう。
1か所掛けたら少し冷ましてから次の箇所に移りましょう。
全てのシワが取れたら終わりです!
ドレープカーテン、レースカーテン/天然素材100%、天然素材混
次は天然素材を使用したカーテンです。
こちらはドレープカーテン、レースカーテン共に同じ工程でご説明したいと思います。
リネンやコットンなどの天然素材を使用したカーテンは熱に強いですがシワになりやすいのも特徴で、どんなに丁寧に畳んでもどうしてもシワになってしまうことが多いです。
天然素材カーテンもポリエステル同様、洗濯表示ラベルを確認しアイロンを掛けていきます。
取りにくいシワの場合、霧吹き等で適度に湿らせアイロンの熱を加えると効果的に
シワを伸ばすことができます。
ただし、天然素材カーテンは伸びやすく縮みやすいので注意が必要です。
あまり過度に濡らすと伸びてしまったり、逆に縮んでしまって歪みが発生してしまったりします。
せっかくのオーダーカーテンなのに使いたいサイズで使えなくなってしまうのです…
そうならないように霧吹きはピンポイントにシワの部分に使いましょう!
近づけ過ぎないでふわっと掛けてあげると湿り過ぎないで良いですよ^^
(天然素材について)
レースカーテン/ポリエステル100%
レースカーテンもポリエステル100%素材が多いです。
なのでドレープカーテンとほとんど変わりませんが、レースカーテンは種類によって繊細な刺繍や装飾が施されている場合もあるので注意して掛けていきましょう。
装飾によっては熱に反応してしまう場合もあり得るので装飾部分は当て布を増やして少し厚みを持たせると良いでしょう。
ライトウェーブ、形状記憶加工をしていないカーテンへのアイロン掛けポイント!
そもそもカーテンにはアイロン掛けをしなくても整いやすい加工済みのカーテンもございます。
皆様も「形状記憶」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
その他にライトウェーブ加工という物もあり、その特徴や違いはどういった
ものなのかご紹介していきたいと思います。
また、このような加工はオプションであったり少しお高くなったりするので、購入時には付けなかったという方もこれからご紹介する方法でアイロンを掛けるとヒダが落ち着き綺麗な状態にすることが可能です!
①ライトウェーブ加工
ライトウェーブ加工はオプションで付けられるカーテンともともと加工が施されている
カーテンの2種類あります。
ライトウェーブ加工は縫製後のカーテンに加工することができるので
オプションとしてつけられる、というわけです。
短所としまして数回お洗濯すると加工の効果が薄れてしまいます。
ですが、比較的お手軽に付けられるオプションなので個人的には付けられるカーテンを
ご検討中の方にはおすすめです!
(ライトウェーブ加工について)
②形状記憶加工
続いて形状記憶加工です。
こちらは既に加工済みのカーテンを販売しております。
形状記憶加工は縫製前に加工するので後から付けることができません。
ですが、その効果は半永久的に続きます。1度加工したらお洗濯しても
落ちないのです!
ですがやはり加工済みのカーテンしかないならデザインや種類が少ないのでは?
とお思いの方もいらっしゃるかと思います。
ご安心ください!確かにライトウェーブ加工商品と比べると数は少ないですが、
ご検討して頂くには十分な種類がございます。
無加工のカーテンor緩くなってきたライトウェーブ加工をきれいに整える方法
では、使ってるカーテンに加工していない、ライトウェーブ加工をしたがヒダが緩くなってきてしまった
という方!撮影で様々なカーテンに直に触れて整えてきた中で行ってきた
カーテンを綺麗に整えるコツとポイントをお教えしたいと思います。
①もともとライトウェーブ加工がしてあるカーテンの場合
まず緩くなってしまったカーテンのヒダを整える場合、ヒダ山からまっすぐ
線を引くように山を作ります。
ヒダ山1つに対して山折り1つというイメージで整えていきましょう。
1つ1つ折っていき全て整えたら洗濯ばさみで留めます。
跡が残るのが気になる方はタオルなどの布を1枚噛ませると跡が気にならなくなりますよ。
上部、中部、下部に分けて全体で2~3か所程度留めるとより効果的です。
例えば朝カーテンを開けてお仕事やお出かけをしている間数時間放置しておくだけで大分改善されると思います。
もしシャッター等があり1晩カーテンを閉めなくても大丈夫、という方は1晩そのまま置いておくとより効果があります!
また、カーテンの幅が広くて洗濯ばさみ1個じゃ留められない大きさのカーテンは
何か所かに分けて留めていきましょう。
またアイロンが掛けられるカーテンの場合はスチームアイロンで
スチームを掛けてしまう、という裏技があります!
あまり近くでスチームを掛けると生地がダメージを受けてしまう可能性があるので、10㎝程度離してゆっくりスチームを当てていきましょう。
②既製カーテンなどの何も加工がされていないカーテン、ライトウェーブ加工が完全に取れてしまったカーテンの場合
何も加工がされていないカーテンあるいは加工が取れてしまったカーテンは、
難易度が少し上がります。
まずカーテンを上記の工程でヒダを整えます。
洗濯ばさみなどで整えたヒダを留めたら一旦レールから外しましょう。
外したら3-1でご説明したようなアイロンの掛け方を行います。
ただし今回は1ヒダづつ丁寧にアイロンを掛けます。
アイロンを掛けたらもう一度洗濯ばさみで留めます。
可能であればそのまま1晩吊るして置いておくのがベストですが、
出来なければ半日程度置いておきましょう。
カーテンを整えるとお部屋もすっきり!
いかがでしたか?
カーテンにアイロンを掛けるのは一手間掛かるのですが、そうすることでお部屋の印象も全く違う物になります!
すっきり整えることでインテリアも映えますし、何より
気持ちよく過ごせますよ。
カーテンにアイロン掛け?と思っていた皆様もこの機会にぜひお試しください!
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