例年、寒さが強まる10月頃から、寒さ対策についてのお問い合わせが少しずつ増えてきます。
実は、寒い冬を乗り切るための防寒対策として、断熱カーテンや保温カーテンは非常に効果的です。
暖めた空気の約50%は、窓から逃げてしまうため、断熱効果や保温効果の高いカーテンを使うことで、室内の暖かさをしっかりと保つことができます。
とはいえ、まだまだ認知度の低い断熱・保温カーテン。
「本当に効果があるの?」
「どのように選べばいいの?」と疑問をお持ちの方も多いでしょう。
そこで今回は、専門店のプロが断熱・保温カーテンの効果や選び方、購入時のポイントまでを徹底解説します。さらに、当店おすすめの最強防寒カーテンもご紹介します。
寒さ対策にお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
暖めた空気の50%は窓から逃げている
室内を暖めても、暖かさの約50%が窓から外へ流れてしまうとされています。
これは、窓が外気との境目にあり、ガラス部が断熱効果に乏しいことが原因です。
どんなに暖房を使って室内を暖めたとしても、窓から逃げる熱を防がなければ、効率よく部屋を暖め続けることは難しくなります。
逆に、窓からの熱の流出を防ぐことができれば、部屋全体の温度を快適に保ちやすくなり、電気代の節約にも繋がります。
窓からの熱損失を抑えることこそが、暖かい部屋を保つための最も重要なポイントなんです。
防寒対策には断熱カーテン、保温カーテンがおすすめ!その理由を解説
窓からの熱損失を抑える対策として、断熱・保温カーテンがおすすめです。
理由は以下の通りです。
・断熱性、保温性の向上
・導入コストが低い
・電気代の節約に繋がる
それぞれ見ていきましょう。
部屋の断熱性・保温性をアップさせる
断熱・保温カーテンが有効な理由は、お部屋の断熱性・保温性が確実に向上するからです。
実験結果を基に、その効果を見てみましょう。
部屋や窓を想定した模擬装置を使い、「保温性の高いカーテンを取り付けた場合」と「取り付けていない場合」で、試験槽を60分間冷やした後の温度変化を検証しました。
その結果、保温性の高いカーテンを取り付けた方が、取り付けていない場合に比べて4.1℃も温度が高くなることがわかりました。
実際に、窓からの冷気にお困りのお客様宅へ断熱・保温カーテンを取り付けた際も、外からの冷気が大幅に抑えられ、暖房効率も改善したと非常に喜んでいただけた実績もあります。
保温率や断熱率の高いカーテンを選ぶことで、室内の暖かさを維持することが可能です。
導入コストがリーズナブル
室内の寒さ対策を考える際、できるだけ大きなコストをかけずに効果を得たいと考える方が多いのではないでしょうか。
その点、断熱・保温カーテンは、リフォームや断熱材、暖房器具の導入に比べて、はるかにリーズナブルに断熱効果を得ることができます。さらに、手軽に取り付けられるため、工事の手間や時間もかかりません。
コストパフォーマンスを重視するのであれば、断熱・保温カーテンは最も手軽で効果的な選択肢です。
電気代を節約できる
寒い季節には、暖房を使う頻度が増え、その結果電気代も高くなりがちです。部屋を暖めるためにエアコンやヒーターは、暖かさを保つ上で欠かせませんが、電気代も抑えたいですよね。
断熱・保温カーテンは、暖かい空気を室内に留めることができるため、暖房効率が格段に上がります。部屋の温度を長くキープでき、暖房機器の稼働時間を短縮することが可能です。
結果的に、エアコンやヒーターの使用頻度が減り、電気代の節約に繋がります。
簡単に導入できる断熱・保温カーテンは、暖かさを確保しつつ、家計にも優しい防寒対策として効果的です。
断熱・保温カーテンを選ぶ、購入する際のポイント
断熱・保温カーテンを選ぶ際には以下のポイントを抑えておきましょう。
- ・保温率
- ・サイズ
- ・色
- ・縫製方法
- ・レースカーテン
- ・裏地
ただ購入するのではなく、これらのポイントを考慮することで、断熱性や保温性をさらに高めることができます。各ポイントについて詳しく見ていきましょう。
保温率は、より数値が高いものを選ぶ
断熱・保温カーテンを選ぶ上で1番重要なポイントは、保温率です。
保温率とは、前述の試験結果に基づいて算出された、「温度がどれだけ下降しにくいか」を数値化したものです。この数値が高いほど、カーテンの保温効果が高くなります。
保温カーテンの中でも、保温率が10%以上差がある商品もあります。より高い保温性を求める場合は、保温率の高いカーテンを選ぶことがポイントです。
サイズは、床下までぴったりにする
カーテンは、床下までぴったりなサイズを選び、カーテンの下に隙間ができないようにしましょう。
外からの冷気をしっかりと遮断し、暖かい部屋の空気を外に逃がさないためには、カーテンの隙間をできる限りなくすことが重要です。
例えば、
・オーダーカーテンで窓のサイズに合わせてぴったりのものを購入する
・フックでカーテンの高さを調整する
などの工夫をして、床下まで覆うことで、断熱効果をさらに高めることができます。
色は暖色系を選ぶ
保温カーテンを選ぶ際、色は暖色を選ぶようにしましょう。
暖色系の色を選ぶことで、視覚的にも部屋が暖かく感じられる効果があります。特に、赤やオレンジ、ベージュなどの暖かみを感じる色は、実際の体感温度にも良い影響を与えることが多いです。
一方で、グレーや青といった寒色系の色は、寒さを感じやすい色とされていますので、特にこだわりがない場合は暖色系を選ぶのがおすすめしています。
リターン縫製を選ぶ
保温カーテンを選ぶ際には、リターン縫製という縫製方法に注目しましょう。
リターン縫製とは、カーテンの両端を壁側に折り返して縫製する方法で、カーテンと壁の隙間をしっかり埋め、外からの冷気や窓からの熱の流出を防ぐ効果があります。
隙間をしっかり防ぐことで、通常のカーテンよりも断熱性や保温性が高まり、室内の暖かさを効率的に保つことが可能です。
リターン縫製が対応可能かどうかは、購入する店舗や縫製工場によって異なるため、事前に確認や問い合わせを行いましょう。
レースカーテンも保温効果が高いものを選ぶ
あまり知られていないかもしれませんが、実はレースカーテンの中にも、保温性の高いものが存在します。
ドレープカーテンだけでなく、レースカーテンも保温性の高いものを選ぶことで、断熱・保温効果をさらに高めることができます。
レースカーテンにも保温率が設定されているため、ドレープカーテンと同様に、保温率の高いものを選ぶのがおすすめです。
オプションや後付けで裏地をつける
保温カーテンを新たに購入する方だけでなく、現在使用しているカーテンをそのまま使いたいという方も、寒さ対策として、裏地をつけることをおすすめします。
裏地を追加することで、断熱性・保温性が大幅に向上します。
光を遮る効果も強化されるため、遮光性能が高まり、部屋を暗くしたい場合にも役立ちます。
裏地は以下のような方法で取り付けることができます。
- ・初めから裏地がついているカーテンを選ぶ
- ・オプションで裏地を選択する
- ・後から取り付ける
ご自身に合った方法を選び、効果的に暖かさを保ちましょう。
当店最強の断熱・保温カーテンおすすめ2選
最後に、当店で最強の断熱・保温カーテンをドレープカーテン、レースカーテンそれぞれ紹介します。
・保温率 46.1% ドレープカーテン 「グレートクイン」
・保温率 32.1% レースカーテン 「リミット」
それぞれ見ていきましょう。
保温率 46.1% ドレープカーテン 「グレートクイン」
グレートクインは、シャンタン織りを採用し、手触りが柔らかく、シルエットに高級感を与える断熱・保温カーテンです。
注目すべきは、保温率46.1%という高い数値。
これだけの保温性を実現している理由は、2重構造の遮光裏地にあります。
生地と生地の間に生まれる空気層が、断熱材として優れた効果を発揮し、室内の暖かさを保ちます。実際、空気層は「トップレベルの断熱材」とも称されるほど高い断熱性を持っているのです。
また、カラー展開も魅力的で、ブラウンやグレーなど、高級感のあるインテリアに調和するラインナップが揃っています。
さらに、グレートクインは断熱・保温効果に加え、遮光性や防音性にも優れており、機能性も抜群。洗濯可能な素材で、日常使いの利便性にもこだわりたい方にぴったりです。
保温率 32.1% レースカーテン 「リミット」
リミットは、保温率32.1%を誇る、国内トップクラスの保温性能を持つレースカーテンです。(※当社調べ)。
※この数値は、一般社団法人日本繊維製品品質技術センターによる保温試験結果に基づいています。
お客様からの「保温性の高いレースカーテンが欲しい」という要望に応えるため、メーカーと共同で開発し、限界まで保温性能を高めた、まさに最強のレースカーテンです。
先ほどご紹介した、温度が4.2℃上昇した実験でも、このリミットが使用されました。
リミットは、保温、遮像、UVカット、遮熱といった、人気のある機能も備えており、これほど多機能で高性能なレースカーテンは他にはありません。
さらに断熱効果を高めたい方は断熱フィルムを使用する
断熱・保温カーテンだけではまだ物足りない、さらに断熱効果を高めたいという方には、窓に断熱フィルムを貼ることをおすすめします。
カーテンで窓周辺の断熱対策を行いつつ、窓ガラス自体に断熱フィルムを貼ることで、より一層高い断熱効果が期待できます。
加えて、結露の発生を抑えるため、カビの防止やカーテンが濡れるのを防ぐ効果もあります。
断熱フィルムは自由にカットでき、簡単に貼り直しが可能な商品が多いため、手軽に取り入れられます。
気になる方は、ぜひ以下のページからアイテム一覧をチェックしてみてください。
まとめ
寒い時期の防寒対策として、まず窓周辺を重点的に見直し、断熱・保温カーテンを取り付けることをおすすめします。
断熱・保温仕様のカーテンは、最も効果的な寒さ対策のひとつです。暖房器具を追加したり、設定温度を上げたりするよりも、コストを抑えつつ高い効果が期待できます。
今回ご紹介したおすすめ商品も参考に、お部屋にぴったりの一枚をぜひ取り入れてください。
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