遮光カーテンが風を通すのかどうかをカーテン専門店が徹底解説!

2024/8/30 2024/8/30
遮光カーテン 滑らかなテクスチャーを楽しむ、艶やかなシャンタン素材の1級遮光カーテン <レーヴェ>

カーテンは私たちや大事なお家を様々なものから守ってくれる存在です。

そんなカーテンにとって大事な機能である「遮光」。

遮光カーテンと呼ばれる、遮光機能が備わったカーテンは、閉めることで日中の陽や街頭の明かりなど、外からの光をカットしてくれます。
それ以外にも、プライバシー対策や遮熱機能など様々な効果を発揮してくれる優れものです。

ですが、そんな遮光カーテン。
陽や視線を遮りたいと思い買ったけれど、夏になるにつれてだんだんと暑苦しく感じるように。
生地自体に機能がたくさん詰まっている分、風の通りをいまいち感じられない…。

それもそのはず!なんと遮光カーテンは風を通さないんです!
ですが陽や視線を遮りながら、出来るだけ風を通して快適にすごしたいという方もいますよね。

この記事では、そんなお悩みを解決するため風を通す方法について遮光カーテンの販売店のプロが解説します!

遮光カーテンは風を通さない!

風を通さない
シームレスカーテン 継ぎ目のない美しい見た目がどこまでも続く完全遮光カーテン<カルム>

まず前提として捉えておくことは、
“遮光カーテンは風を通さない”ということです!!

遮光カーテンは光を遮るために、繊維をぎゅっと密にした織り方で作られています。
そのため、分厚く目がつまった細かい生地になることで空気が入る隙間が無くなり、風を通すことができないのです。

風を通すカーテンとは

風を通すカーテン
アフリカン カーテン レースにもドレープにも使える、薄手のラミー・ボイル <サワサワ>

では風を通すカーテンとは何でしょうか?

上記の説明の逆説を唱えると、目が詰まっていない生地は風を通すということになります。

つまり、比較的薄手で生地の目が詰まっていないものが風を通すカーテンと言えるでしょう。
もちろんその代わりに遮光の機能は薄れてしまうため、遮光カーテンと風通しを両立できないものが多いという結果になってしまいます。

例えば、天然繊維でできた非遮光のカーテンですと、目が詰まっていない分、空気は繊維の間を通り室内に風を通してくれます。
どうしても風を通したいのであれば非遮光のカーテンや、レースとドレープで二重で使うことで光を遮るなど工夫をしてあなたの暮らしに合った上手なやり方を見つけましょう!

遮りたい目的別の解決策

何を遮りたいのか
ヴィンテージ 1級遮光カーテン 北欧ヴィンテージインテリアと相性抜群!ヘリンボーンの織地が、さりげなくお洒落で味わい深い <ジェーンズ>

ここからは遮光カーテンが持つ機能をもとに、目的別で風を通すための解決策について語っていきます。

まずは自分が遮光カーテンで何を遮りたかったのかを考えましょう!

遮光カーテンには多くの機能がある分、様々な目的で使用がされます。
遮光カーテンが持つ、主な効果は3つ。

①光を遮るための「遮光」
②熱を遮るための「遮熱」
③視線を遮るための「遮像」

 

あなたが遮りたかったのは陽射しなのか、外からの熱なのか、はたまた視線だったのか。
なぜ遮光カーテンを選んだのかを踏まえて、風を通す方法やアイテムをご紹介します!

光を遮りながら風を通したいなら

光

まずは遮光カーテンが持つ最大の機能である「遮光」について!

正直に、光を遮りたいという目的を叶えるのは間違いなく遮光カーテンが最も適していると言えます。
ですがそのままですと、今回の目的である”風を通す”という部分をクリアするのが難しいためおすすめはできません。

ここでは光を遮りながら風を通すためのアイテム2つ

・サンシェード
・ブラインド、バーチカル

 

をご紹介します。

サンシェード

サンシェードは窓の外側に設置する、日よけアイテムの一つです。
室内に設置するカーテンとは異なり、ベランダなど窓の外側に大きな布を取り付けるため、物理的に日光を遮り日陰を作ることが出来ます。

メリットとしては、日陰を作ることで室内の明るさを調整できること。
そして何より、風通しが良く外の空気を室内に取り入れられることで換気ができることです。

デメリットとしては、遮光カーテンほど陽を遮ることができないため、部屋を真っ暗にしたい方には物足りないということです。

それでも遮光率の高いタイプや断熱効果にも期待できるものなど、サンシェードには多くの種類があります。
是非自分に合うタイプのものを調べてみてください♪

ブラインド、バーチカル

ブラインド
【ニチベイ バーチカルブラインド】シングルスタイル ワンランク上のモダン空間に誘う、遮光バーチカルブラインド <アルペジオ リュード遮光>

ブライド、もしくはバーチカルブラインドは、羽根が並んだスタイリッシュなデザインが特徴の窓アイテムです。

羽根の向きを上手く調整することで眩しい光を遮り、羽根の隙間から、風を通すことができます。

メリットとして自由に角度の調整ができるので、細かく明るさのコントロールに優れています。
しかしデメリットとしては、窓を開けた状態でブラインドをしていると、カチャカチャとぶつかる音が少しうるさいと感じる方もいるかもしれません…。

さらに大きな点としては、遮光性の高いブラインドを使用したとしても、どうしても光が漏れる隙間ができてしまいます。
そのため外からの光を完全に遮ることはできないので選ぶさい注意が必要です。

熱を遮りながら風を通したいなら

熱

次は屋外からの熱を遮る「遮熱」機能について。

遮光カーテンのよくある機能として遮熱効果があります。

ここでは熱を遮りながら風を通すアイテムとして、

・遮熱レースカーテン

 

をご紹介します。

遮熱レースカーテン

遮熱レース
ミラーレースカーテン アルミの力で【徹底遮熱】!つややかな光沢感が溢れるミラーレース<ディスコ>

遮熱レースカーテンは、特殊糸の使用や生地にコーティングを施していたりと、通常のカーテンよりも遮熱性・保温性が高いレースです。
さらに、ほとんどの遮熱カーテンにUVカットの効果も備わっているのも嬉しいポイントです!

しっかりと熱を遮りますが、遮光カーテンと比較すると重たくないため、風が吹くと隙間からほんのり風を通すことができるアイテムです。
レースカーテンを遮熱効果が高いものにし、ドレープカーテンをリネンなどの通気性の高いものを採用することで、熱を遮りつつ風を通すことができる窓辺を実現できます。

とは言っても、遮熱レースカーテンはすごく風を通すというアイテムでもなく、やはり普通のレースカーテンに比べると生地は厚めです。
そのため風通しを基準として選ぶポイントとして、分厚過ぎず目が詰まりすぎていないことに注意しましょう。
もちろんその分、遮熱機能は落ちてしまいますが、遮熱率の数字などもよく見て失敗しないよう慎重に考えましょう!

視線を遮りながら風を通したいなら

視線

最後に私たちの大事なプライベートを守ってくれる「遮像」機能について。

遮光カーテンが使用される理由として、外からの視線を遮りたいという目的が多くあります。
風を通すために窓を開けたいけれど、外から室内が見えるのは嫌だ。

ここではそんな外からの視線を遮りながら風を通すアイテムとして、

・遮像レースカーテン
・ミラーレースカーテン

 

をご紹介します。

遮像レースカーテン

遮像レースカーテン
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遮像レースカーテンとは、織りや編みの密度をあげることによって、昼間はもちろん夜も透けにくい高い遮像性を持ちます。

ですが、やはり密度が高い分風通しがいいとは言えません。
遮光カーテンと比べると薄手で軽やかな分、裾から入ってくる風によって換気ができたりと期待できます。

ミラーレースカーテン

ミラーレースカーテン
【当店最安値】ミラーレース 定番機能勢揃い!豊富な20色から選べる安いプチプラレースカーテン <セゾン>

ミラーレースカーテンとは、ブライト糸を編み込むことで昼間のプライバシーを守ってくれる、外から透けにくいレースカーテンです。
室内側からは外の景観を見ることができ、外からは室内が見えにくいという不思議な効果を発揮します。
ですが外部からの明るさを利用して透けにくさを作り出すため、夜間の遮像効果はなく通常のレースになります。

遮像レースカーテン同様、密度が高い生地が多いため、ストレートに風を通すことはもちろんできません。
ですが遮光カーテンと比べるとほんの気持ち程度ですが、風を通すことが期待できます。

様々な工夫をして風を通す方法を探してみましょう。

風を通すためのアドバイス

アドバイス

ここまで読んでくださった方は、もうお気づきかもしれません。
風を通すためにぴったりなアイテムを見つけるのは難しいことを!

ここまで紹介したアイテムを使ったとしても、しっかり風を通すというのはなかなか難しいことです。
ですが、それでも風を通したいという方のために風を通すためのアドバイスをご紹介します!

風を通すためにはアイテムだけではなく、使用の際に様々な工夫を凝らす必要があります。
ここからはそんな窓周りのアップデート方法をぜひ参考にしてみてください。

薄手のドレープカーテンをレース代わりにする

薄手のドレープカーテン
アフリカン カーテン レースにもドレープにも使える、薄手のラミー・ボイル <サワサワ>

風通しを良くするための工夫の一つとして、「薄手のドレープカーテンをレース代わりにする」ということです!

天然繊維などの非遮光カーテンは、かなり薄手で目がざっくりとしたものがあり、言ってしまえばほとんどレースと変わらないものもあります。
繊維がしっかりとしている分、レース一枚と比べるとほんの少し光や視線を遮りながら風を通します。

マグネットタッセルを使用する

ガレット
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マグネットタッセルを用いることで、カーテンの風通しを良くします!

マグネットタッセルでカーテンの裾を持ち上げるようにつけることで、空いたスペースから外の空気を取り込むことができます。
カーテンを閉めた状態で使用ができるので、簡単にできるおすすめの方法です。

遮光カーテンでも、これまで紹介した機能レースでも、さほど効果を失わず使用することができます。
ですがもちろんタッセルで上げている部分から風が取り込める分、遮るものがないため光も入ってくるので、考えながら使うことを進めます。

タッセルを使うことで風通しと同時に見た目も装飾的になり、お洒落な窓辺になります◎

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます!

この記事では“遮光カーテンは風を通さない”という結果から、風を通すためのアイテムや工夫をご紹介いたしました。
遮光カーテンで完全に風を通すことはできませんが、何を遮りたいのかを考えることで、それに合った方法や工夫で少しでも風を通す方法があります。

これまでこの記事で紹介したアイテムや工夫では満足した風通しをするのは難しいかもしれませんが、是非参考にして自分に合った方法を見つけてみてくださいね♪

この記事を読んで他にも疑問がある場合は、こちらから無料で窓周りのプロにご相談頂けます↓

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