SNSでよく見かける、おしゃれなお部屋にある「白いカーテン」。
あまり種類は多くなく、その中でも人気の遮光カーテンに関しては、さらに白のものが少なくなっています。

当店にもよく「白の遮光カーテンはありますか？」というお問合せをいただきます。

白の遮光カーテンはもちろん存在しますが、実は白×遮光カーテンならではの注意点があります。
種類も多いため、納得のいくものを選ぶのが難しいことも…。

そこで今回は、販売店のバイヤーが白の遮光カーテンを選ぶ時の「3つのポイント」をご紹介します。

当店のおすすめの白の遮光カーテンもご紹介しますので、ぜひあなたにぴったりの遮光カーテンを探してみてくださいね。

白い遮光カーテンを選ぶ3つのポイント

早速、白い遮光カーテンを選ぶ3つのポイントを確認していきましょう。

①遮光等級から選ぶ
②色合いから選ぶ
③質感から選ぶ

この3点が「自分好みの白い遮光カーテン」を見つけるポイントです。

①遮光等級から選ぶ

白いカーテンを選ぶポイント1つ目は、「遮光等級から選ぶ」ことです。

一言で遮光カーテン、といっても、実は遮光にはレベルがあることはご存じですか？
「遮光性試験」の結果を基に、1～3の等級で分類されます(当店では1級遮光の中でも、遮光率がほぼ100%の生地を「完全遮光」と分類しております)。

▼遮光についてもっと詳しく知りたい方はこちら

遮光カーテンのレベル（等級）ごとの違い。それぞれの効果を画像付きで解説

基本的には

・とにかく暗くしたければ完全遮光か1級遮光がおすすめ
・真っ暗にはしたくないならば2～3級遮光がおすすめ

なのですが、実は「白」の遮光カーテンは白ならではの注意するポイントが2つあります。

注意するポイント①白は他の色に比べて遮光性能が落ちる

完全遮光を除く遮光カーテンは、「同じ等級であっても暗い色味のものは遮光効果が高く、明るい色味のものは遮光効果が低く感じる」という特性があります。
白は明るい色の最たるものなので、最も遮光性を「感じにくい」可能性があるのです。

同じ生地でも、色が違うだけでこれくらい視覚の上では差がでることもあります。
「これぐらいの遮光性にしたい」という具体的な要望がある場合は、サンプル生地等で実際の遮光具合を確認することがおすすめです。
白がいいけれどとにかく遮光性能が高いものが良い！という場合は、完全遮光を選ぶようにしましょう。

注意するポイント②光が透けることによって色の見え方が変化する

完全遮光以外の1～3級遮光の生地は、程度こそ差がありますがいずれも多少光を通すものです。
窓辺の条件や生地にもよりますが、光が透けると思ったよりも黄色がかかって見えたりということがよくあります。

カーテン屋さんとしては光が透けることによる色の変化も楽しんでください♪という気持ちもあるのですが、
色にこだわりがある場合は、サンプル生地を手配する等で実際に光を通した状態の表情も確認しておくと安心です。

注意するポイント③遮光カーテンで「真っ白」というのが実は難しい

こちらも完全遮光カーテンを除く特性になりますが、遮光カーテンはカーテンに遮光性を持たせるために生地の中に「黒い糸」を一緒に織り込みます。

この黒い糸の量や密度が増えると遮光等級が高くなりやすいのですが、その分だけどうしても白がくすんでしまいます。
最近では織り方の工夫等によってかなり「真っ白」に近い遮光カーテンも増えてはきましたが、それでも多少のくすみ感はなかなかぬぐえないのが実情…。

そんな遮光カーテンならではの難点を解決してくれるのが「完全遮光カーテン」です。

完全遮光カーテンは生地の裏に樹脂やフィルムによる加工を施すことでほぼ100%の遮光性を叶えてくれますが、生地自体に遮光用の糸を織り込むことが不要のため、通常の遮光カーテンと比べると色がくすみにくいという特徴があります。

一方完全遮光ならではの難点として、

・巾継ぎが必要な大きい窓だと巾継ぎ部分のピンホールから光が漏れてみえやすい
・通常のカーテンと比べると、生地感が固くフィルムのような印象を覚える場合がある

という特徴があります。

それぞれのお窓に対して「どれくらいの遮光性を求めているのか」「どれくらいの白さを求めているのか」によって、選ぶ遮光等級を決めていきましょう。

②色合いから選ぶ

白いカーテンを選ぶポイント2つ目は、「色合いから選ぶ」ことです。

白は白でも、アイボリーに近い黄みがかった白から、漂白したようなうっすら青みがかった白まで様々なバリエーションがあります。
色んな白があるため「自分の欲しい白」がどんな白なのかのビジョンを持っておくと、イメージにぴったりの白いカーテンを見つけることができます。

「壁が白だから白のカーテン！」と白のカーテンを購入したものの、実は壁が黄みよりでカーテンが青みよりだったため何だかちぐはぐな印象に…というのも、意外とよくある失敗のひとつです。

③質感から選ぶ

白いカーテンを選ぶポイント3つ目は、「質感から選ぶ」ことです。

これは白に限ったことではないのですが、カーテンやクッション等のインテリアファブリックは、その生地感によって空間に異なる印象を与えてくれます。
例えば光沢感のある艶やかなシャンタン地であれば「高級感」を、洗いざらしの帆布のような生地であれば「カジュアル感」をプラスしてくれます。

色合いももちろん大切ですが、この質感の違いも空間のイメージを決める大切なポイントです。

おすすめの白い遮光カーテン比較表

商品名	商品のイメージ画像	遮光等級	色味	質感	遮光以外の機能	特長	柄
マリッジ		完全	ニュートラルな白	ハリのある固めの生地感	遮熱56%・保温32.8% 遮音・洗濯可(手洗い)	最短翌日出荷	無地
アルタ		完全	うっすらとグレーがかかった白	ハリのある固めの生地感	遮熱59%・保温35.8% 防音・洗濯可	最短翌日出荷	ジャガード織りで表現された無地調
シュガー		1級	やや黄み寄りの白	厚みのある柔らかな生地感	遮熱率51.3%・保温率34.4% 防炎・洗濯可	最短翌日出荷	無地
モフィ		2級	うっすらとグレーがかかった白	起毛感のあるなめらかな生地感	形状記憶・防炎・洗濯可	とろけるようなピーチスキン	無地調
スノー		2級	やや黄み寄りの艶やかな白	厚みのある柔らかな生地感	形状記憶・遮熱59.9% 保温37.3%・防炎・洗濯可	上品な艶感	シャンタン調
パルケ		完全	ニュートラルな白	ハリのある固めの生地感	ライトウェーブ・遮熱61.1% 保温32.9%・防音・洗濯可	デザイン×高機能	水彩画タッチの植物デザイン
ドレス		2級	うっすらとグレーがかかった白	とろりとした柔らかな生地感	ライトウェーブ・遮熱59.2% 保温33.8%・洗濯可	上品な艶感	無地
ボトル		2級	やや黄み寄りの白	しっかりとした厚手の生地	遮熱53.7%・洗濯可	最短翌日出荷・当店オリジナル	ラインアート
マッピング		2級	やや黄み寄りの白	しっかりとした厚手の生地	形状記憶・遮熱63.8% 洗濯可	当店オリジナル	チェック
シームレス メロー		完全	やや黄み寄りの白	ハリのある固めの生地感	遮熱58.6%・保温32.4% 防音・洗濯可	最短翌日出荷・シームレス	ざっくりとした無地調
オーセン		完全	やや黄み寄りの白	ハリのある固めの生地感	ライトウェーブ・遮熱57.2% 保温35.2%・洗濯可(手洗い)	シームレス	縦方向にうっすらと目のある無地調
グラビス		完全	黄み寄りの白	ハリがあり薄い生地感	遮熱57.4%・防音34.3% 洗濯可	最短翌日出荷	無地

これを選べば間違いなし！人気商品3選

ここからはおすすめ商品をジャンルに分けてご紹介していきます。

まずは定番の人気商品から！

①マリッジ

「白」を中心に柔らかなニュアンスカラーを豊富にラインナップした「マリッジ」。
完全遮光だからこそ叶う、「クセのない明るい白」が人気のポイントです。

さり気ない光沢感もあり、高見え効果も◎
ハリのある生地なので、オプションのライトウェーブ加工がおすすめです。

②アルタ

表地を立体感のあるジャガード織りで仕立てた、完全遮光カーテン「アルタ」。
ただの無地だとちょっと物足りない、そんなあなたのための完全遮光カーテンです。

カーテンは毎日、そして長く使うもの。だからこそ、飽きのこない無地調が暮らしにフィット。
こちらもハリのある生地なので、オプションのライトウェーブ加工がおすすめです。

③シュガー

憧れの海外インテリア風を楽しめる、真っ白いカーテン「シュガー」。
1級遮光でありながら、できる限りの「真っ白」を目指した遮光カーテンです。

カーテンらしい、やわらかな生地感も魅力のひとつ。
最短翌日出荷でお届けいたします。

かわいい白の遮光カーテン3選

続いて「かわいい」遮光カーテン3選！
女性に人気のかわいいアイテムをご紹介します。

①モフィ

もふもふ。なめらか。とろけるようなピーチスキンの手触りがたまらない、ディレクターイチ押しの遮光カーテン「モフィ」。
ピーチスキンという名の通り「桃の皮の表面」のような、なめらかな手触りに仕上げています。

インテリアを優しい色合いで統一すれば、柔らかで女性らしい印象に。
「好き」をぎゅっと詰め込だ、幸せムード溢れるお部屋の完成です♪

②スノー

雪のようにきめ細かく、上品を纏う白い遮光カーテン「スノー」。

流れるようなゴールドやシルバーがかった横糸が、より一層高級感を漂わせます。
やわらかくたっぷりとした厚みのある生地感も嬉しい、リュクスな1枚です。

③パルケ

鮮やかなミモザに心おどる、爽やかデザインの完全遮光カーテン「パルケ」。
お家にいながら晴れやかな公園を散歩しているような気分になる、爽やかな1枚です。

葉の一枚一枚まで丁寧に描かれた、手書きタッチの花模様。
水彩画のようなじゅわっと滲む色使いからも、植物の瑞々しさを感じます。思わず近くで見つめたくなる、繊細なデザインです。

おしゃれな白の遮光カーテン3選

やっぱり外せない、「おしゃれ」な遮光カーテン3選！
シンプルなものはもちろん、トレンドを押さえたオリジナルデザインもご紹介♪

①ドレス

艶とやわらかさがお部屋をドレスアップさせる遮光カーテン「ドレス」。
見て、触れて、分かる。上品な光沢とやわらかさにファンが多い、人気の1枚です。

シンプルな中にも品と質を感じるテキスタイル。
ぜひサンプル請求で実際の生地をお手にとってみてくださいね。

②ボトル

当店オリジナル、窓辺でアートを楽しむ遮光カーテン「ボトル」。
透明なボトルやピッチャーやグラスを描いた、ユニークなラインアート。ポイントは、モチーフが重なり合って大きなボーダー柄に見えるところ。

シンプルながらも個性をひとさじプラスしてくれる、おしゃれな遮光カーテンです。

③マッピング

ミルク×ブルーのカラーリングがかわいい、チェック柄のニュートロポップカーテン「マッピング」。
クリームチーズのようなミルキーなホワイトベースに、爽やかなブルーのラインをプラス。

メンズディレクターがこだわり抜いた、当店オリジナルデザインです。

透けない白(完全遮光)のカーテン3選

おすすめの最後は、徹底遮光！透けない白(完全遮光)のカーテン3選！

①シームレスメロー

カジュアルな生地感×完全遮光がおしゃれなシームレスカーテン「シームレス メロー」。

完全遮光×シームレスにすることで、巾継ぎ部分のステッチからのわずかな光漏れもナシ！遮光性を確保したい寝室にぴったりの1枚です。
※縫製に際して発生する左右端と裾のステッチ部分からは光漏れが発生する可能性があります。

②オーセン

ホワイトカラーにさりげなくニュアンスカラーを加えた、好配色な完全遮光カーテン 「オーセン」。
うっすらと入った縦ストライプが、のっぺりしない軽やかな無地の秘訣。

ホワイトはもちろん、グレーも明るいグレーなので、モダンな白をお求めの方はグレーもぜひチェックしてみてくださいね。

③グラビス

シンプルな無地の白の完全遮光カーテン「グラビス」。
インテリアを選ばないシンプルな1枚です。

やや黄味がかったオフホワイトが、空間に優しい雰囲気をプラスしてくれます。

白いカーテンを長く使うための2つのポイント

最後に、白いカーテンを長く使うためのポイントを2つご紹介します。

洗濯OKな生地を選ぶ

カーテンは窓辺で外気に触れることが多いので、知らず知らずのうちに汚れてしまっていることも。
白は特に汚れによる色の変化が目立ちやすいので、ご自宅でお洗濯がOKなカーテンを選ぶことは大切なポイントです。

▼カーテンの詳しいお手入れ方法はこちら

カーテンの洗濯は自宅で簡単に！洗い方のポイントや洗う頻度・時期もご紹介

裏地を付けて日焼けを予防

カーテンも実は「日焼け」をするのをご存じですか？

長く使っていると、室内側から見た時の谷の部分(窓辺により近い部分)が日焼けによって変色してしまったり、日焼けによる劣化で破れやすくなってしまったりします。
白のカーテンだと特にその日焼けによる色の変化が出やすく、特に日差しが強いお窓だと、長く使っていただくうちにうっすら黄色いストライプのように日焼け跡が出てしまうケースも。

キレイな状態で長く使用するのにおすすめなのが、「裏地」を付けることです。
裏地が表地の代わりに日にさらされてくれるので、表地がキレイな状態で長くご使用いただけます。

表地の日焼けを防いでくれるだけでなく、表地と裏地の間に空気の層ができることで「遮熱・保温」を高めてくれる嬉しい効果も！
リビングや寝室等、人目に触れるお部屋や長く過ごすお部屋には裏地付きがおすすめです。

まとめ

いかがでしたか？
白い遮光カーテンならではのポイントをおさえれば、きっとあなたの理想にぴったりのカーテンを選ぶことができます。

今回紹介した商品以外にも、様々な白の遮光カーテンをご用意しております。
ぜひこちらの一覧ページもご覧くださいね。

▼白の遮光カーテン一覧はこちら

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