室内に入る前に足裏の汚れを軽く落としてくれたり、靴の着脱時に床に座るときのクッション替わりになったりと、敷いてあると便利なことも多い玄関マット。

ですが

「玄関マットがズレないように滑り止めグッズを使っているけど、滑り止めが床に張り付いてしまってお掃除が面倒…」
「滑り止めの跡が床にうつらず、汚れない玄関マットを知りたい」

玄関マットを敷いているお家では、このように悩んでいる方もいると思います。そこで今回は、玄関マットの滑り止めについて徹底解説していきます。

ぜひ参考にして、滑ってヒヤッとすることなく、お掃除も簡単に快適に使える玄関を手に入れてくださいね◎

今ある玄関マットのズレを防止！滑り止めグッズでの対策

お気に入りの玄関マットなので買い替えたくないけど、滑り止め機能が欲しい。好みのデザインの滑り止め付き玄関マットが見つからない。そんなときには、市販の滑り止めグッズを使うのがおすすめです。

市販の滑り止めグッズは、ホームセンターや大型の家具店・通販などで購入することができます。お値段も数百円～と安価に購入できる滑り止めグッズもたくさんあるので、買い替えよりもお手軽に滑り止め対策をすることが可能です。

ここからは、どのような滑り止めグッズがあるのか紹介していきます。

カットして柔軟に取り付け可能な「テープ」

テープタイプの滑り止めは、玄関マットのフチ部分に貼って固定する方法です。好きな長さでカットして自由に使えるので、サイズ関係なく簡単に固定できる使い勝手の良さが特徴です。固定方法は粘着タイプと摩擦タイプの2つから選べます◎

	効果	くっつきにくさ	微調整
粘着タイプ	〇	△	△
摩擦タイプ	△	〇	〇

床を汚したくない方やお手軽に使いたい方は摩擦タイプ、滑り止め効果を重視される方は粘着タイプがオススメです。

広めの面積を粘着なしで固定する「シート」

シートタイプの滑り止めは、玄関マットの下に敷いて固定する方法です。薄手で扱いやすく、テープよりも大きい面積を固定できるので、玄関マットの裏側全面に敷いて固定したい方におすすめ◎

メッシュや不織布など色々な素材の滑り止めシートがありますが、どれも粘着なしのため床にくっつきません。

また、シートタイプの滑り止めは防ダニや防音など滑り止め以外の効果が付いている物もあるので、プラスαで滑り止め以外の機能が欲しい方にもおすすめです。

小面積を粘着なしで簡単に固定する「パッド」

パッドタイプの滑り止めは、玄関マットの四隅に貼って固定する方法です。カットする必要がなく四隅に貼るだけというお手軽さが魅力◎

シートよりもやや厚みがあり、大きめの玄関マットで使用すると真ん中がたるんでしまう可能性があるので、小さめの玄関マットで使用するのがおすすめです。

滑り止めパッドの主な素材は、ゴム素材とポリエステル素材の2つから選べます。
ゴム素材は、高温の場所で使い続けるとゴムが溶けてしまう事もあるので、床暖房やホットカーペットの上で使用する場合には注意してください。

滑り止めグッズの粘着で床が汚れてしまうときの対処法

お掃除のために玄関マットをまくったら、滑り止めの跡が床にくっきり付いていた、なんて経験ありませんか。ここからは滑り止めの粘着で、床が汚れてしまった場合の対処方法について解説していきます。

汚れが狭い範囲・軽めの場合には「濡れタオル」

粘着が比較的狭い範囲だったり、そこまで時間がたっていないようであれば固く絞った濡れタオルで拭き取ってください。

落ちにくい部分には、ぬるま湯100mlに小さじ1杯の重曹を溶かしたものを滑り止め部分にスプレーをして、5～10分置いてから水拭きをすることで落とすことができます。

汚れが広範囲・しっかりめに付着している場合には「油分」

粘着が広範囲だったり、しっかりめに付着してしまっている場合にはサラダ油やハンドクリームなどの油分で落とすことができます。粘着が付着している箇所に油分を含んだクリームなどを塗り、3分ほど時間をおいてください。

その後、ゴム素材のヘラやスクイージーなどで軽くこすって粘着をおとしてから、キッチンペーパーや乾いた雑巾などで拭き取ることで、汚れを落とすことができます。

汚れが広範囲・しっかりめに付着している場合には「弱アルカリ性洗剤」

弱アルカリ性の家庭用洗剤でも、同じように滑り止めの粘着を落とすことができます。弱アルカリ性の洗剤は、洗濯用の液体洗剤の中でも洗浄力が強めのもの。洗剤の裏面を見ると、弱アルカリ性かどうかが分かります。

家庭用洗剤を粘着部分にかけて約5分ほど放置した後、ゴム素材のヘラやスクイージーなどで軽くこすって粘着をおとしてから、キッチンペーパーや乾いた雑巾などで拭き取ることで汚れを落とすことができます。

1回で落ちなかった場合には、数回繰り返してみてください。

滑り止めの粘着が床にうつらないようにするには？

ここまでは、床に滑り止めの粘着が付着してしまった場合の対処方法について解説してきました。
ですが、できれば床を汚さずにいたいですよね。
ここからは粘着が床に付着しないように予防する方法を解説していきます

予防策①長時間敷いたままにしない

玄関マットの滑り止めに使われる素材は、塩化ビニル樹脂や合成ゴムなどがあります。これらの素材には、可塑剤（かそざい）という、素材を柔らかくするための成分が含まれています。

可塑剤は長時間使用を続けることや高温で溶け出すため、長時間同じ場所に敷き続けるのは避けた方が良いでしょう。定期的に玄関マットの位置や、滑り止めの位置を変えるなど同じ場所に敷き続けないようにしてみてください。

跡がつきにくいゴム製などを避けた滑り止め商品も、この後に紹介します。参考にしてみてくださいね。

予防策②直射日光や高温の場所に敷き続けない

前項でかいた可塑剤（かそざい）は熱によっても溶け出してしまうため、日当たりの良い場所に敷き続けると成分が溶け出し、床にうつってしまいます。

日光や室温などの熱だけでなく、毎日の靴の着脱などで座る重みをかけ続けることでも熱が発生してしまうため、定期的に向きを変えたり位置をずらして使用するのが良いでしょう。

床に後が付かない滑り止め玄関マットのおすすめ5選

ここからは床に粘着がうつらないように対策されている、おすすめの玄関マットをご紹介していきます。

滑り止めつきの玄関マットには色々な種類がありますが、床を汚さずに敷きたい場合には裏面が不織布滑り止めの玄関マットがおすすめです。

デザインと機能性の両方を兼ね備えた玄関マットもたくさんあるので、ぜひお気に入りの一枚をさがしてみてください。

ゾウをモチーフにしたフィンレイソンのゴブラン織マット＜エレファンティ ゴブラン織り 玄関マット＞

北欧のテキスタイルブランド「フィンレイソン」のなかでも人気の「ELEFANTTI」の玄関マットです。ゾウモチーフのデザインで可愛らしさもありつつ、落ち着いたカラーを使用しているので、オトナ可愛いお部屋にもマッチします。

シンプルなのにおしゃれな幾何学模様！洗える綿100%の玄関マット＜クラック 玄関マット＞

インテリアに良く馴染む、北欧風の2カラーで織られた幾何学模様が、様々なテイストのお部屋にフィットするおしゃれな1枚。上質なインド綿を100%使用した表地の、やさしくサラッとした肌触りが魅力◎コットン素材なので洗濯も可能で、いつでも快適にお使いいただけます。

中材にウレタンが入っているので程よいクッション性があり、床付き感を軽減しています。

優美な光沢が上品で洗練した印象を与える玄関マット＜ミロワール 玄関マット＞

老舗カーペットメーカーが作った、繊細な輝きを持つ日本製の高機能マット「ミロワール 玄関マット」は、レーヨン、ナイロン、ラメを取り入れたキラッと光るデザインで玄関のアクセントにもぴったりの一枚です。

防ダニ加工やハウスダストの原因を不活性化させるアレルブロック機能など、普段使いのマットに嬉しい機能が揃っています。

大人モダンなミッキーデザインの玄関マット＜ミッキー ミツマルサークル 玄関マット＞

ミッキーの可愛らしさはミツマルで表現しつつ、落ち着いたカラーリングがおしゃれな玄関マットです。立体感のあるテクスチャーで、思わず素足で乗りたくなるような、視覚的にも触覚的にも楽しめるデザインに仕上げました。

汚れた場合も手洗い可能なほか、ほつれ防止の「オーバーロック加工」、裏面の滑り止めは医療用にも使用される安全素材を採用しているなど、細部にまでこだわりを感じる日本製マットです。

オールシーズン使えて手軽に洗えるネイティブ柄マット＜メサ マット＞

グリーン×レッドで温かみを感じる色のコントラストが美しいネイティブ柄の玄関マット。民族衣装を思わせるネイティブ柄で、アメリカンテイストのインテリアを楽しめます。

薄手で軽く・洗濯可能にくわえて、パイルが短いため、遊び毛も少なく掃除機もスムーズにかけられる機能性も魅力的です。

まとめ

いかがでしたか？
今回は、『お手持ちの玄関マットにプラスして使えるおすすめの滑り止めグッズ』・『滑り止めの粘着で床が汚れてしまった場合の対策と予防方法』について解説しました。毎日使う玄関マットが少しでも快適に使うヒントになれば嬉しいです。

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