「昼夜逆転生活を改善したい」「ホームシアターを楽しみたい」と遮光カーテンを購入した方も多いでしょう。
しかし思ったより真っ暗にならないな…と感じる方もいらっしゃると思います。
完全遮光(100%)・1級遮光(99.99%以上)と明記しているカーテンは、遮光性試験をクリアしているため、生地自体の遮光率が不足しているケースはほぼ無し。
では、なぜ99.99以上の遮光率があるにもかかわらず、暗さを実感出来ないのか。
原因は「隙間からの光漏れ」です。
光を遮るカーテンを買ったのに、隙間から漏れてしまうのでは本末転倒。
遮光カーテンの光漏れは由々しき問題です。
本記事では、光漏れが起こりやすい場所ごとに、対策方法を含めプロがご紹介していきます。
光漏れが発生した後に出来る対処法は全て網羅しておりますので、これを読めば光漏れ問題が改善へと向かいます。
是非参考になさってください。
気になる光漏れがおこる場所・理由は?
光漏れが発生し易い場所は主に「4カ所」に分けられます。
・両サイドからの光漏れ
・下部からの光漏れ
・閉じた時の中央(両開きの場合)からの光漏れ
それぞれ詳しく見てまいります。
カーテン上部からの光漏れ
一般的に使用されているカーテンレールの場合、カーテンで上部を覆うことが出来ません。
レールが設置されている場所が窓に近いほど、光が漏れる割合も高くなってしまいます。
カーテン両サイドからの光漏れ
両サイドからの光漏れは、カーテンレールに原因があることが多いです。
上記画像のように、カーテンではカーテンレールの両サイドを覆えない。
また、通常カーテンレールは、窓の横幅よりも長くとり窓をすっぽりと覆うようにするのが一般的ですが、 取付位置によっては十分な長さが確保できない場合があります。
カーテン下部からの光漏れ
腰高窓の場合は、窓枠下部よりも長めのカーテン丈にするのが一般的ですので、光漏れが気になるケースは少ないです。
しかしながら、掃き出し窓は、床より若干短くなる場合がほとんどですので、ちょっとした隙間から光が入ってきます。
カーテンを閉じた時の中央(両開きの場合)からの光漏れ
リビングルームの窓・大きめの窓は、両開きにする場合が多く、カーテンを閉じた時に隙間ができてしまい光が漏れる場合があります。
カーテン上部から光漏れ対策
最もお手軽な方法としては、カーテンレールの上部に布をかけて覆ってしまうことです。
簡単ですが、カーテン開閉時にズレてしまうなど実用性に欠け、見栄えも良くないため、一時的な対処法と考えるのが無難です。
そこでおすすめなのが、アジャスターフックを調整してBフックにし、上部からの光を軽減させる方法です。
①アジャスターフックをBフックにする
フックのパターンは2つあります。
- ・【Aフック】カーテンレールを見せるタイプ
- ・【Bフック】カーテンレールが隠れるタイプ
既存のカーテンをBフックに変更する場合、AフックとBフックを自在に調節できるアジャスターフックが便利です。
Bフックは、カーテンがレールより少し上に出るように取り付け出来るので、上部の隙間から漏れる光を軽減出来ます。
ただし、装飾レールのように端に飾りがついているカーテンレールの場合、Bフックの取り付けが難しいことがあるため、事前に確認が必要です。
②トップカバーを取り付ける
新しいレールを取り付ける際に、トップカバーが付いているものを検討しましょう。
レールを上から覆ってくれるので、上からの光漏れを防いてくれます。
カーテンボックスはカーテン上部やレールを隠してくれる便利なアイテムです。
トップカバーと同様にカーテンレールをか完全に覆う事が可能です。
カーテン両サイドからの光漏れ対策
両サイドからの光漏れ対策法はあまり多くなく一つしかありません。
①リターンつきのカーテンレールを取り付ける
リターン仕様とは、カーテンの両端をコの字型に掛け、隙間をなくす方法です。
隙間がなくなるので、両サイドからの光漏れも軽減されます。
※リターン仕様の注意点・・通常のカーテンの採寸幅にリターン幅をプラスしたサイズで注文する必要があります。
■リターンカーテンを手作りする方法
既存のカーテンを利用して、リターン部分を作ることも出来ます。
手順はとてもシンプルです。
- 厚手カーテンの両端のフックを、窓側のカーテンレールの固定ランナーに取り付けるだけ!
カーテン両サイドからの光漏れを防ぎ、冷機や熱気の侵入も軽減してくれます。
ただし、既存カーテンの幅に余裕がない場所、中央部分に隙間が生じる可能性もありますのでご注意ください。
カーテン下部からの光漏れ対策
下部からの光漏れの対策法は3つありますのでご紹介します。
①上部のアジャスターフックで調整
商品によって調整幅は異なりますが、±4cm程度の調整が可能です。
②腰高窓の場合はカーテンの丈を長めに設定
腰窓や小窓のカーテンは、 採寸サイズよりも長めの丈で注文するのがおすすめ。
窓枠の下から+15センチ程度のサイズで 注文するようにしましょう。
長ければ長いほど遮光性や遮熱性は高まります。 床近くまでカーテンの丈を設定するのもおすすめです。
③ブレイクスタイルにする
カーテンの裾を床に垂らすデザイン「ブレイクスタイル」もおすすめの対策法です。
カーテン下部からの光漏れをほぼ防いでくれます。
日本ではあまり普及していませんが、海外では人気のスタイル。
高級感のある窓辺を演出してくれます。
④窓枠内にロールスクリーンを取り付ける
小窓や腰高窓で、窓枠上部にカーテンレールがある場合、遮光のロールスクリーンを併用するのもおすすめです。
カーテンが非遮光タイプである場合でも、 この組み合わせによって遮光性を向上させることができます。
窓枠内に簡単に取付可能な「つっぱりロールスクリーン」も便利アイテムです。
カーテン中央からの光漏れ対策
中央の光漏れ対策法は、全部で3つあります。
①クリップやマグネットを使う
左右のカーテンをクリップやマグネットで留めてみましょう。
簡単に中央部分の光漏れを軽減する事が出来ます。
寝室など人目を気にしない場合は、洗濯バサミでもOK。
見た目にもこだわりたい場合は専用マグネットや、文具用のおしゃれクリップを活用しましょう!
②マグネットランナーを取り付ける
カーテンを閉じたときに、左右のカーテンが完全に合わない場合は「マグネットランナー」を利用してみるのもおすすめです。
マグネットランナーは、左右のカーテンがしっかりとくっつくように設計されたランナーで、ホームセンターやインテリアショップで数百円で入手できます。
既存のカーテンレールに簡単に後付けできるのも魅力!
③アイロンの蒸気を活用してクセを伸ばす
カーテンにクセやシワがついて、真ん中がうまく閉じられないことがあります。
このような場合は、霧吹きやスチームアイロンの蒸気を活用すると良いでしょう。
※高温のアイロンを直接使用すると、生地を傷つける可能性があります。 蒸気をカーテンに当てる際には、アイロンをカーテンから遠ざけるようにしましょう。
対策しても解消されない場合
今回紹介した方法でも解消しない場合もあるでしょう。
特に左右からの光漏れの場合は解消するのが難しい場合もあります。
その場合は新しいサイズの遮光カーテンを買うのがベストです。
その際は正しいサイズの物を購入するようにしましょう。
もし、光漏れが絶対にないようにしたい!というのであれば、少し大きめのサイズの物を購入しても良いでしょう。
ただし、横のサイズが大きすぎると、カーテンにヒダが出来、その隙間から光が漏れてしまうので注意が必要です。
適正サイズの測り方に関しては、こちらの記事をご覧ください。
当店では多くの遮光カーテンをご用意しております。
こちらのページから確認してみて下さいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
光漏れには、様々な原因と対策方法があります。
窓を覆うというだけでなく、窓のある壁全体を遮光カーテンで覆ってしまう…なんて方法も!
昼夜逆転生活の方も、ホームシアターを楽しみたい方も、ご自身の心地よい暗さを探りながら、対策してみてくださいね。
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