こんにちは！スタッフたきしまです。

私共が運営する「パーフェクトスペースカーテン館」。
当店は〝通信販売のみ”でカーテンを販売しているお店です。

そのため、直接お客様のお顔を見て販売できないので、
「ちゃんとご満足頂けるように」
「素敵なお部屋を彩れるように」と
常に試行錯誤しております。

ひとつひとつの商品を丁寧に、愛情込めて縫製しているということを
もっと多くの方に知ってほしい！もっと届けたい！

そう思った私は、当店のカーテンを縫製している工場の
お仕事の様子をお伝えすることにしました！

 
 

撮影：フォトグラファーごとう

東京のオフィスから電車で1時間ほどで
茨城県の縫製工場に到着しました。

この縫製工場は当店の「翌日出荷」を主に担っている縫製工場です。

たくさんの機械の動く音とファブリックの香りが
どこか懐かしく優しい気持ちにさせてくれました。

今日は茨城工場の本部長を務める米田寿江さんに
工場についてインタビューさせて頂きました。

 
 

喜びと苦難

カーテンを縫い続けて40年。
この茨城工場を起ち上げたのは20年前です。

始まりはマニュアルも何もなく、ただ
「良い仕上がりを目指して、素敵なカーテンをお届けしたい」
という一心でここまで歩まれてきたとのこと。

「この40年、〝カーテン”というカタチ自体が大きく変わることはなかったけれど、
〝生地の種類”はどんどん増えていった」

と話す米田さん。

生地の厚みや素材などで、縫製も変わってくる為、
縫い方ひとつ、糸ひとつ違うだけで仕上がりが大きく変わります。

どのような縫い方がいいのか、どのような糸がその生地に合うのかなど
常に研究・試行錯誤し歩んできたことは、時に苦難であったと語られました。

しかし、それが綺麗に仕上がった時。お客様が
「大満足！」「期待以上だった！」と送って下さるレビューを見て
がんばってよかった！と思うんです。とお話しくださいました。

お話頂いている隣の壁には「成功する人・失敗する人」
という張り紙がありました。

たくさんの苦難を乗り越えてきたことが伝わります。
 
 

試行錯誤の結果！オーダーカーテンを「翌日出荷」にする技とは？！

当店は〝1cm刻みでオーダーできるカーテン”を
提供しております。
そのため、作り置きをしておくことはできません。

オーダーを頂いてから、
裁断→縫製→出荷 という流れになります。

通常オーダーカーテンにかかる納期は1週間。
しかしこの茨城工場は14時までにご注文頂くと
翌日に出荷することができるのです！

なぜそれが可能なのか。

全ては明かせませんが
三つの秘密をお教えします！

まず一つ目は「工場内に生地がストックしてあること」

そしてそのすぐ隣に〝裁断機”が設置されていること！

注文された生地をすぐに用意し、
ご希望の長さに合わせた裁断ができ、
縫製に取り掛かれることはとても重要なポイントなんです。

そして二つ目の秘密は
独自で開発した作業指示書が
細かくわかりやすいということ！

一連の工程を把握しやすく
時間短縮になり、スムーズに工程をこなせる。
また、ペンの色やチェック印の書き方を変えることによって
その時、誰がどの工程を担当していたかが一目瞭然なんです！

万が一何かあった時はその時の作業者がわかるので責任重大。
しっかり確認し合って、
責任を持って取り組ませて頂いてます。

シンプルで実用的で効率的。
この作業指示書もたくさんの試行錯誤があって
編み出された〝技”なんですね。

そして何より大事なのは三つ目。
一人で全てやるのではなくポジションを分担していること。

こちらは裾を縫う担当。

こちらはアイロン担当。

こちらは梱包前に折りたたむ担当。

こちらはカーテン付属のタッセルを作る担当。

こちらは梱包する箱を作る担当。

なるべく動かないで、自分の担当している作業に徹するということも
効率をあげる技の一つと語る米田さん。

「2歩、無駄があったら10回で20歩、100回の作業で200歩以上の無駄になる」

技術者としての自信を凛とした姿で語られました。

職人のこだわりの作業工程を動画にしたページがありますので
是非お時間があればご覧になってみて下さい♪

動画：15人の職人によるこだわりの15工程

オーダーカーテン業界の中では異例である、
１㎝刻みの美しい仕上がりを守りつつ翌営業日に出荷。
それを可能にするのはひとえに、
職人たちの長年の経験による賜物なのです。

************************************************

皆様にお届けさせて頂いているカーテンへの想い。
もっともっと届けば嬉しいです。

次回はそんな米田さんがおススメする一押しのカーテンと
これからの未来について。をお届けします。

お楽しみに！

後編はこちら