「カーテンではなくブラインドを取り入れてみたい」と考える方もいらっしゃいますよね。
でも、そもそも取り付けって簡単にできるものなのでしょうか?
「DIYが苦手で、何度も説明書を見たけど分からない…」
そんなお悩みの声もSNSでよく見受けられます。
そこでこの記事ではウッドブラインド取り付けの方法や難易度やサイズなどよくある疑問をブラインドの販売店のプロが解説。
実際にお客様にご案内している内容ですので、誰でも失敗なくブラインドを取り付けられること間違いなし!
ちなみに本記事は、以下の場合を対象にした記事です。
〇 横型ブラインドを壁や窓枠内に、直接取り付ける場合(天井付け・正面付け)
〇 ウッドブラインドの取り付け
✕ バーチカルブラインド(縦型)を取り付ける場合
カーテンレールに取り付ける場合は、こちらの記事をご覧ください▼
取り付け前によくある疑問に回答
「力が無いと取り付けができない?」
「部品がたくさんあって複雑なんじゃない?」
「取り付けして大丈夫な場所か判断が難しい」
など特に女性の方は、不安に思う方も多いのではないでしょうか。
結論から言いますと、大人なら誰でも取り付けはできます!
とはいえ、初めての取り付けと考えると難易度は“中”くらいです。
一回経験すれば“低”に変わること間違いありません!
ここでは、不安の声が大きい項目ごとに詳細と解決法をお伝えしていきます。
賃貸に取り付けは出来る?➡不可。アルミブラインドをお勧めします。
賃貸はあくまでも持ち主から借りている物件で、いずれは返すことになるお部屋。
基本的にビス穴を開けて取り付けるウッドブラインドは不可とされています。
物件によっては可能な場合もあるようですので、どうしても取り付けたい場合は仲介業者さんや大家さんに確認をしてみてください。
一方、賃貸はカーテンレールがついている場合がほとんど。
アルミブラインドであれば、レール取り付けにする方法があります。
ウッドブラインドを希望の方は難しいですが、ぜひアルミブラインドのレール付けを検討してみてはいかがでしょうか。
ネジ締めに力が要りそう→電動ドライバーがあれば簡単
取付の際はしっかりとブラインドを固定しておかなければなりません。
ある程度の力が要るため、電動ドライバーを使用すると良いでしょう。
電動ではないドライバーですと、力も根気も必要ですので、あまりおすすめできません。
部品がたくさんあって難しそう→たったの2つのみ
ブラインドの部品は、実はたったの2つのみ!
設置面とブラインド本体をつなぐ『ブラケット』と『ブラインド本体のみ』です!
デザイン性をアップさせるカバートップ等を使う場合は部品は増えますが、一般的にはこの2つだけで構成されたシンプルな作りとなります。
ブラインドの重さを支えられるか不安→アルミなら軽い!ウッドは複数人で行う
ブラインドを取り付けるとなった時、
カーテンよりも重みの問題が生じやすいのは事実。
でも「サイズ」や「素材」によって
重みも大きく異なり、それにともなって難易度も変わります。
例えばアルミブラインドは軽いのが大きな特徴。
これに対し、木でできているウッドブラインドは同じサイズでもアルミブラインドよりも重くなります。
さらに、取り付け時には窓枠の高い位置まで持ち上げて作業をしなければなりません。
取り扱いのしやすさを重視したい方で購入前であれば、アルミブラインドを選択すると良いでしょう。
やはりウッドブラインドを取り付けたいという方は、複数人での取り付けを検討すると良いでしょう。
窓のサイズが大きいけど作業できる?→複数人で行う
窓のサイズによっては、簡単に一人で取り付けられます。
ですが、サイズが大きいものともなれば、片手で支えながら取り付けるのは困難…
「バランスを崩して怪我をしてしまった!」
「落としてしまいブラインドが壊れてしまった!」
なんて事は避けたいものです。
取り付けの際はぜひ一人ではなくご家族やお友達に手伝ってもらうことをおすすめします。
「こ~かな?あ~かな?」とワイワイできて楽しい取り付けにもなりそうですよね!
取り付けていい場所か判断が難しい→下地チェッカーを活用か業者に頼む
取り付ける場所は大きく分けて次の2つに分けられます。
・壁部分
『木の窓枠』は外れてしまうリスクも少なく、安心してビス(ネジ)がつけられます。
一方壁に付ける場合は、付けられる場所とそうではない場所が存在しております。壁はどこも同じように見えて、壁の裏の構造で2種類に分かれます。
・「下地」と呼ばれる壁を支える「柱」の通っている部分→ビス止め可能
この「下地」がビス止めができる場所です。
下地が無い部分に取り付けをしてしまうと、一見取り付けられたように見えても設置部分の強度が弱くなってしまい、ブラインド本体が外れたり、壁が剝がれてしまう事態になりかねません。
【対策方法】
そこで、下地を確認するために専用の『下地チェッカー』を使いましょう!
ホームセンターや、通販サイトで1,000円程度で購入できるので、探してみてくださいね。
「下地チェッカーでもやっぱり不安…」という方は『プロの業者に頼む』のがベストです。
決して安いお買い物ではないうえ、ご自宅を傷つけてしまったり、ケガに繋がったりするのは避けたいですよね。
それならプロの業者に頼んで、満足のいくブラインドスタイルを楽しみましょう。
他にも疑問がある場合は、こちらから無料でカーテンのプロにご相談頂けます。
窓装飾プランナーやインテリアコーディネーターの資格を持ったカーテンのプロが機能性・コーディネートから採寸・購入、更には取り付けなど何でも親切にお答えいたします!
ブラインドの取り付けや購入で悩まれている方は、ぜひご相談ください!
窓枠が出っ張っている場合に正面付けは出来る?
窓を覆うように付けたいものの…
・窓枠が出っ張っている、前に突き出している
・窓枠が細すぎでブラケットが付けられない
という場合もあります。
その場合はその隙間を埋める専用の部品『ブラケットスペーサー』を活用しましょう!
壁と窓枠の段差を埋めて、ブラケットを取り付けることが可能になります。
ブラインドの取り付け方法3パターン
ブラインドの取り付け方は大きく3種類存在します。
「正面付け」と「天井付け」と「窓枠内天井付け」です。
百聞は一見に如かず!実際に画像で見てみましょう。
【取り付けパターン①】正面付け
窓の正面に取り付ける方法です。
ブラケットと呼ばれる取り付け金具を、壁部分に取り付けます。
別名「ブラインドで窓全体を隠す取り付け方」です。
【取り付けパターン②】天井付け
天井に取り付ける方法です。
取り付け金具(ブラケット)は、お部屋の天井へ取り付けます。
窓を大きく見せて、お部屋を広く見せる取り付け方です。
【取り付けパターン③】窓枠内天井付け
窓枠内に収めるようにつける取り付け方法です。
取り付け金具(ブラケット)は窓枠の天井部分へ取り付けます。
ブラインドを枠内に収める取り付け方法です。
それぞれの取り付け方法の違いやメリット・デメリットについて知りたい場合は、以下の記事で詳しく紹介しております。
気になる方はご覧くださいね。
取り付けるブラインドのサイズの選び方
「一体どんなサイズで買うのが良いのか」
「オーダーなのか既成商品でも行けるのか?」
まず実際に購入しようとすると悩むのが、『サイズ感』かと思います。
ここでサイズの決め方を解説します。
<横幅サイズのススメ>
・【正面付け】の場合
⇒窓枠サイズ+5~10㎝
・【天井付け】の場合
⇒窓枠サイズ+5~10㎝
・【窓枠内天井付け】の場合
⇒窓枠内寸-1㎝
<高さサイズのススメ>
【正面付け】の場合
・腰窓や、窓台が無い出窓
⇒取付位置から窓下までのサイズ+5~10㎝
・掃き出し窓や、窓台が有る出窓
⇒取付位置から窓下までのサイズ-1㎝
【天井付け】の場合
・腰窓や窓台が無い出窓
⇒取付位置から窓下までのサイズ+5~10㎝
・掃き出し窓、窓台が有る出窓
⇒取付位置から窓下までのサイズ-1㎝
・取り付け方が【窓枠内天井付け】の場合
⇒取り付け上部から下部までのサイズ-1㎝
※カーテンボックスかつ腰窓の場合のみ+5~10㎝
もう少し詳細を知りたい方は、下記を参考にしてみてくださいね!
ブラインドの取り付けに必要な道具
ブラインドを取り付ける為に必要な道具をご紹介します。
これさえあれば今すぐ取り付けられますので、ぜひ保存してくださいね!
・ブラインド本体
・ブラケット
・ネジ
・電動ドライバー
・マスキングテープ
・ペン(鉛筆でも可)
・メジャー
・下地チェッカー(※正面付けの場合)
・錐
・脚立
・説明書
道具をそろえたら、一緒に取り付け作業を行ってくれる人もぜひ見つけてくださいね!
ブラインドの取り付け方法
準備ができたら、さっそく取り付けていきましょう!
「天井付け」と「正面付け」に分けて解説します。
どちらも2STEPで簡単に完成します!
①天井付けの場合
①ブラケットを取り付ける
▶キリなどでビスを止める位置に少し穴をあけておくと、ビスがスムーズに入っていくのでおすすめです!
▶ブラケットを取り付ける位置は、ある程度均等になるようにしましょう(神経質にならなくてもOK)
②本体を取り付ける
▶ブラインド本体を両手で持ち、ヘッドボックス(ブラインド上部のメカ部分)を
ブラケットの手前側に引っ掛け、カチッと音がするまでしっかりと押し上げて固定します。
これで終了です!
②正面付けの場合
ブラケットを取り付ける面が違うだけで、手順は天井付けと変わりませんが、見ていきましょう!
①ブラケットを取り付ける
▶キリなどでビスを止める位置に少し穴をあけておくと、ビスがスムーズに入っていくのでおすすめです!
▶ブラケットを取り付ける位置は、ある程度均等になるようにしましょう(神経質にならなくてもOK)
②本体を取り付ける
▶ブラインド本体を両手で持ち、ヘッドボックス(ブラインド上部のメカ部分)を
ブラケットの手前側に引っ掛け、カチッと音がするまでしっかりと押し上げて固定します。
【番外編】部品が足りない場合
まず、本来付属しているべきものが無い場合には、
購入店舗になるべく早く相談をしましょう!
すぐに対応してもらえるはずです。
「前に使っていたものを代用しようかな」
と思う方もいるかもしれませんね。
しかし全く同じ商品であれば問題ありませんが、
商品が違う場合は部品も異なります。
無理に取り付けると事故の原因にもなりますので、
対応の部品を使用するようにしましょう。
ブラインドの取り付けのまとめ
いかがでしたか?
初めての人には難しそうに見えるかもしれませんが、ブラインドの取り付けは案外簡単です。
各タイプごとに手順を確認して、どの取り付け方法が最適か事前に考えましょう。
最適な取付方法を選び、素敵な窓辺を作り上げてくださいね。
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