なんとかしたい、カーテンの上下や左右の小さな隙間…
昼寝をする際やホームシアターを楽しむ際など、部屋を完全に暗くしたい場面は多いですよね。
また、隙間から冷気や熱が入ってくることで、室内の温度調整も難しくなってしまいます。人の視線が多いお部屋では、室内が見えてしまわないか不安になることもあるでしょう。
この記事では、カーテンからの隙間ができる原因とそこから生じるトラブル、解決方法について詳しく説明します。
どの場所でカーテンの隙間が発生しやすいのか?
カーテンの隙間ができやすい場所は主に4箇所に分けられます。
1.カーテンレールの上部
2.カーテンの両サイド(横)
3.カーテンを閉じたときの中央部
4.カーテンの下部
これらの隙間の位置によって、必要な対策方法が異なります。
まずはどこに原因があるのかを観察しましょう。
つづいては、これらの場所ごとに、
カーテンの隙間ができる原因を詳しく解説していきます。
カーテンの隙間ができる原因
カーテンの隙間対策に取り掛かる前に、
原因について詳しくご説明します 。
カーテンが光漏れする主な理由は、以下の4つです。
1.カーテンの幅が不足していること
2.カーテンの丈が短すぎること
3.カーテンの生地の性質
3.カーテンレールの構造
カーテンの幅不足の問題
カーテンの幅に不足があると、
中央や両サイドに隙間ができることがあります。
カーテンには通常ヒダが付いており、
採寸幅よりも少し余裕を持たせたサイズでの注文が必要です。
十分なゆとりがない場合、
カーテンが完全に閉まらない問題が生じることがあります。
カーテンの丈が不足している問題
特に、腰高窓や小窓のカーテンは、
通常よりも長めの丈で注文するのが一般的です。
十分な余裕のないサイズだと、
下から光が漏れることがあります。
窓枠よりも少し余白をもたせたサイズでの注文がおすすめです。
また、掃出し窓は床に近い位置にあり、
下から光が漏れやすい傾向があります。
しかし、ベランダに面した窓の場合、
段差(またぎ段差)があるのが一般的。
これが光漏れを防ぐのに役立ちます。
光漏れを最小限に抑えるために、
窓の形状に合わせたカーテンの長さを選ぶことが大切です。
カーテン生地の性質と特徴
生地の特性によっては、
使用しているうちにカーテンの形状が変化することがあります。
強いクセがついたり、
サイズが変わったりすることもあるのです。
例えば、リネン素材は
・湿気を吸収すると伸びる
・乾燥すると縮む
といった特性を持っています。
そのため光漏れを避けるためには
余裕のあるサイズで注文するか、
化学繊維のカーテンを選ぶのが賢明です。
生地の特性を理解し、
適切な選択をすることでも大切なんですね!
カーテンレールの仕組みと構造
一般的なカーテンレールは
上部に隙間があいています。
そのためレールの上部から
光が漏れることがあるのです。
【天井に取り付けた場合】
上からの光漏れは防げますが、
代わりにカーテンとレールの間に
隙間ができやすく、光漏れに気をつける必要があります。
【壁に正面付けした場合】
壁とカーテンの間に隙間ができ、
光が漏れることがあります。
カーテンレールの取り付け方法にも注意が必要なのです。
カーテン横の隙間を防ぐ方法
まず、カーテンの横にできた隙間の対策について詳しく説明します。
リターン付きカーテンレールの利点と選び方
リターン仕様とは…
カーテンの両端をコの字型に掛け、
隙間をなくす方法です。
サイドからの光漏れを効果的に防ぎます。
【リターン仕様の注意点】
通常のカーテンの採寸幅に
リターンの幅を加えたサイズで注文する必要があります。
DIYでリターンカーテンを手作りする方法
既存のカーテンを活用して、
リターンカーテンを自作することができます。
手順はシンプルです。
まず、厚手カーテン両端のフックを、
窓側のカーテンレールの固定ランナーに取り付けてください。
カーテン横からの光漏れを防ぎ、
同時に冷気や熱気の侵入も大幅に抑制できます。
ただしカーテンの幅が短い場合、
真ん中に微細な隙間ができることも。
『真ん中の光漏れ対策』も併用することをおすすめします。
窓枠よりも大きいカーテンレールを選ぶメリット
レール交換・取り付けの際は、
窓枠よりも長いカーテンレールを検討しましょう。
左右に余裕が生まれ、
隙間を最小限に抑えることができます。
窓を広く見せる効果があり、
高級感あふれる雰囲気を演出できるのもポイントです。
【カーテンレールサイズの目安】
窓枠の寸法にプラスして、
20センチ程度が適しています。
エアコンなどカーテンレールに
干渉する可能性のある要素がないかも確認しておきましょう。
リターンマグネットの有用性と活用方法
窓サイドの壁に穴を開けられるなら
「リターンマグネット」を検討してみるのも有用です。
壁に取り付ける装置で、
カーテンの生地の両端を磁力を使って
しっかり固定することができます。
ただし、窓サイドの壁には
家電や家具などが配置されていることも。
その場合、設置ができない可能性もあるため確認しておきましょう。
カーテン上部の隙間を解消する方法
カーテンレールと窓枠の距離が狭いと、
カーテンの上部に隙間が生じます。
この問題に対処する方法について、以下で詳しく解説します。
布を掛けるアイデアと実践方法
最も簡単な方法は、
カーテンレールの上部に布をかけることです。
この方法は手軽で簡単に実行できますが、
カーテンを開閉する際に布がズレやすく実用性はやや低め。
一時的な対処法として考えると良いでしょう。
Bフックを使った取り付け方法
窓枠すぐ上にレールがある場合、
カーテンとの間から光が漏れることがあります。
この問題に対処するために、
Bフックを使用してカーテンを取り付けする方法をご紹介します。
【Bフック】
カーテンをレールよりも少し上に
持ち上げて取り付けるフック
【Aフック】
レールと同じ高さにカーテンを
取り付けるカーテンフック
Bフックを使うことで、
レールとカーテンの距離を保つことができます。
既存のカーテンをBフックに変更する場合、AフックとBフックを自在に調節できるアジャスターフックが便利です。
ただし、装飾レールのように端に飾りがついているカーテンレールの場合、Bフックの取り付けが難しいことがあるため、事前に確認が必要です。
トップカバーの取り付け方法
新しいレールを購入する際は、
トップカバーが付いているものを検討すると良いでしょう。
レール上部を覆う役割を果たし、
上からの光漏れを効果的に防ぐことができます。
近年では、既存のカーテンレールに
後付けできるタイプも入手可能です。
カーテンボックスの有効活用方法
カーテンボックスは、
カーテン上部やレールの設置部分を
隠すための便利なアイテムです。
トップカバーと同様に、
カーテンレールを完全に覆うことができます。
正面付けの方法とメリット
カーテンレールを天井付けすると、
カーテンとレールの間から光が漏れることがよくあります。
しかし、窓枠よりも上の壁に
正面付けすることで、光漏れを一部防ぐことができます。
カーテンレールを取り付ける高さは、
窓枠よりも約10~12センチ高い位置が理想です。
海外インテリアのような雰囲気を
演出できるのもポイントです。
窓をより大きく見せることができ、
室内のインテリア性も向上します。
カーテン中央部の隙間対策
カーテンの幅に余裕がない場合、
中央部分に隙間が生じやすくなります。
しかし、カーテン中央の隙間は
身近にあるものでも簡単に対処できることも。
ぜひ試してみてくださいね。
クリップやマグネットを使ってカーテンを留める方法
左右のカーテンをクリップや
マグネットで留めてみましょう。
簡単に中央部の隙間を解消することができます。
寝室など視線が気にならない部屋なら
洗濯ばさみなどを使っても問題なさそうですよね。
もし見た目にもこだわりたい場合は、
専用のマグネットを活用。
文房具などで可愛らしいクリップを
選んで使用するのも良いでしょう。
この方法を試すことで、カーテンの中央からの光漏れを効果的に防げます。
マグネットランナーの取り付け方法
カーテンを閉じたときに、
左右のカーテンが完全に合わない場合、
マグネットランナーを利用してみるのがおすすめです。
マグネットランナーは、
左右のカーテンがしっかりとくっつくように設計されたランナー。
ホームセンターやインテリアショップで数百円で入手できます。
既存のカーテンレールに簡単に後付けできるのも魅力です。
アイロンの蒸気を活用してクセを伸ばす方法
カーテンにクセやシワがついて、
真ん中がうまく閉じられないことがあります。
このような場合、
霧吹きやスチームアイロンの蒸気を活用すると良いでしょう。
【アイロン、スチームの注意点】
高温のアイロンを直接使用すると、
生地を傷つける可能性があります。
蒸気をカーテンに当てる際には
アイロンをカーテンから遠ざけるようにしましょう。
カーテン下部の隙間を解消する方法
ベッド近くの腰高窓から光漏れすると、
快適な睡眠を妨げることがあります。
また、ホームシアターなどでも、
しっかり光をシャットアウトしたいですよね。
幸いにもカーテン裾からの光漏れを
効果的に防ぐ方法はいくつかあります。
以下で、対策方法を解説します。
アジャスターフックを使ってカーテンを調節する方法
既製サイズのカーテンを購入すると、
完璧にフィットしないことがあります。
カーテンが短いと、
下から光が漏れてしまうこともあるでしょう。
そのような場合に役立つのが、
アジャスターフックです。
カーテンの丈を調整できます。
商品によって調整幅は異なりますが、
一般的には±4センチ程度です。
もしカーテンが極端に短い場合は、
カーテンの交換も考慮してみる価値があります。
腰高窓の場合カーテンの丈は長めに設定
腰窓や小窓のカーテンは、
採寸サイズよりも長めの丈で注文するのがおすすめ。
窓枠の下から+15センチのサイズで
注文するようにしましょう。
長ければ長いほど遮光性や遮熱性は高まります。
床近くまでカーテンの丈を設定するのもおすすめです。
パドリングスタイルにする方法
カーテンの裾を床に垂らすデザイン
通称「パドリングスタイル」もおすすめの方法です。
カーテンの下端からの光漏れを
心配する必要がほとんどありません。
日本では一般的ではありませんが、
海外のインテリアデザインでは非常に人気があります。
部屋全体に高級感と、エレガンスさをもたらします。
窓枠内へのロールスクリーン取り付け術
小窓や腰高窓で、窓枠上部にカーテンレールがある場合
遮光のロールスクリーンを併用するのもおすすめです。
カーテンが非遮光タイプである場合でも、
この組み合わせによって遮光性を向上させることができます。
まとめ
この記事では「カーテンの隙間対策」
について詳しく説明してきました。
カーテンに隙間ができると、
光が漏れ込んでしまう可能性があります。
また、冷気や熱が入ってしまうことで
冷暖房の効率も落としかねません。
カーテンの丈や幅に余裕を持たせて、
隙間を生じにくくしましょう。
また、紫外線や外からの視線が気になる方は、
ガラス用フィルムなどを活用するのもおすすめです。
自宅で簡単にできる
隙間対策もぜひ試してみてくださいね。
■カーテンのプロがお手伝いします◎
「やっぱりカーテンのプロに相談したい」
「コーディネートのアドバイスも受けたい」
そんな方もお気軽にお問合せください◎
「サイズが心配で採寸を頼みたい…」
という方には、出張採寸も行っています!
1cm刻みのカーテン通販専門店パーフェクトスペースカーテン館
最短・翌日出荷、全国への出張採寸サービス、土日祝日も営業しているお客様相談窓口、カーテンの無料サンプル請求、各種メーカー商品の取り扱いなどお客様に満足していただけるサービスを提供し続ける日本最大級のオーダーカーテン通販専門店です。5000種類以上のデザインから選べるオーダーカーテンでお客様の理想の窓辺づくりのお手伝いをいたします。
最短・翌日出荷、全国出張採寸、土日祝も営業しているご相談窓口など、お客様に満足していただけるサービスを提供し続けるオーダーカーテン通販専門店です。お客様の理想の窓辺づくりのお手伝いをいたします。