「カーテンを洗いたいけどベランダや部屋に干すスペースがない…」
「大通りに面した部屋だから、クリーニングに出して数日カーテンがないのは困る…」
といったカーテンの乾燥に関する疑問・悩みをもつ方は少なくありません。
ですが、手っ取り早くできるからといってカーテンを乾燥機にかけるのはおすすめできません!
この記事では、その理由と正しい洗濯の仕方について販売店のプロが解説していきます!また、すでに乾燥機にかけて縮んでしまったという方にも、対処法をお伝えしますので参考にしてみてくださいね。
そもそも洗濯機自体使っていいの?と不安になった方、本当は洗濯の仕方を知らずになんとなく洗ってしまっているという方は、こちらもご覧ください。
洗濯が可能なカーテンを見たい方は、こちらからご覧いただけます。
もくじ
カーテンを乾燥機で乾燥させるのが良くない理由
▲特殊な樹脂加工が叶えた、白とニュアンスカラーのカラバリ×完全遮光カーテン<マリッジ>
カーテンを乾燥機にかけてはいけない理由は、ずばり!カーテンが収縮して生地が劣化する可能性があるからです。
収縮にも2つのパターンがあります。
①熱による収縮:
カーテンに使用されている繊維の中には、高温に弱いものがあります。特にナイロンやポリウレタンなどが該当します。
②圧力による収縮:
デリケートな天然繊維を使ったカーテンは、乾燥機の回転による圧力で繊維同士が絡みついたり、歪んだ形になったりして縮んでしまいます。特にウールや綿などが影響を受けやすい素材です。
くわえてシワが発生するリスクも…
そうなったら大きな生地なので、アイロンがけするのは一苦労ですよね。
乾燥機は高温で高速に回転するため、カーテンには大きなストレスがかかります。
このような要因から一部の素材を除き、乾燥機使用をNGとしている製品がほとんどです。
衣類と同様にデリケートな素材や大切に扱いたい場合は、自然乾燥が最適です。
低温でもカーテンに乾燥機を使うのはNG
「低温ならそんなに負担がかからないから大丈夫なのでは?」と思われるかもしれませんが、それでも乾燥機乾燥はしないほうが良いです。
理由は、低温でもカーテンが縮んでしまう可能性があるからです。
一部のポリエステルなどは熱に強く、縮みにくい素材もあります。
それでも乾燥機の過度な使用はしわや予期せぬトラブルを引き起こすことも。
乾燥機を利用する場合は、自己責任で行うことをお勧めします。
乾燥機でカーテンが縮んだ場合の対処法2選
乾燥機を使用し生地が縮んでしまうと、繊維自体が変形するため元の状態に戻すのは非常に困難です。
それでも何とかならないかと思われた方は、一度、以下の方法を試してみてください。
①自宅の浴槽を利用する
浴槽に水を溜めてリンスやコンディショナーを溶かし入れ、カーテンを漬け置き。ごく短時間(30秒程度など)脱水をかけて自然乾燥させる方法です。
※カーテンレールに干して乾かします。
②クリーニング店に依頼
クリーニング店に相談すれば若干の改善が見込めることも。
いずれにしても大幅な縮みを回復させるのは難しいため、乾燥機の使用は避けるのをおすすめします。
シワをつけないで洗濯したいのであれば、洗濯表示の確認が重要
ただでさえアイロンがけは準備も作業も面倒。
なおかつカーテンとなれば、その手間は計り知れません。
一度取り付けたら少なくとも数か月はかけっ放しになることもあり、できる限りしわをつけず美しく乾かしたいですよね!
そのためには洗濯表示の確認が大事です。
洗濯表示に沿って、正しく洗濯を行うだけでシワの発生を大幅に防ぐことが出来ます。
桶のマークは、洗濯機を使用して洗濯できることを示します。
ただし、表示されている温度以下で洗濯する必要があります。
一方、横棒(━)の入った表示は、デリケートな洗濯処理が必要なことを示しており、手洗いモードなどで洗濯するようにしましょう。
手洗いに適したアイテムと手洗いのコツ
この表示のあるカーテンは洗濯機を使用せず、浴槽などに40度以下の水を張り、優しく押し洗いや踏み洗いを行ってください。
生地が繊細なため、もみ洗いは避けましょう。
洗濯不可のアイテムと適切なお手入れ方法
レーヨンなど、水に弱い素材のカーテンには、しばしばこの表示が付いています。洗濯機や手洗いでの洗濯は避けましょう。
しかし、洗濯処理ができない場合でも、ドライクリーニングが可能なことがあります。表示を確認して、適切なお手入れ方法を選びましょう。
カーテンの美しさを保つお手入れ方法
まず抑えておきたいのが洗濯をし始める時間帯。
ドレープ(厚手)カーテンを洗濯する場合、乾燥に時間がかかるため午前中に始めるのが賢明です。
また、前準備としてカーテンを数回開け閉めしたり、ブラシをかけたりして目に見える汚れは取り除いておきましょう。頑固な汚れは剤を入れた50-60℃のぬるま湯につけ置きしておいてから洗うのがオススメです。
詳細なカーテンの洗濯方法は、次の記事をご覧ください。
カーテンの美しさを保ち乾燥させるなら半ぬれ干しがおすすめ
洗濯が終わったら、次は手短に脱水作業を行いましょう。
カーテンを再度きれいにたたみ直してから脱水機にかけると、しわができにくくなります。
手洗いの場合は、カーテンを手前からくるくると丸めながら、軽く押して水を絞ります。
脱水後はすみやかにカーテンレールまたは物干し竿にカーテンを掛けて、自然乾燥させましょう。カーテンの場合半分濡れた状態の「半ぬれ干し」がおすすめです。
- 1.すぐに干す
- 2.カーテンレールに干す
- 3.カーテンを軽く伸ばす
- 4.カーテンを優しくたたく
- ※持ち運びの際に水分がぽたぽたと垂れてこない程度にしましょう。
以上が干す工程で、しわや折り目を防ぐコツです。
カーテンの干し方はこちらの記事で、詳しく解説しています。
ぜひこちらの記事もご覧ください。
カーテンを干す際の注意点
カーテンを干す時の注意点は、シワの防止だけにとどまりません。
カビや匂いなど、その他の観点でも見ていきましょう!
カーテンの重みに注意
水を含んだカーテンはかなりの重量になりますので、生地が重いものの場合、物干しざおやそれを支える部分が破損する可能性もあります。
生地が厚手で重い遮光カーテンやドレープカーテンを取り扱う際には、物干竿を2本使用して、横から見た時にM字になるように乾かすと良いでしょう。
生乾きのにおいに注意
手間をかけて洗濯したのに、なんとも言えない生乾きのにおいが残ってしまうことも。
生乾きを防ぐために、天気の良い日に1枚ずつ洗濯を行うように心がけましょう。
複数枚干す場合には物干竿を活用することをおすすめします。
カビの発生に要注意
カーテンレールで室内にカーテンを干す際、床や壁に水滴が残るとカビの原因となる可能性があります。
先にもお伝えしましたが、カーテンを一部脱水させてから干す習慣をつけましょう。
床に新聞紙やタオルを敷いて水を吸収させれば、さらに安心です。
シワや型崩れを防ぎたいなら形状記憶という手段も
「意外と面倒かも…なるべく手間を減らしたい」
「より美しいヒダが維持できるカーテンが欲しい」
という方もいますよね。
そんな方におすすめなのが「形状記憶カーテン」です。
形状記憶加工とは、水に濡れても簡単に元に戻らないひだ(プリーツ)を付ける特殊な加工です。
この加工により、カーテンの型崩れを防ぎ、しわがつきにくくなります。
当店では形状記憶加工のカーテンを多く取り揃えてます。
ぜひお気に入りのものを探してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
カーテンを乾燥機で乾かすデメリットは、お分かりいただけたかと思います。
代わりに、カーテンレールに吊るして「半ぬれ干し」する方法を試してみてくださいね!
脱水時間を短くして水分を含んだ状態のまま自然乾燥させれば傷みを最小限に抑えてカーテンをきれいに保つことができます。
洗濯するタイミングだって大切です!
いや~な生乾きの中で食事したり、家族で過ごしたりするのは避けたいですよね?
よく晴れた日を選んで、窓を開けて風通しを確保して洗濯をしましょう。
また形を美しく保つためには、そもそも洗濯可能なカーテンを選ぶことが大事です。
当店では洗濯可能な商品を多数取り揃えておりますので、ぜひご覧くださいね。
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