い草の香りにほっと心が安らぐ「和室」
和室の窓辺と言えば障子(しょうじ)がついているのが一般的でしたが、破れてしまうなどメンテナンスが大変…ということもあり、近年では障子以外を使用することも多くなりました。
障子の代わりに使用される代表格はカーテン。レールを取り付けるだけで簡単に設置できるので、元々は障子をつけていた箇所に取り付けられることも多いです。ただ、手軽で良いけれど、洋風なイメージも強いのでなんだかちぐはぐでダサい和室になってしまう…という声もちらほら。
そんな時におすすめなのが、プリーツスクリーン・ブラインド・ロールスクリーンの3つのアイテム。トレンド感も抜群で、取り付けるだけで簡単におしゃれな和室を叶えてくれます。
また、カーテンを選ぶ場合でも「3つのポイント」をしっかりおさえておけば、おしゃれな和室が叶いますよ◎
- カーテンの代わりに和室で使いたい3つのアイテム
- カーテンでもおしゃれな和室を叶える3つのポイント
和室のイメージにぴったりと合う、おしゃれなアイテムを見つけましょう!
もくじ
カーテンの代わりに和室で使える3つのアイテム
さっそく、和室におすすめの3つのアイテムをチェックしていきましょう。
▼おすすめの3アイテムとカーテンの比較
プリーツスクリーン ハニカムスクリーン |
ブラインド | ロールスクリーン 経木 |
カーテン | |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
おすすめ度 | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
調光 | △ (ペアタイプなら○) |
○ (完全に遮蔽するのは難しい) |
△ | ○ |
風通し | △ (薄い生地であれば多少) |
○ (風に揺れて窓枠に当たるとカタカタ音はしてしまう) |
△ (薄い生地であれば多少) |
○ |
大きい窓 の操作性 |
△ (ブラインドと比べると操作性は軽い) |
× (操作性がかなり重い) |
△ (ブラインドと比べると操作性は軽い) |
◎ |
その他 | 和紙調の生地も多く 和室に最も馴染みやすいアイテム |
大きいサイズを取り付ける場合は 電動がおすすめ!! |
間仕切りや目隠しとしては 使い勝手が良い |
遮光・UVカット等 機能性が充実 |
200×200cmの参考価格 | ¥40,000 ~¥120,000 |
¥50,000 ~¥100,000 |
¥25,000 ~¥100,000 |
¥5,000 ~¥80,000 |
※価格はあくまで参考値のため、実際の金額はお選びの生地・サイズによって異なる場合があります。
プリーツスクリーン・ハニカムスクリーン

和室の窓辺を飾るのにおすすめなアイテム1つ目は「プリーツスクリーン・ハニカムスクリーン」です。
蛇腹上のスクリーンが特徴で、上下に開閉することで調光をします。
和紙のようなテクスチャのものも多く「破れない障子」のような感覚で取り入れることができます。※もちろん刃物のような鋭利なものがぶつかると破れてしまう場合があるのでご注意くださいね!
障子の代わりに非遮光の生地1枚で作るのもおしゃれですし、機能性をもたせるのであれば厚手の生地とレース生地がひとつになっている「ペアタイプ」にすると、より調光しやすくなります。
ハニカムスクリーンは一見プリーツスクリーンと、瓜二つ。ですが、横からみると六角形が連なる形状となっていて、空気層をつくることで遮熱・保温性がアップした優れものです。
和室が寒くて困っている…そんな場合は特にハニカムスクリーンを選ぶと良いですね!
【注意点】
プリーツスクリーン・ハニカムスクリーンは上下に開閉するアイテムです。詳細は選ぶ操作方法によって異なりますが、一番ポピュラーな「チェーン式」の場合、開ける際にカラカラとチェーンを回すことでスクリーンを昇降させる必要があります。
操作自体は重たくないのですが、それでも出入りの多い窓に取り付けると開け閉めが大変かもしれません。
ブラインド

おすすめアイテム2つ目は「ブラインド」。
ブラインドの最大の特長は、目隠しをしながら調光や風を通せる点。高温多湿になってしまうとカビやダニが心配な畳の部屋だからこそ、調整がしやすいブラインドは和室向きといえます。
なかでも和室と相性が良いのは、木製のウッドブラインドです。和室は畳などの自然素材が多く使われているからこそ、木製のアイテムがすっと空間に馴染みます。
【注意点】
プリーツスクリーン・ハニカムスクリーンと同様、基本的には上下に開閉をするアイテムなので大きな窓の開け閉めは大変です。特にウッドブラインドは操作感も重たいので、例えば洗濯ものを干すのに出入りする窓に設置をしたいという場合はかなり注意が必要です。
おしゃれだからどうしてもブラインドにしたい!!という場合は、
・2台に分けて1台あたりの操作を軽くする
・自動降下タイプや電動タイプを選ぶ
等の工夫をすることで、いくらかデメリットを軽減することができるでしょう。
ロールスクリーン/経木

おすすめアイテム3つ目は「ロールスクリーン」。
近年おしゃれな窓回りアイテムの代名詞のようになりつつあるロールスクリーン。和室にもすっきりモダンな印象をプラスしてくれます。自然素材風のデザインのものを選ぶと、すだれのような感覚で和室を飾ることができます。
また、竹等の天然素材を使用したロールスクリーン(経木(きょうぎ)と呼ばれます)も和室にぴったり。経年変化で色合いが変わっていく姿には、天然素材ならではの風情を感じます。
ロールスクリーンは窓辺に飾るのにはもちろん、間仕切りとして使うのにもおすすめです。
和室への入り口や和室の棚の目隠し等に使用すると、おしゃれですね。
【注意点】
ロールスクリーンは、風を通したい窓にはやや不向きです。厚みのある生地を使用することが多いので、面で風を受けてしまうため風を通すにはスクリーンを上げる必要があります。目隠しをしながら風を通す、ということが苦手なアイテムです。
カーテンでもおしゃれな和室を叶える3つのポイント
スクリーンやブラインドはおしゃれである一方で、風通しや調光の面ではそれぞれアイテムごとに得手不得手がはっきりとしています。操作性もそれぞれで異なるので、条件によってはなかなか理想のものが見つけられない…ということもあるかもしれません。
その点カーテンはドレープ・レースそれぞれに機能性もあるので、その組み合わせによってそれぞれの要望にあった調整がしやすいという大きなメリットがあります。カーテンは使い慣れている方も多いという面でも、やっぱり取り入れやすい優秀アイテムです。
では、和室にカーテンを「おしゃれに」取り入れるにはどうしたらよいでしょうか?
- ・色を絞る
- ・柄を絞る
- ・2倍ヒダやシェードを選ぶ
それぞれ具体的に内容をチェックしていきましょう!
色を絞る
まず1つ目のポイントが、色を絞ること。和室カーテンの失敗でありがちなのが、空間に馴染みにくい色を選んでしまうケースです。
お部屋全体の色合いとカーテンの色があっていないと、カーテンが浮いてみえてしまい「洋」の要素が強くなってしまいます。そうなると、どんどんちぐはぐな印象に…。
だからこそ色を絞って選ぶことが、一番大切なポイントです。和室におすすめのカラーは大きく2種類。
①アースカラー
アースカラーは、土や木の幹の色のような、自然界でも見られる色を指します。
和室はい草をはじめ天然素材が多く使われているので、自然環境にある色調との相性が抜群です。
お部屋全体の雰囲気がふわりと優しくなるので、和室を憩いの空間にしたい場合はアースカラーを選ぶと良いでしょう。
②ニュートラルカラー
ニュートラルカラーは、白や黒、グレー等の無彩色を指します。最近では無彩色に近いくすみカラーも広義で含むことが多いです。こちらはアースカラーと比べるとちょっぴり上級者向け。和室をモダンな空間にしたい場合におすすめです。

特に黒やグレー等の畳を使用している場合は、カーテンもニュートラルカラーで合わせることで、よりすっきりとスタイリッシュな印象に仕上がります。
柄を絞る
2つ目のポイントが、柄を絞ること。色と同様、空間にすっと馴染んでくれるデザインを選ぶのがポイントです。おすすめは3パターン。
①花柄・植物柄

花柄や植物柄は言わずもがなですが和室との相性が抜群です。

プリントデザインのものだと、どうしてもカジュアルでポップな印象に。ジャガード生地のような織り柄を選ぶと、より良いでしょう。
②幾何学模様

すっきりとした印象にするなら、幾何学模様がおすすめです。日本の伝統的な紋様である「吉兆柄」にも幾何学模様が多く含まれていることからも、和室との相性の良さが分かりますね。

すっきりシンプルにまとめたいという場合はもちろん、カーテンのデザインは控えめにして盆栽や生花等を主役にしたいという場合にもおすすめ。幾何学模様はちょうど良い存在感で、趣のある窓辺を演出してくれます。
③無地ならざっくりとした素材や天然素材風を選ぶ

無地を選ぶ場合にもポイントがあり、できればざっくりとした生地感のものや、天然素材調のものを選ぶことがおすすめです。
表がつるんとした生地感のものを選ぶと、和室の中ではどうしても浮いてしまいがち。生地自体に風合いがあるものや、麻や綿等の天然素材を使用したものの方が和室との相性が良いです。

レースカーテンも、ほんの少し節(ふし)感が加わったものを選ぶだけで、白浮きせずにすっと馴染んでくれます。
2倍ヒダやシェードを選ぶ
3つ目のポイントが、2倍ヒダやシェードのスタイルを選ぶこと。
カーテンはスタイルによってヒダの印象が大きく変わります。
例えばホームセンター等で売っている既製カーテンは「1.5倍ヒダ」という仕様であることが多いですが、比較的カジュアルな印象になりやすい仕様です。
2倍ヒダにすると生地をたっぷりと使用した仕立てになるため、高級感が出てよりシックな印象になるのでおすすめです。
また、カーテン生地をシェードとして仕立てるのもおすすめです。

ロールスクリーンのようなすっきり感もありつつ、生地のバリエーションも豊富なのでおしゃれな印象になります。
あまり出入りのない窓はレース生地も一緒になっている「ダブルシェード」にすると、すっきり感と機能性が両方手に入って◎
出入りの多い窓はドレープ生地はシェードにして見た目すっきり、レースはカーテンにしておくと出入りのしやすさは確保できます。
まとめ

いかがでしたか?
今っぽい和室を目指すなら、すっきりとおしゃれなスクリーン類やブラインドがおすすめ。でも、カーテンはカーテンでポイントさえおさえておけば、おしゃれで機能的な窓辺が叶います。
それぞれ一長一短なので、和室の使い方も考慮しながら、ぴったりのアイテムを見つけてくださいね♪
この記事を読んで他にも疑問がある場合は、こちらから無料で窓周りのプロにご相談いただけます↓

・窓装飾プランナー
・インテリアコーディネーター
・リビングスタイリスト
・ライフスタイルプランナー
などの資格を持った経験豊富なプロが、商品の機能性から購入・採寸・取り付け、さらにはコーディネートなど何でも親切にお答えいたします! 是非お気軽にご相談ください。


1cm刻みのカーテン通販専門店パーフェクトスペースカーテン館
最短・翌日出荷、全国への出張採寸サービス、土日祝日も営業しているお客様相談窓口、カーテンの無料サンプル請求、各種メーカー商品の取り扱いなどお客様に満足していただけるサービスを提供し続ける日本最大級のオーダーカーテン通販専門店です。5000種類以上のデザインから選べるオーダーカーテンでお客様の理想の窓辺づくりのお手伝いをいたします。
最短・翌日出荷、全国出張採寸、土日祝も営業しているご相談窓口など、お客様に満足していただけるサービスを提供し続けるオーダーカーテン通販専門店です。お客様の理想の窓辺づくりのお手伝いをいたします。