カーテン用語集

オーダーカーテン

ご注文後にお仕立てする受注生産品のため、幅・丈ともにご希望のサイズに合わせてお仕立てが出来ます。ヒダは豪華な2倍ヒダが主流で、さらにお客様のご希望に合わせて様々なオプションを選べます。当店ではカジュアルな印象のフラットや1.5倍ヒダをご用意し、お手頃な価格にて販売しております。

ドレープカーテン

細い糸を高い密度で織りこんだ高級厚手生地や、プリント、遮光・断熱・遮音など厚手カーテンの総称です。

ミラーレース

昼間、外から室内を見えにくくするレースカーテンです。 鏡のように太陽光を反射させることで外からは見えにくくなっています。 ※外が暗くなるにつれてミラー効果は減少し、夜間は普通のレースカーテンと変わらなくなります。

プライバシーレース

昼も夜も外から室内を見えにくくするレースカーテンです。 ミラーレースに比べて生地の目を細く仕上げることで、夜でも透けにくい仕様になっています。
※目隠し効果が高い分、外の景色も見えにくくなります。また、日差しを遮るため昼間でも部屋がやや暗くなる傾向がありますが 『採光』機能付きのプライバシーレースをお選びいただく事で少ない光でもお部屋を明るくする事が可能です。

ボイルレース

極細の糸で平たく織った、軽くやわらかな手触りの生地です。 品のある透け感が、洗練された印象を与えてくれます。 ふんわりと風になびくしなやかな風合い、自然なドレープ感が魅力です。自然な光や風を楽しみたい方にオススメです。

エンブロイダリーレース

ボイルの生地に刺繍柄が入ったレースカーテンのことです。 柄は花柄がメインとなり多くは裾がウェーブ状になったタイプとなります。

両開き・片開き

ご注文頂くサイズのカーテンを中央で2枚に分けたものが両開き、分けずに1枚のものが片開きです。
※1枚売り・2枚セット限定の商品に関しましては、こちらの指定は不可となります。

例:幅200cm×丈200cmの製品の場合
両開き:幅100cm×丈200cmのものが2枚
片開き:幅200cm×丈200cmのものが1枚

結果として1枚でも2枚でも製品としての全体の幅は同じになります。

ヒダ

布を立体的見せる為に作られた、折り目(プリーツ)のことです。 カーテン上部に2つ、または3つの山を作ることで、布に波を持たせ立体的に見せています。

■フラット

実巾の1.1倍程(2mの場合は2.2m)の生地を使用し、ヒダなしでカーテンを仕上げることです。 シンプルでスマートな印象になり、柄が引き立ちます。(ゆとりを持たせたい場合は1.4倍の生地を使用します。) 使用する生地が一番少なく、お安いご予算で仕上がるのも魅力です。

フラット

■1.5倍ヒダ

実巾の1.5倍(2mの場合は3m)の生地を使用し、2つ山のヒダでカーテンを仕上げることです。 既製カーテンで一番多いのがこちらのタイプ。 2倍ヒダに比べ、仕上がりはすっきりとシンプルになります。

1.5倍ヒダ

■2倍ヒダ

実巾の2倍(2mの場合は4m)の生地を使用し、3つ山のヒダでカーテンを仕上げることです。 オーダーカーテンで一番多いのがこちらのタイプ。 仕上がりは高級感あふれる、たっぷりとしたウェーブになります。

2倍ヒダ

フック

カーテンをかけるための用具のことです。
当店ではご注文をする際、微調節が可能なアジャスターフックAまたはBを選ぶことができます。
Aフック…レールを見せるようにカーテンをかけるフックです。
Bフック…レールを隠すようにカーテンをかけるフックです。
「アジャスターフック」は名前の通り「フック部分」がカチカチと上下に可動してカーテン丈の微調整ができます。 Aフックは上方向に4cm上げる事ができ、(裾は4cm短くなります) Bフックは下方向に4cm下げる事ができます。(裾は4cm長くなります) 調整できる方向が決まっている為、ご調整を前提に購入される場合には丈にご注意ください。

Aフックはどんなカーテンレールにも対応していますが、Bフックは設置できるレールが限られます。
マンションなどで既にレールが付いている場合はレールに合わせたフックをお選びください。
これからレールを購入する場合にはレールを選ぶことで間接的にフックタイプを選んでいることにもなります。

ランナー

ランナーカーテンのフックを引っかけカーテンの開閉時にレールの中で移動するもの。

  • ランナー

    ■ランナー

    ランナーカーテンのフックを引っかけカーテンの開閉時にレールの中で移動するもの

  • 固定ランナー

    ■固定ランナー

    レール端左右先端のキャップに固定されている金具

  • マグネットランナー

    ■マグネットランナー

    両開きのカーテンを中央でぴったりと閉められる、マグネット付きのランナー

タッセル

カーテンを束ねておくための、ひもや房飾りのことです。 当店にてドレープカーテンをご注文いただきますと、カーテンと同じ生地にてお作りしたタッセルを無料でお作りいたします。※両開きは2本、片開きの場合は1本(レースカーテンにはつきません)

遮光

光をカットするカーテンのことです。 カーテンを閉めると外光が入らず、外へも光を漏らさないのでプライバシーを守ることができます。 また遮光のレベルに応じて、1級~3級の等級が設けられており、1級に近づく程、遮光性は高くなります。

  • ■昼間、室内の様子

    昼間、室内の様子
  • ■夜、外から見た室内の様子

    夜、外から見た室内の様子
遮光率 遮光レベル
完全遮光 100% 隙間部分以外からの光漏れを完全に遮断
1級遮光 99.99%以上 人の顔が識別できないレベル
2級遮光 99.80%以上、99.99%未満 人の顔あるいは表情がわかるレベル
3級遮光 99.40%以上、99.80%未満 人の表情はわかるが事務作業には暗いレベル

完全遮光

完全遮光カーテンは遮光率が100%と、生地の織り組織から光を全く通さない遮光カーテンです。 1級遮光と遮光率を比較するとわずか0.01%の違いですが、特に日中にその違いを感じます。

  • 完全遮光カーテンをかけた様子(日中)

    完全遮光カーテンをかけた様子(日中)
  • 遮光等級の比較(日中)

    遮光等級の比較(日中)
遮光率 遮光レベル
完全遮光 100% 隙間部分以外からの光漏れを完全に遮断
1級遮光 99.99%以上 人の顔が識別できないレベル
2級遮光 99.80%以上、99.99%未満 人の顔あるいは表情がわかるレベル
3級遮光 99.40%以上、99.80%未満 人の表情はわかるが事務作業には暗いレベル

さらに!完全遮光だけではないメリットがたくさん!

完全遮光以外にも遮熱・保温効果、遮音効果など、全ての機能をレベルアップさせる高性能カーテンです。 断熱効果で冷暖房の効率が良くなり、完全に遮音する事はできませんが、外から聞こえてくるセミの鳴き声や、ジェット機の飛ぶ音、 家の中から発する赤ちゃんの泣き声や、ピアノの音などは、高い遮音性を発揮します。

巾継ぎ

巾継ぎとは、原反の生地で作れる横幅よりも大きなカーテンを作る場合、生地を横に継いで1枚のカーテンにお仕立てすることです。
仕上がり幅が大きい場合、綺麗に巾継ぎをし、ご希望のサイズにお仕立てし、お部屋にあった世界に1枚だけのオーダーカーテンをお届け致します。
※1.5倍ヒダで1枚あたり横幅が90~100cmまでであれば、多くのカーテンが生地1巾(巾継ぎなし)で縫製されます。
※巾継ぎの発生するサイズは生地と仕様、柄の有無によって決まるため、お作りする都度異なります。
 巾継ぎの有無が気になる方は、お気軽にご連絡下さい。

巾継ぎ 巾継ぎ クリックで拡大

■シームレスカーテンについて

巾の広い生地を横方向に使用することで、巾継ぎを入らなくした「シームレスカーテン」のご用意もございます。

柄合わせ

当店のカーテンは一部商品を除き、ほぼ全ての絵柄カーテンで柄を合わせて巾継ぎをしております。
柄合わせにつきましてはベテランの職人が見栄えが良いよう最善を尽くしております。
※生地素材の特性によりましては、完全には出来ない場合がございます。
※デザインの都合上柄合わせができない場合がございますが、その場合には商品ページに明記されておりますのでご安心下さい。

柄合わせ

ライトウェーブ加工(形態安定加工)

縫製したカーテンのウェーブを熱の力で整える方法です。
ポリエステル、アクリルなどの合成繊維にのみ効果があり、綿、麻などの天然素材には効果がありません。
また、素材の混率により、ライトウェーブ加工をお受けできない場合がございます。

強度は、お洗濯4~5回程度まで耐えられる程度となります。 タッセルで日頃整えていただく、スチームアイロンでケアをしていただく事により ウェーブの形を綺麗に保つ事が可能です。
※横幅は300cmまで、高さは260cmまで対応できます。
※ライトウェーブ加工は、加工済みで販売している商品と、オプションでお選びいただく商品がございます。

ウェーブの形 頂点の丸みの径が比較的小さいウェーブの形
加工のタイミング カーテン縫製後
手法 熱を加えてウェーブを整える
素材 ポリエステル100%
効果の持続 洗濯4~5回まで
価格 比較的安いオプション
オプション追加 〇可

形状記憶加工

大きな真空釜にヒダを取る前のカーテンを入れて、熱と蒸気で形を取ります。
スカートのプリーツを取るのに良く使われます。
一度にたくさんのカーテンの加工ができるので、 既製品のカーテンを大量に加工するのに使われることが多いです。
ライトウェーブ加工と異なり、かなりの強度で加工されるので、洗濯をしても半永久的に型崩れしません。

ウェーブの形 頂点の丸みの径が比較的大きいウェーブの形
加工のタイミング カーテン縫製前
手法 真空窯で熱を加え形状を記憶
素材 ポリエステル100%
効果の持続 半永久
価格 比較的高い
オプション追加 ×不可

遮熱・保温

特殊なコーティングで熱気や冷気をカットすることにより、室内温度の著しい上昇・低下を抑えます。
夏、室内で気温が上昇するのは70~75%の熱が窓から室内へ流れ込むためです。
また、冬に暖房などを使用した室内から50~55%の熱が窓から逃げてしまいます。

  • ■夏の室内の様子

    昼間、室内の様子
  • ■冬の室内の様子

    夜、外から見た室内の様子
  • ■断熱性試験方法

    カーテンを吊るし内側にブラックパネルを設置し60分間赤外線ランプを照射。試験槽内温度を測定した結果です。

    保温性試験方法
  • ■保温性試験方法

    試験室内の温度を約25℃に調整。冷却装置を用いて冷気室内を60分間冷却し試験室内の温度変化を5分毎に測定した結果です。

    断熱性試験方法

試験機関:一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター 福井試験センター

防炎

防炎ラベルは、製品に防炎機能があることを示す証です。当店で販売している防炎機能付きカーテンには全て、防炎ラベルが縫い付けられています。

防炎ラベル

また、「必ず防炎カーテンを選ばないといけない場所」というのがあります。避難に時間を要することや火災拡大時の人命危険が大きい事から、消防法により使用するカーテンやじゅうたん等を防炎物品にしなければいけません。

■高層マンションや高層ビル

高層マンションなどの高層建築物は、居住している階に関係なく防炎カーテンを使用しなければいけません。(高層とは建物の高さが31メートルを超えるものをいいます。) なので、高層マンションの1階にお住まいの方であっても必ず防炎カーテンを選びましょう。

■公共施設・人の出入りが多い所

学校や病院、福祉施設などの公共施設、また映画館や飲食店、宿泊施設などの人の出入りが多い場所でも防炎カーテンが義務付けられています。

■防炎カーテンの必要性

カーテンはお部屋を彩ることだけでなく、遮光性や遮熱・保温といった機能が求められるインテリアです。その機能のひとつである防炎。 カーテンは布製品であるため燃えやすく、地震などの際に2次災害が大変心配です。 防炎機能付きカーテンは、通常のカーテンに比べ燃え広がりにくい性質のため火災の延焼を抑える働きがあります。

通常のカーテンですと、着火してから炎が天井に達するまで数十秒の猶予しかありません。 しかし防炎カーテンは炎が直接あたっても黒くこげる程度で燃え広がらず、 火災の延焼を抑える働きがあります。(上記写真参照)

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